海外で起きた未解決事件20選!未だに解決されない恐怖の事件の数々

日本から海外まで、世界中で毎日のように起きているさまざまな事件。そんな中、未解決のまま解決されずに残っている“未解決事件”も数々存在しています。今回は海外で起きた未解決事件に焦点を当て、連続殺人事件や失踪事件などジャンル別に詳しく紹介していきたいと思います。

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世界中で巻き起こる未解決事件!海外編について紹介

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日本にも未解決事件はまだ多く残っていますが、海外でも日々多くの事件が発生しておりその中でも海外の未解決事件は数えきれないほど多く残されています。捕まることなく未だに逃げ切っている犯人が多くいます。

犯人が不明のまま年月が経っているものもあれば、事件そのものが謎に包まれた殺人事件や失踪事件なども数多く存在しており現在の科学の力をもってしても解明されていない謎の事件が海外にはあります。

海外では猟奇的なシリアルキラーによる事件も多発しているため、誰もが知る有名な事件から風化により人々の記憶から忘れかけられている事件など様々あります。海外で起きて未だ謎に包まれている未解決事件について迫っていきます。

ここでは海外で発生した未解決事件を紹介していきますが、日本で起きた未解決事件に興味がある方はこちらの記事を御覧ください。

海外で起きた未解決事件20選【連続殺人事件編】

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まずは、海外で起きた未解決事件で誰もが1度は耳にしたことのある事件を4つ紹介していきます。どれも海外の犯罪において有名な未解決事件となっている為1度は耳にしたことがある未解決事件が多いでしょう。

それぞれ海外で発生した未解決事件に関して被害者の数や犯人と思われる人物像、犯人の特徴、海外の警察の捜査方法などについて詳しく説明していきます。

現在も捜査中?劇場型犯罪「ゾディアック事件」

まず1つ目に紹介する海外で発生した事件で、現在も未解決事件となっているのは1968年から6年間の間にサンフランシスコ周辺で最低でも5人の男女が殺害された事件になります。

被害者はカップルでいるところ襲われているケースが多く、カップルを狙って犯行を行っていたのではと言われています。また、この未解決事件は犯人と思われる人物が警察やマスコミを挑発するように犯行声明文を多数送りつけています。

海外の犯罪において劇場型犯罪の代表格の1つとも言われています。現在でも捜査は継続されており事件から50年以上経過していますが、今もなお犯人や事件に関する証言など数多くの情報が寄せられています。

この未解決事件は1981年に別の事件で逮捕された容疑者が、未解決事件となっていたゾディアックではと目されていましたが、手口が違うほかにも物証にも食い違いが生じていたため真犯人ではないと判断されました。

1990年代にニューヨークで同じような事件が発生しアーサーという男性が容疑者の候補として浮かんでいましたが、彼は死亡していた為逮捕されていません。

彼が犯人ではと裏付ける証拠もいくつか出てきたのですが、新聞社等に送り付けられた手紙のDNAとは一致しなかったため無実となりました。

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未解決事件となったまま47年が経過した2015年元保安官が別の事件で受刑中のデニスという人物が真犯人であると発表します。しかし断定できる証拠はないため、事件解決とはならず未解決事件の1つとして残っています。

カップルがターゲットに「フィレンツェの怪物事件」

次に紹介する海外で発生した未解決事件は、恋人同士でいるところを狙われた事件で、耳馴染みの名称としてはフィレンツェ怪物事件と呼ばれ、この未解決事件もまた海外で起きた未解決事件の中では名前が知られている1つです。

1968年から1984年の6年間に5組のカップルが殺害されますが、犯人を突き止められず未解決事件となっています。一番最初に犠牲となった2人が使用していた車には少女が乗車していましたが、眠っていたため、被害を免れました。

警察は1件目の事件の際、車に一緒にいた少女の父親、被害にあった女性の夫が容疑者として浮上し1970年に懲役13年の刑が下されましたが冤罪であったことが判明しています。

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2件目と3件目に犠牲となった男女はほぼ全裸状態で女性はメッタ刺しの上に膣に異物を混入されていたり切り取られているなどされている異様な状態でした。連続殺人との見方をしていなかったため、個々での事件であると考えていました。

ところが、4件目の事件が発生した際に犯行に使用された銃の検査を行ったところ全て同じ銃から発射されたことが判明し4つ目の事件を持って同一人物による犯行と断定されることになりました。

最後の事件は1984年でこの事件の後プツリと犯行は途絶えることになりました。女性から切り取った性器を検事あてに送り付け最後の挨拶として姿を消すことになりました。

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警察は69歳の男性を犯人として逮捕しますが、男性は無罪を主張し続け1998年に心臓発作により死亡しています。これにより事件の真相は闇に葬られてしまい未解決事件となりました。

この事件が未解決事件となったのは警察の初動捜査のミスと最初に逮捕され有罪となった男性に対して冤罪を認めず共犯者の説を捨てることができなかったことと連続殺人事件だと確信するのが遅すぎたことが未解決事件となってしまった要因であると考えられています。

最も有名な未解決事件「切り裂きジャック事件」

海外での未解決事件で一番有名なのはやはり100年以上も犯人が突き止められず未解決事件となっているホワイトチャペル連続殺人事件でしょう。この名称では思いつかない人も多いかと思いますが、切り裂きジャック事件と聞くと誰もが聞き覚えのあるものでしょう。

1988年わずか3か月の間に5人の娼婦が殺害され1日に2件の犯行を行った日もあります。捜査には多くの警察官が動員され徹底的に容疑者や事件に関する証拠などを集めましたが未だに多くの謎を抱えたままの未解決事件になります。

イギリスロンドンのスラム街で5人の娼婦が惨殺された事件になります。被害者の娼婦は鋭利な刃物で喉を切り付け殺害した後に犯人は腹部を開け子宮や膀胱などの臓器を取り出すというイギリス中を恐怖に陥れた事件になります。

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臓器などを綺麗に切り取っていることから、犯人は医学や解剖などの知識に精通している人物ではと言われており医療関係者が徹底的に調べられたと言われています。また犯人は男性であると思われている為、犯人に対してジャックという名前が付けられていますが実は犯人は女性という説を唱える学者もいます。

100年以上犯人を突き止められていませんが、現在も容疑者リストは存在しており容疑者の名前は付けくわえられ続けており現在でも多くの学者たちによる論争が巻き起こっています。

100年以上も犯人が不明の未解決事件は他の海外でも類を見ない事件であり、犯人の海外逃亡説や隠ぺい説なども多く存在しています。

死体を隠さない犯人「デイトナビーチ連続殺人事件」

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海外で起きた連続殺人事件としてはあまり耳にしたことがない人も多いかと思いますが、こちらの事件も未解決事件となります。2005年から2年間の間に女性が数名殺害され犯人不明のままの未解決事件です。

容疑者としてフランクという男性に容疑がかけられ勾留されていましたが、彼の勾留中に3件目の事件が発生したためフランクは無実であることが証明されています。

被害者の女性3人はいずれもデイトナビーチ地区で売春をしている女性であり、犯人は死体を隠そうとせずに路地などに遺棄しています。

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2008年にステーシーという2007年の12月から行方不明になっていた女性が雑木林から遺体で見つかり、強姦の痕跡はありましたが、ゲイシーは娼婦ではありませんでしたが麻薬がらみで更生中でこの事件も遺体は隠されておらず全裸の状態で遺棄されていました。

この事件は被害者が娼婦であったり麻薬がらみで問題があったりなどしており売春及び麻薬がらみでのトラブルが原因ではとの説もあります。海外では特にブラジル近辺の海外では麻薬トラブルが深刻化しています。

しかし麻薬関連は自国だけでなく海外の組織が絡んでいることもあり、こちらも謎を残したままとなっており最初の犯行から14年たった今も未解決事件となっています。

海外で起きた未解決事件20選【一家殺人事件編】

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続いては、家族全員が殺害されるという海外で発生した一家殺人事件で未だに犯人や事件の真相が不明で多くの謎を抱えたまま未解決事件となっている案件を2件探っていきます。

日本でも一家殺害事件というのは発生していますが、海外では殺害の方法などが残忍なものや、まだ幼い子供まで犠牲になった事件など多種多様な事件が日々海外では発生しています。

つるはしによって殺害された一家「ヒンターカイフェック事件」

海外の中でも特にドイツの犯罪史上において最も有名で謎が残されたままの未解決事件の中に農場主の一家と働き始めたばかりの女中がツルハシで残虐に殺害されまた被害者・犯人ともに謎の多い未解決事件です。

この事件の被害者となったのは農場主のアンドレスと妻のツェツィリアそして夫婦の娘で夫は戦死したため未亡人となったヴィクトリア、ヴィクトアリアの7歳の娘のツェツィリアと2歳の息子のヨーゼフそしてこの農場の使用人にとして雇われていた女中のマリアの6人となります。

この一家の家庭環境は少し複雑であり、農場主のアンドレスと娘のヴィクトリアの近親相姦は近所でも有名な話でありヴィクトリアの2歳の息子のヨーゼフはアンドレスとヴィクトリアの子どもではないかとの噂が囁かれています。

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農場主の夫婦と娘のヴィクトリアそしてヴィクトリアの娘は納屋で1人ずつツルハシで殺害しており、使用人と2歳のヨーゼフは寝室で亡くなっており、当時より海外では女中が住み込みで働くことが多く、この女中は殺害された日に働き始めたばかりだったそうです。

一家と女中が殺害されたのは3月31日の深夜から翌日の未明と考えられていますが遺体が発見されたのは死亡推定日時の4日後でした。

アンドレスの家が少し離れたところにあったことと一家が自体が謎が多く変人扱いされておりまた近所との付き合いも殆どなかったことから遺体の発見が遅れたものとされています。

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初動捜査において警察は窃盗目的の犯行ではと考えていましたが家の中には多額の現金が残されていた為窃盗の線は早々に外され、また犯人は犯行の後数日間現場に滞在していた痕跡がありました。

家畜や一家が飼っていた犬には餌が与えられていた為、長時間滞在していたことは明白であった為謎は更に深まるばかりとなりました。当時ドイツでは心霊捜査というのが一般的に取り入れられていた為、被害者の頭部は切り落とされ霊媒師の元に送られたそうです。

しかし、結局は何の糸口も見つけることができずまた被害者の頭部は第二次世界大戦の混乱により紛失してしまうという失態を犯し、被害者6人は頭部がない状態で埋葬されることになりました。

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犯人逮捕に向けて、情報提供がもたらされた場合の懸賞金も設定され多くの村人などが取り調べられることになりましたが手がかりはつかめず、また高圧的な警察の態度に村人の反感を買い協力も難しくなりました。

有力な情報が手に入らないまま捜査は1955年に一度打ち切られることになり1986年に再び捜査は再開され事情聴取などが行われますが進展することはなく未解決事件としてドイツの歴史に残ることになりました。

遺骨はうつぶせで横一列に「ジャミソン一家失踪事件」

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続いて海外で起きた一家殺害事件は、2009年にある一家3人の消息が分からなくなる事件が発生しました。家の主人のボビー、妻のシェリリン娘のマディソンの3人は自宅からオクラホマ州にある売りに出された物件の下見に行くと出かけてから行方が分からなくなっていました。

親族が届け出を出した8日後オクラホマにある山道で車が発見されました。車内には愛犬がぐったりした状態で残されており車のカギは施錠されており、他にも夫婦の携帯電話と車のカギ、現金およそ400万円がそのまま残されていました。

現金が車の中に残されていたことから強盗目的ではないとされ、手掛かりをつかめず謎は解き明かされないまま、4年の歳月がたつことになります。

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4年後の2013年、オクラホマの山を歩いていた猟師が人骨を3体発見しDNA鑑定の結果ボビー一家と判明しました。遺体は3人ともうつぶせの状態で発見されており遺体の状況から行方不明になってすぐ亡くなったと思われていますが死因は解明されたていません。

車の中に残されていたボビーの携帯電話のカメラ映像の中には現場の山で撮影されたと思われる娘が元気に動き回る動画が残されており活発な娘が山に1人で入っていき探しにきた両親共に遭難して亡くなったのではという説も浮上したがそれでは謎が多く遭難の可能性は低いとされました。

他には、ボビーの護身用の拳銃が車の中から無くなっており、ボビーの頭蓋骨には大きな穴が開いていたと言われています。家族の生活は豊かではなかったと言われており妻が無理心中を図った可能性も出てきました。しかし、車の中に400万円近い現金が残されていた為この説も不自然と言われています。

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ボビー一家には行方不明になる数ヶ月前から友人などに家に幽霊がでたや家が呪われている等怯えながら話をしていたとの証言も出てきており、また、行方不明になる前日に車に荷物を詰め込んでいる夫婦の姿が防犯カメラに残されていました。

また、一家の車が発見された場所はコカインの取引がよく行われたいた場所で夫婦そろってコカインもしくはヘロイン中毒の状態で400万近い大金も薬物を買うために用意したもので何らかのトラブルにより殺害されたのではという説も浮上してきました。

しかし、夫婦が薬物常習者という証拠はどこにもなく、薬物を買うために娘や愛犬を連れていくかとの謎も飛び交った為この説も有力な説とはなりませんでした。事故なのか自殺なのか事件なのかさえ出なく死因も一切不明の状態で多くの謎が残されています。

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妻のシェリリンの母親は夫婦の不可解な行動や、家の中から魔女の聖書という本が発見されたことなどから魔女の一家とみなされたカルト集団に殺されたと話していますが、真相は今でも解明されておらず多くの謎を残している未解決事件で現在もなお捜査は継続中となっています。

海外で起きた未解決事件【殺人事件編】

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3つに目に紹介する海外の未解決事件は連続殺人のように大勢の人が殺された事件ではありませんが、数名の方が殺害されたり襲撃されたりしたもので、現在も犯人は見つかっていない未解決事件になり謎も多く残されている海外の事件を4つ紹介していきます。

ストーカーに愛された女性の末路「ドロシー・スコット事件」

海外と言ってもやはりアメリカは特に事件の発生が多い国になります。1980年にアメリカに住む32歳のドロシーはストーカーの存在に悩まされていました。ドロシー4歳の息子を1人で育てるシングルマザーで息子のためにも空手を習い拳銃を購入し護身用に持っていました。

名前も知らない男が仕事場に電話をかけてきて、「愛している」「行動を見ている」等自分勝手な愛情や思いを伝え電話を切ると言う行為を相手はしていました。海外においてもストーカーの行為については規制の対象などが問題になっています。

そして、事件が起きた日の夜ドロシーは同僚の付き添いで病院に来ており同僚が診察を終え会計や処方箋をもらっている間にドロシーは車の準備をしに1人で駐車場に向かいました。すると直後に、ドロシーの車が猛スピードで駐車場から出ていくのを同僚が目撃します。

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夜の為、周囲は暗く車も無灯火で走り去ったので運転している人物の顔は確認できなかったそうです。数時間後、ドロシーの車が炎上しているところが発見されますが車にドロシーの姿はありませんでした。

ドロシーの失踪から1週間後の水曜日、ドロシーの母親のもとに男性から電話が入りドロシーは自分と一緒にいると話電話を切ったそうです。それからも必ず毎週水曜日に知らぬ男から母親の元に電話が入り通話時間が短すぎるため逆探知もできない状況でした。

事件から約1ヶ月後に地元の新聞社の元に男性から1本の電話が入ります。そのドロシーの失踪は一般には公開されていませんでしたがこの事件の事を話したうえでドロシーを殺したことを伝えます。

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犯人と思われるストーカーの男の手掛かりはなくドロシーの遺体も発見できず、捜査は難航しますが事件から4年後雑木林から白骨遺体が見つかり所持品などから、ドロシーの遺体であることが判明しました。

ストーカーの男と被害者を殺害した人物は同一人物であると推察していますが、手掛かりはつかめず、現在も犯人の事についても真相についても判明しておらず未解決事件となっています。

キャンプに訪れた若者が殺害された「ボドム湖殺人事件」

次に紹介する海外で起きた未解決事件は1960年にフィンランドで起きた殺害、暴行事件で事件から60年近く経過した今でも犯人は突き止められず、これまで様々な議論がおこなわれましたが、未解決事件となっています。

新しい情報などが出てくるたびにフィンランドではテレビ番組などに取り上げられるほど海外で起きた未解決事件としては有名な未解決事件の1つと言えます。

1960年の6月ボドム湖にキャンプに来ていた15歳から18歳の若者4人がナイフと鈍器のようなもので襲撃され3人がナイフで刺された後に鈍器で撲殺され、生還者は一人だけでしたが彼も顔に酷いケガをしています。

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事件から12年後に1人の男性が自殺した際の遺書の中にボドム湖の犯人は自分であると記載していましたが、警察は事件当日、自殺した男性には明確なアリバイがあったことから犯人ではないとしています。

2003年には、事件当時現場近くの病院で働いていた医師がこの未解決事件に関連する本を出版し、海外の諜報員でドイツ人のアスマンが、この未解決事件の犯人であると述べていますが、警察はアスマンにはアリバイがあるとしてシロと判断しています。

未解決事件となり捜査は進展しないまま40年以上経過することになりました。しかし、2004年、唯一生還したグスタフソンという人物が事件の真犯人であるとして警察に逮捕されることになりました。

グスタフソンは起訴されることになり裁判が始まり検察側は最新の鑑定からグスタフソンが犯人であると主張したが、弁護士はグスタフソンのケガの状態を見れば3人の人間は殺害することは不可能と主張し彼の容疑は取り消されることになりました。

結局、グスタフソンは無罪であり犯人説として色々な人物が登場しましたが3人の人間を殺害し1人に重傷を負わせた犯人が一体誰なのかわからないまま真実は謎のままとなっています。

遺体は真っ二つに「ブラック・ダリア事件」

海外の事件において、切り裂きジャック事件の次に人々の関心の高い未解決事件とも言えます。1947年、1人の若い女性の遺体が異様な状態で見つかりました。海外の猟奇殺人事件として名が知られている未解決事件になります。

上半身と下半身で2つに分断された遺体、血を全て抜き取られた状態で全身は真っ白で遺体が洗浄されていたことから発見者は初めはマネキンではと思ったほどだったそうです。

遺体は犯人の痕跡が残らないように洗浄されていましたが、被害者の顔は両端の口がそれぞれ耳元まで切り裂かれているという凄惨な状態でした。被害者は女優になることを夢見たハリウッドに出てきたエリザベスという22歳の若い女性でした。

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被害者のエリザベスは普段黒服を着ていることが多かったため、ブラック・ダリアと呼ばれており事件の名称もここからつけられることになりました。

検死の結果、被害者の女性の膣と肛門には被害者の大腿部の一部であることが判明し、また首を絞められた跡はありましたが死因は絞殺ではなく、身体を切断されたことにより失血死が直接の死因であることが判明しました。

遺体は丁寧に洗われていたため犯人の指紋等の手掛かりは一切残っておらず、捜査は難航します。事件から1週間後に被害者のエリザベスの出生証明書やアドレス帳・写真などの所持品が入れられていた小包が郵便ポストから回収されました。

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全ての遺留品にガソリンがかけられており指紋が検出できずかなり、用意周到な犯人であることが伺えました。

警察側に犯人しか知らない男の会話を録音したという情報が舞い込んできました。エリザベスが殺害されたときの状況やエリザベスの発育の事などについて詳細に話している内容になっていました。

この男はアーノルドと名乗っていたそうですが、偽名であることが判明し本名はジャックという男性でした。しかし、取り調べを行おうとしていた矢先、彼は寝たばこが原因で焼死してしまうことになります。

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ジャックが犯人であるという確固たる証拠はありませんでした。多くの情報が寄せられたり500名以上の容疑者がリストアップされましたが、事件は迷宮入りすることになり2019年現在も未解決事件として人々の記憶の中に謎のまま存在しています。

海外、特にアメリカでは多くの猟奇的な事件が日々起きておりその中でも未解決事件のまま捜査が終了してしまうケースも多く存在していると言われています。

手のひらにはハートマーク「ジョンベネ殺人事件」

海外で起きた事件の中で人々の関心が高く痛ましい未解決事件として世間の記憶に残されているのがジョンベネちゃん殺害事件でしょう。

わずか6歳の少女が誘拐されたと通報がありましたが、その後自宅地下から遺体が発見されることになります。ジョンベネちゃんは美少女であり、美少女コンテストの常連であるほど可愛らしく美しい綺麗な女の子でした。

このように、可愛らしい女の子であったことからアメリカのみならず海外でも大きなニュースとして取り上げられることになり、多くの犯人説が取り上げられてきましたが、2019年現在未解決事件となっており犯人の手掛かりはつかめていません。

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1996年のクリスマスの夜、ジョンベネちゃんの一家は知人の家でクリスパスパーティーをしていましたが、帰宅途中にジョンベネちゃんは寝てしまったため、父親がベッドに連れていきそのまま寝かせています。

翌26日の朝に母親が娘が誘拐されたと警察へ通報し脅迫状があることを伝えています。警察が到着し犯人からの要求を待っていましたが、連絡は一向に来ず、再度自宅を捜索した結果地下室から口を塞がれ首を絞められたジョンベネちゃんの遺体が発見されました。

事件当時雪により敷地内は積雪していましたが、足跡が残っておらず外部から犯人が侵入した可能性はないとしてまず両親が容疑にかけられましたが、DNA鑑定の結果両親の無罪は証明されました。

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