未解決事件が遂に解決!真相まとめ9選!日本だけじゃなくアメリカも

未解決事件とは犯人逮捕・判明・発見ができず解決されない事件を指します。この記事は日本や海外で未解決事件とされた後、犯人逮捕・解決となった事件をまとめました。また犯人がわかっている未解決事件についても詳しくご紹介します。

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新しいこと、好きなことに対するフットワークを軽くしていきたい。
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未解決事件として有名な事件が解決していた!

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この瞬間にも、世界では様々な事件が起こり、その調査が行われています。そんな中、事件が解決しないまま捜査が切り上げられてしまったりする未解決事件もあります。

ここでは、そんな未解決事件と言われた事件達が長い時と警察や関係者達の苦難を経て見事解決へとこぎつけた事例をご紹介させていただきます。

多くの未解決事件を「奇跡の扉 TVの力」が取り上げた

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そんな未解決事件をメインに取り上げる珍しい番組がありました。それが「奇跡の扉 TVの力」という2002年から2006年までの間放送されていたテレビ朝日のニュース番組でした。

この番組では未解決事件を取り上げ、それに関する目撃情報の提供を求めたり失踪者の家族が捜索をテレビを通して全国に呼び掛けたりとレギュラーニュース番組にしては一風変わったスタンスでした。

この番組の影響で、日本国内で未解決事件となりそう又は未解決事件だった事件のうちおよそ58件が解決に導かれるきっかけを作ったといいます。

では事項からこの番組で取り上げられ、解決への道をたどった未解決事件をご紹介していきたいと思います。

未解決事件が解決!①廿日市女子高生殺人事件

この未解決事件は2004年、広島県廿日市ののどかな住宅で起きました。被害者は当時17歳の高校生だった北口聡美さんと、その祖母でした。彼女らは自宅で突然の凶刃に晒されます。

被害者を追いかけて刺す

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自宅2階で昼寝をしていた聡美さん。犯人は彼女の部屋へ侵入し凶行に及ぼうとしますが聡美さんは間一髪、侵入者に気付き悲鳴を上げ階段を駆け下り逃げ出します。

しかし犯人は逃げる聡美さんを追いかけ、階段を降りたところで聡美さんの首や胸を複数回刺し殺害します。そして直後、悲鳴と異常な音を聞きつけた聡美さんの祖母と妹が現場に駆け付けます。

犯人は祖母にもナイフを振り下ろし10か所以上も刺したといいます。妹は助けを呼びに近所の店に走り、妹に怪我はなかったといいます。

聡美さんは死亡祖母も重体

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妹の通報で駆け付けた救急車で聡美さんと祖母は病院に運ばれますが聡美さんは出血多量で亡くなってしまいます。しかし祖母は重症で一時存命が危ぶまれますが無事回復します。

当時の容疑者像

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事件当時は祖母、妹の目撃談から聡美さんの同世代で165cmくらいの男性。さらに聡美さんの所持していた携帯電話の情報からそれらしき身元不明の人物を発見し、同年代の可能性があると調査を行っていました。

しかし調査は振るわず、未解決事件のまま14年もの時が流れます。しかし、この未解決事件は思わぬタイミングで解決へと動き出します。

解決の真相:14年後に男を逮捕!

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この未解決事件の容疑者鹿嶋学は別の事件で逮捕され、こちらの事件にも関与しているということが発覚します。当時の事件現場で採集されていたDNA情報・指紋と、この時検査されたDNA・指紋が一致したのです。

思わぬところから犯人逮捕となりましたが、事情聴取によりこの未解決事件の真相が次々と明かされていきました。

犯行理由は「偶然見つけたから」

明かされた真相は酷いものでした。主だった動機は仕事をクビになり自暴自棄になって偶然通りかかったからターゲットにしたというものでした。

ここではざっくりとした未解決事件の概要を説明させていただきましたが、さらに深く事件を掘り下げた真相を知りたいという方はこちらの記事に目を通すことをおすすめします。

未解決事件が解決!②新潟少女監禁事件

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次の未解決事件は新潟少女監禁事件と呼ばれる誘拐された当時9歳の少女が9年もの長い間容疑者により監禁されていたという未解決事件です。

少女の9年という短いとは言えないような時間を失ってしまったのは痛ましいですが、生還し両親に再会できたという点については不幸中の幸いと言えるでしょう。

新潟県の町から1人の少女が消える

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1990年の11月、三条市で下校中の少女が突如として失踪するという事件が起こりました。両親によってその夜に捜索願が出され200人規模での大捜索が行われますが少女が見つかることはありませんでした。

捜索はおよそ1週間にわたり行われましたが成果は出ず、どんどん規模が縮小され、1か月後には地元の支援団体が撤退し、活動はチラシ配りと言った細々としたものになっていきます。

恐怖による支配

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その頃誘拐された少女は容疑者の自宅自室に監禁されていました。同居している容疑者の母親に気付かれないよう暴力やナイフで脅し、容疑者は少女の逃走意欲を削いでいきます。

少女の食事はコンビニ弁当が主で最初のうちはしっかり与えられていましたが監禁による運動不足で糖尿病らしき症状が見られるようになってから食事を減らされ栄養失調による失神等を起こすようになります。

しかし話し相手になって欲しいという犯人の欲求で勉強は教えられていたようで、知能レベルは保護された段階で同年代の子供達と変わらないレベルだったそうです。

犯人・佐藤宣行は精神病患者

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精神を病んでおり、引きこもり状態だったそうです。事件前には精神病院への通院歴もあり、逮捕に繋がったきっかけも家庭内暴力の悪化により同居の母親が精神病院への強制入院に同意したからでした。

逮捕後の精神鑑定では小児性愛を含む4つの精神疾患があると判定されました。この背景から、昨今まで根強くある「引きこもり=犯罪者」の図式を助長した事件とも言えるでしょう。

解決の真相:9年後に男を逮捕!

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逮捕のきっかけとなったのは前述した強制入院のため犯人の部屋へ行われた精神科医たちの突入でした。自身の部屋というテリトリーを侵害されることを酷く嫌っていた犯人は激しく抵抗しました。

しかし麻酔により無理矢理確保した後、ベッドの上で呆然としていた少女が発見され保護されたそうです。

この時少女は長年ベッドの上での生活を強いられていたため足の筋力・骨共々弱くなっていてまともに1人では立てない状態だったといいます。

この未解決事件についてもさらに詳しく書かれた記事がありますので、犯人の家庭事情や異常性等、真相を詳しく知りたい方は是非こちらをご覧になってください。

未解決事件が解決!③茨木大女子大生殺害事件

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これは2004年に起きた未解決事件で、彼氏と過ごしていた自室に外出するとメモを残した女性が翌日遺体となって見つかるという未解決事件です。この未解決事件は犯人逮捕はしたものの不可解な点が残る事件です。

川に遺棄された遺体

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発見された遺体は全裸で、無数の切り傷や打撲痕がありながらもそれは死後つけられたもので死因は首を絞められたことによる窒息という奇妙なものでした。

様々な憶測がありますが、遺体隠蔽のために切断しようとして断念したためこのような状態になったという見方が有力なようです。

被害者・原田実里さんの不可解な外出

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遺体として発見される前、原田さんは一緒に過ごしていた彼氏に宛てて「外出してくる」と置手紙を残していなくなっていたそうです。

それ自体はおかしくはないのですが、彼女は目が悪く、眼鏡等の矯正が無ければ外出が困難なレベルだったそうです。にも関わらず眼鏡やコンタクトレンズは自室に残されており、さらには携帯や財布もあったようです。

不審な点はまだあります。それは、目が見えない状態にも関わらず移動手段に自転車を選んだことです。目が悪い方は分かると思いますが、見えないと歩くことすら怖い。そんな状態で自転車に乗るでしょうか。

犯人は逮捕されましたが、この不可解な点のほとんどが原田さん亡き今、彼女のみぞ知る謎となってしまっています。

解決の真相:13年後に外国人の男を逮捕!

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当時は事件直前まで一緒にいた彼氏が疑われていましたが決定的な証拠は見つからず、不可解な点のみを残して未解決事件化の様相を呈していました。しかし事件発生から13年、未解決事件は突如動き出します。

ある日警察に、原田さんの事件について妙に詳しい人物がいるという情報が寄せられます。その人物というのが、この未解決事件の犯人、ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者でした。

モリ容疑者は原田さんが発見された近くの工場で働くフィリピン人労働者で原田さんとの面識は一切なかったといいます。しかし、原田さんの遺体から発見された犯人のDNA情報がモリ容疑者のDNAと一致します。

悪ふざけとコイントス

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殺害の動機は「遊び」でした。表が出たら通り掛かった人にちょっかいを出すと決めており、偶然それが原田さんだったということでした。

原田さんを殺害した理由も、彼女をそのまま開放したら警察に話されるということを恐れ殺害したということでした。この身勝手極まりない犯行に憤りを感じます。

この時モリ容疑者と一緒に遊びに参加していた同じフィリピン人2人は国際指名手配されており、うち1人は逮捕されましたがもう1人は現在も行方が分からない状態です。一刻も早く捕まることを祈るのみです。

未解決事件が解決!④BTK

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この未解決事件はアメリカで起きた未解決事件で、流石犯罪大国ともいうべきスケールです。被害者数は10名。逮捕されるまでに30年もの時間を要した恐るべきシリアルキラーです。

拷問で性的快楽を得ていた殺人鬼

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この未解決事件の犯人、デニス・レイダーはとんでもないサディストかつ目立ちたがり屋で殺害された全ての被害者は拷問された痕跡が体中に残っていたといいます。

部屋に押し入る際は弄ぶ性質故か、必ず電話線を切ってから被害者宅に押し入ったそうで被害のあった地域、カンザス州ウィチタでは帰宅前に必ず電話線を確認する等、恐怖で住民たちはかなり怯えていたようです。

挑発的な行動

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この事件がBTKと呼ばれたのにはデニスの自己顕示欲の高さに理由がありました。デニスは地元メディアに手紙を出し、自身の犯行をアピールしていました。

手紙には『Bind(縛れ)Torture(拷問)Kill(殺せ)』と書かれており、その頭文字を取ってBTMとこの未解決事件は呼ばれるようになります。

さらにはテレビ局にも「あと何人殺せばテレビに出て注目されるようになる?」と言った主旨の手紙を出しており、その自己顕示欲と捕まらない自信を露わにしていました。

解決の真相:31年後に男を逮捕

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30年のという長い時間がかかりましたが、警察の仕掛けた罠にデニスは見事嵌り逮捕されます。2005年、新聞に載せられた質問、警察は送られたフロッピーを追跡出来るかという質問に警察は出来ないと回答。

しかし警察は出来なくてもFBIは出来たようでその質問を見てまんまとフロッピーをアピールのため警察に送ってきたデニスをFBIが捉え逮捕へと結びつきます。

映画化もされている

The Hunt for the BTK Killer

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このアメリカを震撼させた事件はとんでもない速さで映画化され、生々しく描かれた作品は事件の余韻冷めやらぬアメリカをさらに騒がせることとなりました。

未解決事件が解決!⑤津山小3女児殺害事件

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この痛ましい未解決事件は2004年におきました。被害者は事件当時小学3年だった筒塩侑子さん。自宅で刺されているのを帰宅した侑子さんの姉が発見するという事件でした。

無抵抗のまま殺害

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この事件の不可解な点は、全て傷は正面からのものにも関わらず侑子さんが無抵抗だったことです。

侑子さんの着ていた学校の制服に抵抗した痕跡はなく血の跡も侑子さんのいた部屋にしかなくどこかから連れてこられた痕跡もありませんでした。何故侑子さんは正面から接近されたのに無抵抗だったのでしょうか。

驚いて動けなかった?

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事件当時のタイムラインを見てみると、13:45頃に侑子さんの母親がパートに向かった直後、侑子さん宅を訪れた宅配業者が玄関が空いていたので玄関内にメール便を置いたという証言があります。

これは母親が仕事に行く前施錠を忘れた可能性があります。つまり、誰でも家の中に入れる状態にあったということです。

犯人は侑子さんに何らかのタイミングで目を付け、自宅に侵入。侑子さんの帰宅を室内で待っていたのかもしれません。誰もいると思っていない場所に人、しかも見知らぬ人物がいて驚いた隙に、かもしれません。

解決の真相:14年後に男を逮捕

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この事件が未解決事件化した原因は強盗目的ではないせいで家に侵入していたにも関わらず部屋は綺麗なまま。侑子さんの抵抗も無かったせいで痕跡が殆ど残らなかったという情報の少なさにありました。

事件前に不審者情報として目撃談がありましたがこれはという情報は無く逮捕に結びつきませんでした。しかし、そんな状況が動いたのは警察内の横の繋がりでした。

事件があった岡山の警察署と頻繁に情報交換を行っていた兵庫の警察署。この日頃のコミュニケーションが事件解決に繋がりました。

寄せられた情報は兵庫で少女への殺人未遂で逮捕した男が侑子さんの事件と手口が似ている。というもので、捜査担当者は急いでその犯人に事情聴取をしに行きました。

逮捕されていた容疑者・勝田州彦

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勝田州彦は2009年から逮捕された2015年にわたり少女をすれ違いざまに殴ったりわいせつな行為をする、果てにはナイフで刺すなどと言った犯罪を繰り返していました。

未解決事件が解決!⑥島根女子大生死体遺棄事件

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この未解決事件は別名根女子大生バラバラ殺人事件とも呼ばれ、2009年に被害者・平岡都さんが失踪から11日後に事件名の通りバラバラになって発見されたという未解決事件です。

遺留品はビニール片

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被害者の都さんに目立ったトラブルは無く、証拠もとても少なかったため捜査は難航しました。唯一の有力な遺留品がタウンページの包装をしているビニール袋の欠片でした。

これは地域ごとに色や書かれていることが違うため、この欠片から犯人は広島在住であるということが絞れました。しかしそれ以上の有力な情報もありませんでした。

解決の真相:7年後に男が書類送検

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