桔梗の花言葉は「誠実」!
桔梗は五角形の星の形が美しく、その均等な形と、青・白・紫などの清らかな色合いから連想されて「誠実」という花言葉を持ちます。「永遠の愛」や「勝利」など花言葉がいくつもあり桔梗の印象を言い表していますが、その代表格が「誠実」です。
「誠実」は花を贈りやすい花言葉でもあります。親しくしている間柄や身近な人へ、先輩後輩や、上司や同僚などの職場関係にも、男女年齢を問わず贈ることができます。夏の花選びに迷ったら、涼しげなブルーの桔梗をチョイスしてみてはどうでしょうか?
桔梗の花言葉
青紫や白に細く筋の通った花弁が美しく、秋の七草としても古くから愛されてきた桔梗にはいくつもの花言葉が存在します。由来もさまざまで、その形からイメージされるものや言い伝えから生じたものもあります。ひとつひとつ紹介していきます。
桔梗の花言葉①永遠の愛
「永遠の愛」は主要な桔梗の花言葉です。これは昔、桔梗という女性が戦に送り出した恋人を生涯待ち続けたという言い伝えがあり、その純真な一途さから生じたものです。執拗な思いではなく、健気な思いという意味合いでつけられている言葉です。
桔梗の花言葉②誠実
桔梗の花言葉の代表的なものに「誠実」があります。端正な五角形と青・白・紫などのすっきりとした色合いは誠を重んじる象徴のようにも見えます。公正な風柄に桔梗を好む人も多く、夏の花束にはかなりの確率でエントリーしています。
桔梗の花言葉③清楚・従順
山野にひっそりと咲く可憐な桔梗にぴったりの花言葉です。日本最古の歌集である万葉集にも登場し日本では親しみやすい桔梗は、花言葉においても、古き良き日本の女性の魅力にも通じる清らかさを漂わせます。
桔梗の花言葉④多得
「多徳」は漢字表記が由来します。漢字のつくりから、更に吉を招き縁起が良いとされました。織物の柄や家紋に使用され諸家に広がり、昔から親しまれている由縁にもつながります。縁起の良さから鉢植えや庭先に植えたりするのにも人気です。
桔梗の花言葉⑤勝利
「勝利」は家紋に桔梗の花をつけていた武将が、戦いに勝利したことが由来となっています。桔梗紋を使用した土岐氏は有名な士族です。現在も験担ぎとしてスポーツや選挙、試験のシーンなどで桔梗を贈る人が増えています。病気やけがに勝つという意味でお見舞いにも向いています。
桔梗の花言葉⑥執念
「執念」は桔梗のイメージには意外性を感じる強い言葉です。これも昔、桔梗という女性が戦へ送り出した恋人を生涯待ち続けたという言い伝えから生まれたものです。可憐なイメージの桔梗が持つ芯の強さをあらわしています。
桔梗の色別花言葉
青色や紫色が一般的ですが、桔梗には白やピンク色もあります。ここでは桔梗が持つ色別の花言葉をそれぞれ紹介します。なかには「薄幸」という後ろ向きな意味の言葉もあるので、桔梗の花を贈るときに参考にすると良いかもしれません。
桔梗の色別花言葉①紫と青は「気品」と「高貴」
青や紫の深い色合いは気品が漂い、紫色を高貴な色とした時代の背景もうかがえます。この花の持つ印象をそのまま花言葉にしたような一体感があります。花の色が濃いほど「気品」と「高貴」の印象も色濃く感じられます。
桔梗の色別花言葉②白は「清楚」と「従順」
とりわけ清々しい美しさの白い桔梗は光に目映く輝く純真な花の印象を受けます。「清楚」は野山に静かに咲く姿がしっくりきます。「従順」は、主に忠実に付き従うというよりは、素直な心を持って協調性を大切にするというイメージで、プラスに考えると良いでしょう。
桔梗の色別花言葉③ピンクは「薄幸」
ピンクの桔梗は儚げで弱々しい美しさを持っています。もともとは山野草でひっそりと咲く希少種、そういった印象もあってか「薄幸」という花言葉を持ちます。憂いのある美しさのイメージです。可愛いピンクの桔梗ですが、贈り物にするには気をつけたほうが良さそうです。
日本と異なる外国の花言葉
桔梗は西洋でも愛されている花で花言葉もいくつかあります。日本と同様に「誠実」を意味するものが多いなか、ひとつだけ日本にはない「友の帰りを願う」があります。