大神源太とは?ジー・オーグループ詐欺の主犯格
奇抜なキャラクターで、言動が当時から注目を集めますが、2002年に突如判明した詐欺事件の主犯であります。会社の上層部率いる組織的な悪だくみだと実刑判決を科せらるのでした。
15年以上も前の出来事でありますが、ネットの普及に伴って、現在も姿を観覧することができますが笑いのツボとして幅広い年齢層に、用いられます。
悪だけど自分に酔い、独特なオーラを解き放った男は、どこか憎めず笑いの要素を含んでいることで偉大な人物ともてはやされつつあります。大神源太の素性をみていきます。
大神源太の生い立ちを紹介!プロフィールや経歴は?どんな性格?
性分は学生時代から発揮していました。高校からいつかデカい男になると公言しては、夢を語ります。いわゆるビッグマウスでした。成人を迎えると、詐欺で汚い金をまきあげて多くの資金を懐へしまっています。
怪しいにおいが漂ってきますが、深く知るほど面白い人物だったことが判明します。まずは大神源太のプロフィールからみていきます。
大神源太の経歴と性格①福岡の工業高校を退学
とにかくお金持ちになるぞという願望が人一倍あって、常に成功をシチュエーションしていたとされます。勉強よりも社会へ早く出て自立したい思いが強かったのです。
学業に力が入らず、授業中も居眠りしたり立ち上がったりと妨害します。ときには無断で休んでいたため手に負えないと教師もお手上げ状態でした。荒れた青春時代を送っていました。
規則のある学校よりも自由を選んだ大神源太は中退を決意し社会人の一歩を歩みます。大人へのステップアップには心踊らして期待膨らませていたと思われます。
大神源太の経歴と性格②「ビッグになる」など劇場型の発言が多い
名言を世に残したかったのかと思えるほど、演技のような言葉を人にかけています。目指す人は矢沢永吉で、大物になることを夢見ていたのです。
明確なルートが定まっていないにもかかわらずアジアを救うのは僕ですとイメージビデオ内で大きな課題を語っています。一方で、人は守ってくれないと孤独感漂う内容も語っていて社会の厳しさを物語っているようです。
逮捕の一部始終を報道局で流そうとカメラが集結する中、大神源太は俺だから大丈夫と根拠のない自信を拡散します。
小説に登場する人物が述べるような言葉を平気で使いこなす姿は、ストーリーの主役になりきっているみたいだったのです。後に名言として語り継がれることになるのです。
大神源太の経歴と性格③筋トレ・服にこだわるナルシスト
彼なりのこだわりがあり、スーツは絶対にセレブ御用達ブランドと決めていました。綺麗なシルエットが出るように自身の体型維持も欠かせません。筋力強化をして見た目の美しさも徹底的に求めます。
大神源太の顔は整っていたために、まわりからチヤホヤされるのです。自分でも認知していて写真を撮影しては画像やカレンダーを作成し、モデルさながらに金もうけ商材にあてていました。
高級な衣類と引き締まったボディは武器として、商売道具に使っていきます。どういった演出が好印象に見せてくれるか審美眼がありました。隠れファンが存在し、密かな需要があったのも事実です。
大神源太の経歴と性格④フィリピン人の妻と結婚し豪遊
ビジネスの拠点がフィリピンであったことから、必然的に交流も増えます。ラブユーと言っては最愛の伴侶に愛情表現をしています。相手も忙しい大神源太を陰で支え、尽くしました。
お互い協力し合って家族として過ごしていく関係性は良好でした。汚いお金で購入したロールスロイスは専属のドライバーを雇い、賃料400万のお屋敷で暮らすゴージャスぶりも、一般からはかけ離れた世界です。
首には純金の太いネックレスを身に纏って、第一印象からセレブですと世間へアピールしているかのような風貌でした。
逮捕の直前もフィリピン人の妻へと電話する愛妻家?
海外の人たちは愛情表現が常日頃の日課ですが、日本人は感情を表に出すことは恥ずかしいものなのだと認識されているため日々の生活のなかで、愛を伝えることはしないとされます。
寡黙なことが男らしいといった日本男児像が定着しているのです。大神源太は海外生活が長いためか、大神源太は日ごろからラブを伝えていました。
留置所へ輸送される前にも、コールしラブユーとだけ伝えて切ってしまうのでした。悔いがないように一時のさよならを言いたかったのでしょう。
逆に彼もオープンに気持ちを出してくれるパートナーがフィッティングが心地いいのでしょう。
大神源太の経歴と性格⑤訪問販売違法で有罪になり罰金を支払う
言葉巧みに購入意識を寄せ高めます。女性にとって、年を重ねてもお綺麗でいたいのです。しわやハリに効果的なことや、アンチエイジングに最高だといわれてしまったら、試してみようかなと心が揺らぎます。
金だけを吸い上げ、商品を手元に送らない架空の取引を繰り返してはクレームの嵐であっけなく捕まります。刑務所生活ではなく罰金の50万支払うことで和解とし、世に出されて収束を迎えています。
大神源太の経歴と性格⑥ジー・オーグループの代表に就任
ここから大神源太は、際立てる活躍ぶりを世間に見せしめていきます。以前の化粧品販売では、腕試しだったかのように自分の実力を誇示します。顧客が集まったことで自信となったといえます。次こそ失敗しないように完全犯罪を目指したのでした。
頭文字をとった会社名GOグループ(げんた・おおがみ)の取締役として作り上げました。都内の一等地である港区に社を構え、勝ち組になったかのような風格を見せつけてはブラック企業として歩み出しました。
若くして起業することは並大抵の力では叶いません。努力も能力もありました。健全に運営されていたら、現在も成長を遂げたジーオーが見れたかもしれません。
大神源太の経歴と性格⑦詐欺事件の主犯として逮捕される
前回の逮捕によって経営魂が燃え上がったかのように、頭角を現していきます。系列会社は6社ありました。
おもに動画の編集、情報誌の発行や債権回収といった業務の名を掲げていましたが実際には稼働していなかったのです。などの様々なグループカンパニーを総括していました。
大神源太は新しい工作を考えて、騙していくことで巨万の富を得ようとするのです。日本の警察の目は鋭く逃れることはできなかったのでした。再度御用となり、実刑判決が課せられるのです。
詳しい一連は、のちにご説明していきます。
大神源太の現在は?出所後はどうなる?
本人はいまだ服役中ですが現在も注目され続けています。じつは部下たちがせっせと詐欺を続けていて働きアリのようにボスへ一部手渡しているのではというブラックな情報もあるのです。
現在の大神源太の様子に迫ります。
Facebook上に「大神源太を見守る会」が発足している
塀の中にいるリーダーこと大神源太を世に広く知ってもらおうと立ち上げられたようです。管理人である人物は日本各地の刑務所へ手紙を送り、やっとのことで返事が来て居場所が分かったとアップしています。
よほど嬉しかったことがみてとれます。SNSへあげるくらいですから心酔しているのがわかります。日の当たらない暮らしを虐げられている今も、こうやって注目され根強いファンがいることも事実なのです。
日本中にごまんとあるなかで、諦めずに突き止めた執念には熱意を感じるものです。元気であるかを確認したかったことと、交流をしたかったのです。
刑務所にいない部下を使い詐欺を続けているという情報がある
大神源太と上層部の7人が逮捕になっているだけですので、実際に判明していない平社員のような雑用が世にうろついています。破産申告をしており会社自体は透明人間のように姿はなくなっています。
信頼関係が作られた関係だからこそ、指示を出して手下のように動かしているのでしょう。表に出たときに食べるお金がなければ路頭に迷ってしまいます。蓄えとして愛する妻と暮らしていくため準備しているかもしれません。
生きていくためにもお金はある程度必要です。一度多くの贅沢を経験してしまうと体と脳は快楽を覚えていて、もっと上を目指そうとします。
低収入では物足りず、再度悪に手を染めてしまう可能性もゼロとは言い切れないものであります。
大神源太は妻のいるフィリピンへの移住が予想されている
荒稼ぎした架空の会社であったため社会復帰しても、どこかに隠し持っていて優雅な生活を再開するのではないかと囁かれています。
伴侶が待つフィリピンに移住することを頭では描いているかもしれないですが、実際難しいとされます。海外へ渡っても大神源太の居場所がないかもしれないのです。
妻は再婚?娘二人も結婚しているとの情報もある
愛し合っていた夫婦に亀裂が生じたという噂が出回っています。毎日の愛の囁きがない間柄は冷めてしまうものなのでしょうか。
有り余るほどの資金をもっていた当時から、美容や着飾ることにお金を費やしていたようですので華やかで綺麗なことから誘惑もたくさんあったのではないかとされます。
子供たちも手が離れたことで自分の幸せを優先してしまった経緯があるのかもしれません。根拠のある事実が明かされていないので、実際のところはわからない状態となっています。
もしかしたら大神源太の妻としてマスコミに執拗に追いかけられないように、デマが流れただけであって、今も妻は夫の帰りを待ちわびているかもしれないのです。
大神源太が社長を務めたジー・オーグループとはどんな会社?
彼が代表を務めるグループ会社であり、さまざまな分野に手広く進出していました。表向きは熱心な活動が見受けられますが、蓋を開けてみると運営の実績がない幽霊だったのです。
「ジー・オー」とは「GENTA OOKAMI」のイニシャル
自分が大好きで酔いしれていますので、会社名にもしています。手がけた会社が大きくなっていくのは、子供の成長を見届けるかのように嬉しいものだったでしょう。
堅実な経営方針であったならば成人にもなったことでしょうに、残念ながら閉ざされてしまいました。
さまざまな事業に手を出していたジー・オーグループ
動画の作成業務、情報誌の発行や債務の回収作業といった異種稼業を手にかけています。目まぐるしいほどの忙しさだったでしょうが、夢に描いていた光景を見ることができた大神源太は満足していたのではないでしょうか。
ビッグになることを必死に追いかけてきましたが、表向きではようやく掴むことができたのです。実際に調査をしてみるまでは、一番勢いのある実業家だともてはやされるのです。
グループ企業のほとんどがペーパーカンパニーだった
詳しく調べていて発覚しますが、幽霊のように姿のない透明な会社ばかりでした。6企業あったうち2社しか実績が残っていないと分かりました。
詐欺を行うために大きな実力ある会社だとターゲットへ信用させるための証明書のような役割をしていたとされます。悪へ使用するための道具でしかなかったのです。
大神源太が主犯の「ジー・オーグループ詐欺事件」とは?逮捕までの経緯
事件の中心はジーオーグループ詐欺事件でありました。巧妙に儲かることを想像させては、人の心の隙間に入りこんで、主従していきました。一連をみていきます。
ジー・コスモス・ジャパンとして違法に資金を集め始める
通勤時間も満員電車の不快な思いもしなくて済むから家で仕事がしたいと願う人が多いことに着目します。情報誌の印刷業務も行っていたので、自社で在宅で働きたい人向けの広告を出します。
ジーシステムへ登録をして、売りたい商品を選び購入されたら、売上高によって差はありますが報酬として懐に入るというものでした。
個人事業主を大神源太率いる会社が、受け持つことで知名度を高めて売り上げアップに繋がるようにするという流れをつくったのです。現に個人でショップを手掛けても認知されるまでに相当の日数がかかり、その間は赤字となる場合が多いです。
お店自体の認知であったり信用度が購入意識を高めます。名の知れた会社が大元を取り仕切ることで、スタートダッシュから売り上げは発生しやすいです。願ったビジネスだと集まったのでした。
実際には現物はなくお金だけの取引が闇では行われます。苦情のきかっけとなったのは、カレンダーの送り付けでした。
問い合わせしただけが、ビジネスに加担しているかのように扱われており、代金35000円も請求されるのです。330億も集まったといいます。
フィリピンの銀行を買収!大神銀行を作る
想像を絶する金額を集めた結果、次なる野望を見せます。13億をキャッシュで払いユニトラストディベロップメント銀行に投資しました。ここでも名前を自分に変更します。
フィリピン首都には大神源太のドアップが大きく映し出された看板が掲示されるほどインターナショナルに有名となっていきました。彼のワールドのように勢力を伸ばそうと考慮していたのかもしれませんね。
自分好き人間ですから、街を歩いたときに顔が掲げられいるありさまは、さぞ大満足で絶景だったことでしょう。
会員に、高金利で増える方法があると紹介をして、集めたのはおよそ18億円です。言葉巧みにうまい話を語り掛けては日本人の富裕層をターゲットに集金していきました。500人もの人が被害に葬られます。
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ネットを中心に疑問の声があがり被害弁護士団が結成される
少しでも家計の助けをしようと考える主婦や年金生活の高齢者を中心に、ジーシステムは拡散されます。ただ資料請求しただけでも、活動費を工面してほしいと一筆書いた手紙を送っていたのです。
請求もしていなのに、大神源太の肉体が惜しげもなく映し出されているカレンダーは10冊も届き個人で売ってほしいとまで言われる始末です。宗教色が強くでている現物は、オススメできないものだったといわれてます。
把握している苦情だけでも40件あり、相次いだことから発覚して法の助け舟が現れたのです。
2002年3月にジー・オーグループの捜索が開始
同じ手口での被害が相次ぎ、警察が動き始めました。腹黒い男は自分に捜査の手がかかっていることを嗅ぎ付けると、自己破産の申告や大金はたいて手に入れたメガバンクも破綻させています。
手元の財産をないように準備万全にしています。詐欺で手に入れたお金を返すことが嫌だったのでしょう。逮捕のタイムリミットまで正体を残さないように動くのです。
大神源太を詐欺容疑の主犯として逮捕
一代で大きく広げてきた事業はガタガタと崩壊していき、誰よりもビッグになることを望み手に入れてきた見た目だけの名声は、悪として知れ渡るようになってしまいました。
留置所へ行く前に、多くのマスコミ陣が集まるなか、最愛の妻に電話をかけてラブユーと一言告げて切っています。まるでドラマのワンシーンのような演出には、最後までナルシストを貫きました。
ジー・オーグループ詐欺事件では幹部7名も逮捕された
大神源太と同時に上層部も捕まっています。大きな詐欺グループが片付いたかと思いきや、似た手口の騙しが次々と顔を出します。
おそらく部下で雑用をこなしていた平社員たちがタッグを組み、新たなビジネスを展開したのでしょう。美味しい話には苦い毒がたっぷりと入っていることを肝に銘じたいものであります。
大神源太たちによる詐欺の手口の数々を紹介
悪知恵が働く集団ですから、巧妙に使い分けています。何とも怪しい臭いをまき散らしているビジネスでありますが生活に困窮していると、雑音は気にならなくなってしまうのでしょうか。
順番に悪徳業をみていきます。
在宅ワークと偽り資料を送付して配当金詐欺を行った
大神源太が運営する会社で新聞を作っては、外へ一歩も出ずに稼げるをテーマに広告を掲げます。ストレスなく自分都合で働けるならと、飛びついた人は多かったのです。
資料請求をすると、手引きと書かれたテキストが届きます。自分が提供したい物品をセレクトし、売れたらマージンを払う形態です。
多種多様の商いものが掲載されていとされますが、全て架空のもので取り揃えてはいませんでした。登録料が主旨で始めたのです。
子育てで思うように勤めにでれないママや、年金だけでは将来が不安といった高齢者から注目を集めたのです。
ジーシステムの会員や資料請求者から年会費を巻き上げた
上記の稼業をさらにパワーアップしたい人向けに編み出されたのが、高配当を掲げた稼ぐビジネスです。出資した分の資金は保証をしますと言われれば、誰もが飛びつくでしょう。