キリンの睡眠時間は1日20分?短い理由と他の動物との比較と雑学も紹介!

キリンの睡眠時間はなんと1日20分です。1日8時間の睡眠が必要な人間からは考えられない時間ですが、この短い睡眠時間には環境や身体の構造が関係しているのです。キリンの短い睡眠時間について徹底解明するとともに、他の動物の睡眠時間とも比較します!

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自然科学を愛する主婦です。自然に囲まれた田舎に暮らしており、家族でウッドデッキを自作してBBQや燻製に挑戦しています。庭では家庭菜園をはじめ庭木の剪定など大忙しです。庭に野鳥を呼ぼう計画もスタートさせました!夫と1歳の娘、2羽の文鳥(白文鳥、ごま塩文鳥)と毎日楽しく暮らしています。

キリンの睡眠時間は?驚くほど短い!

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突然ですがあなたの睡眠時間は平均どれくらいでしょうか?4,5時間で十分というもいれば10時間は寝ないと調子が出ない方もいるでしょう。ではキリンの睡眠時間はどれくらいかご存知ですか?

キリンの睡眠時間はなんと20分で哺乳類最短!

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なんと、キリンの睡眠時間は20分です。完全に脳を休息させている状態が20分で、立ったままの姿勢でとり仮眠でも2時間ほどしかありません。この短さは驚異的で哺乳類でも最短といわれています。

キリンの睡眠時間が短くてもよい理由を解説①食性との関係

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もしもあなたが一日横になって眠っていい時間がたった20分だとどうでしょう?2時間眠れたとしても仮眠だとしたら?肉体的にも精神的にもその疲労は大きなものとなるでしょう。なぜキリンは同じ哺乳類でありながらこの短い睡眠時間でも生きていけるのか解説してきます。

キリンに限らず草食動物は睡眠時間が短い

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そもそもの話ですが、キリンに限らず馬や牛、シマウマなどといった草食動物に分類される動物たちは総じて睡眠時間が短い傾向にあります。もちろん、その中でもキリンの20分、仮眠で2時間は最短です。

餌の草はカロリーが低いため食べ続けなければいけない

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草食動物たちはその名の通り、草が主食となります。私たちが口にしている野菜もそうですがやはり草はカロリーがどれも低く、大量に食べるか、頻繁に食べ続ける必要があります。これもキリンの20分という短い睡眠時間の理由となるでしょう。

キリンと同じく草食動物のかわいいプーズーに関する記事はこちらから

キリンの睡眠時間が短くてもよい理由を解説②天敵の存在

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続いてのキリンの短い睡眠時間の理由ですが、こちらは多くの方が予想していたでしょう。「天敵」の存在です。簡単に解説していきます。

キリンを始め草食動物は常に追われる存在

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キリンだけではなく例えばサバンナに暮らすトムソンガゼルもシマウマも、ウサギたちも常にライオンやハイエナといった肉食動物たちに追われる存在です。確かに悠長に寝ていることはできないというのは想像に難くないでしょう。仮眠ですら2時間というのもうなずけます。

キリンは常に肉食動物を警戒していなければならない

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さらにはキリンはなんといっても目立ちます。大きな体に長い脚や首。群れで暮らしているのでなおのことサバンナでは目立つ存在といえるでしょう。どんなときでも常に逃げることができるように周りを警戒している必要があります。

キリンの睡眠時間が短くてもよい理由を解説③代謝、身体の構造との関係

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続いては身体の仕組みに焦点を当ててご説明します。キリンの持つ代謝システムやその特徴的な身体の構造から解説しましょう。

キリンは代謝が低いため多くの睡眠は必要ない

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まずはこまめに草を食べ続けるので私たちとは違う代謝経路を持っています。睡眠という行為には体の代謝を活動的にし、脳細胞をはじめととする身体の様々な箇所の修復を図る役割がありますがキリンが生命を維持するのに必要なエネルギー量は非常に低く、そのためその回復に必要な睡眠時間も必然的に少なく済んでいます。

代謝が低いとは?

代謝が低いということは生きていくのに必要なエネルギーが少ないということです。私たちの生活では「代謝が下がる」「代謝が低い」と聞くとマイナスのイメージがありますがそうではありません。

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