キリンの睡眠時間は?驚くほど短い!
突然ですがあなたの睡眠時間は平均どれくらいでしょうか?4,5時間で十分というもいれば10時間は寝ないと調子が出ない方もいるでしょう。ではキリンの睡眠時間はどれくらいかご存知ですか?
キリンの睡眠時間はなんと20分で哺乳類最短!
なんと、キリンの睡眠時間は20分です。完全に脳を休息させている状態が20分で、立ったままの姿勢でとり仮眠でも2時間ほどしかありません。この短さは驚異的で哺乳類でも最短といわれています。
キリンの睡眠時間が短くてもよい理由を解説①食性との関係
もしもあなたが一日横になって眠っていい時間がたった20分だとどうでしょう?2時間眠れたとしても仮眠だとしたら?肉体的にも精神的にもその疲労は大きなものとなるでしょう。なぜキリンは同じ哺乳類でありながらこの短い睡眠時間でも生きていけるのか解説してきます。
キリンに限らず草食動物は睡眠時間が短い
そもそもの話ですが、キリンに限らず馬や牛、シマウマなどといった草食動物に分類される動物たちは総じて睡眠時間が短い傾向にあります。もちろん、その中でもキリンの20分、仮眠で2時間は最短です。
餌の草はカロリーが低いため食べ続けなければいけない
草食動物たちはその名の通り、草が主食となります。私たちが口にしている野菜もそうですがやはり草はカロリーがどれも低く、大量に食べるか、頻繁に食べ続ける必要があります。これもキリンの20分という短い睡眠時間の理由となるでしょう。
キリンと同じく草食動物のかわいいプーズーに関する記事はこちらから
キリンの睡眠時間が短くてもよい理由を解説②天敵の存在
続いてのキリンの短い睡眠時間の理由ですが、こちらは多くの方が予想していたでしょう。「天敵」の存在です。簡単に解説していきます。
キリンを始め草食動物は常に追われる存在
キリンだけではなく例えばサバンナに暮らすトムソンガゼルもシマウマも、ウサギたちも常にライオンやハイエナといった肉食動物たちに追われる存在です。確かに悠長に寝ていることはできないというのは想像に難くないでしょう。仮眠ですら2時間というのもうなずけます。
キリンは常に肉食動物を警戒していなければならない
さらにはキリンはなんといっても目立ちます。大きな体に長い脚や首。群れで暮らしているのでなおのことサバンナでは目立つ存在といえるでしょう。どんなときでも常に逃げることができるように周りを警戒している必要があります。
キリンの睡眠時間が短くてもよい理由を解説③代謝、身体の構造との関係
続いては身体の仕組みに焦点を当ててご説明します。キリンの持つ代謝システムやその特徴的な身体の構造から解説しましょう。
キリンは代謝が低いため多くの睡眠は必要ない
まずはこまめに草を食べ続けるので私たちとは違う代謝経路を持っています。睡眠という行為には体の代謝を活動的にし、脳細胞をはじめととする身体の様々な箇所の修復を図る役割がありますがキリンが生命を維持するのに必要なエネルギー量は非常に低く、そのためその回復に必要な睡眠時間も必然的に少なく済んでいます。
代謝が低いとは?
代謝が低いということは生きていくのに必要なエネルギーが少ないということです。私たちの生活では「代謝が下がる」「代謝が低い」と聞くとマイナスのイメージがありますがそうではありません。
ダイエットをするにあたってはエネルギーを多く消費することが体重を落とすのにつながりますが、キリンたちの様にわずかなエネルギーでその巨体を維持することができる低い代謝というのはまさに究極の省エネモードといえます。
キリンが頭を下げて寝るのは血圧からも危険
次は特徴的な身体ゆえの理由です。キリンは成体でなんと高さ5m。心臓から脳までの距離は実に2mにも達するといわれています。それほどの高低差のある場所へ血液を常に循環させるためにキリンの血圧はとても高くなっています。常時250mmHgにもなります。
立った状態で必要な血圧ですから、頭を下にして足を折りたたんだ姿勢でこの血圧がかかると体に大きな負担がかかり生命維持にも影響が出るでしょう。
短い睡眠時間を支えるキリンの省エネパワーのすごさ
キリンの代謝が低く、とてつもない省エネモードを搭載した体だとご説明しました。実際にどれくらいの省エネ力があるのか少しご紹介します。
まず、体長5m、体重は2000kgにもなるキリンの食事量というのはどれくらいなのでしょうか?一日に60kg以上もの草を食べたというデータもありますが、キリンが暮らすサバンナはいつもそんなに豊富な餌があるわけではありません。乾季などで餌にありつけないときはたった7kgでも生き延びることができます。
これがどれくらいすごいことかというと、カロリーベースではなく重量ベースの話にはなりますが、キリンの体重2000kgに対して餌が7kgですから重さにして体重のわずか0.35%の量ということになります。
50kgの女性が一日に175gの食事で暮らすのはかなり厳しいでしょうからそのことからもキリンの代謝のすごさがわかります。おまけに7kgはすべて草であり、私たちの食事に比べてほとんどカロリーはありません。
いかにキリンの代謝が低くわずかなエネルギーで生命を維持できるかがわかるデータといえます。
動物園にいるキリンも睡眠時間が短い?
常にライオンたち天敵に狙われている生活を送る野生のキリンたちの睡眠時間が短くなるのは大いに納得できますが、果たして人間に保護され命を狙われる危険のない環境で暮らす動物園のキリンたちの睡眠時間はやはり20分という短いじかんなのでしょうか?
動物園など飼育下のキリンは4時間ほど眠る
非常に興味深い話ですが、動物園のキリンたちはたっぷり眠ります。座る姿勢でなんと4時間ほど眠ることがわかっています。仮眠であれば2時間以上取ることももちろんあるでしょう。
生息環境で睡眠時間は変わる
命の危険がない動物園などといった環境においてはキリンたちの睡眠時間や生活スタイルは変化するということです。動物園では与えられる餌などもやはり野生とは多少なりとも異なるのでそういったことも理由の一つにあげられるでしょう。生きていく上で環境というのがいかに影響力が大きいかということがうかがえます。
キリンの寝姿が可愛いと話題に!
動物園でしか見ることのできない貴重な姿ともいえるキリンの寝姿のかわいらしさがSNSなどで話題になっています。長い足を器用に折りたたみそこへ首をぽってりと乗せてグーグーと眠る姿は白鳥のようにも見えてとてもかわいらしいです。
動物園では大人のキリンも座って眠る
特に大人のキリンの寝姿というのは野生では貴重なものです。命を脅威から守るために常に神経をとがらせているからです。けれど、動物園ではそういった大人のキリンの座った寝姿も見ることができます。
キリンが眠るときは「見張り役」がいる
野生のキリンは。1頭のオスをボスとして2~10頭ほどから成る群れで暮らしています。わずか20分の睡眠時間ですがその間にも肉食動物に襲われる心配があるのが厳しい野生の環境です。
実はキリンが眠るときは群れの中で必ず見張り役がいます。他のキリンたちが足を折り曲げて座って眠っていたとしても見張り役のキリンは立っているのです。
群れで暮らすメリットを大きく感じる見張り役の存在といえるでしょう。
キリンの睡眠時間がブルゾンちえみのネタで紹介!面白いと話題に
少し話は変わり、そんな驚異的な短さを誇るキリンの睡眠時間がブルゾンちえみさんのネタでも使用されました。どんなものか少しご紹介します。
キリンの睡眠時間ネタの全文をご紹介!
まずはブルゾンちえみさんのネタの全文をご紹介します。
どんなにキレイな花でも水をやらないとどうなりますか?乾いちゃう。うるおい欲しくない?寝てる時間なんてもったいない!もっと遊ばないと。キリンの睡眠時間って1日何時間だと思ってんの?1.9時間。諸説あり。 (引用:You Tube)
意識高い系の女性の発言がネタになっているブルゾンちえみさんらしい内容ですね。こちらはのキリンの睡眠時間は20分ではなく、仮眠時間である2時間(1.9時間)を伝える内容となっています。一日の睡眠時間を削ってでも人生をエンジョイしようという流れにキリンの睡眠時間の短さを伝えるセリフはまさにぴったりといえるでしょう。
キリンの睡眠時間ネタは「櫻井・有吉THE夜会」で披露!
こちらのネタは人気バラエティー番組「櫻井・有吉THE夜会」でブルゾンちえみさんがゲストで登場した際に披露されました。いつものテーマ音楽とともにブルゾンちえみさんが優雅に歩きながら、トップアイドルとして忙しい日々を送る嵐の櫻井翔さんのさみしいプライベートをいじります。