辻菜摘による佐世保小6殺害事件の概要
九州地方に位置する長崎県にある佐世保市という街をご存知ですか?読み方は「させぼ」と言います。有名なモノを挙げると佐世保バーガーや日本でも屈指の遊園地、観光施設として知られるハウステンボスがあります。今回の記事ではその佐世保市で起きたとあるセンセーショナルな事件について皆さんにご紹介していきます。
この事件は悲劇と言われる事が多いです。それは被害者は小さな少女であり殺害されてしまったのですが、なんとその加害者も同じ小さな少女だったのです。そして二人の関係は以前は仲の良いクラスメートであり友達だったのです。では事故が起きてしまったのでしょうか?実はそうではないのです。加害者には明確な殺意があったのです。
佐世保事件とは小学生による同級生殺人事件
先ほどもお話しした通りこの事件の被害者と加害者はどちらもまだ小さな少女、それも同じ小学生であり同級生だったのです。世界的に見ても小学生以下が小学生以下を殺害するというケースはかなり稀であり極めて異例な事件なのです。更には男児ではなく女児の犯行という事でもセンセーショナルを集めたのです。
では何故このような事件が起きたのでしょうか?また犯人の動機は一体どういった物なのでしょうか?また二人は普段どのような仲だったのでしょうか?それらの気になる点をこれから徐々に皆さんにお話ししていきます。もしこの事件についてご存知のない方もこの機会にぜひ知っていただいて、児童の手によって引き起こされる犯罪を未然に防ぐ為には何ができるか考えてみてください。
学校の給食時間に起こった衝撃的な事件
悲劇は平日で学校生活の中で起きてしまったのです。ではどんな時間だったのでしょうか?授業中や休み時間でも放課後でもなかったのです。実はあの多くの児童が毎日の楽しみにしている給食の時間中に起きてしまったのです。当然その場に他の生徒や先生が居合わせていたと考えられますが、果たして真相はどうなのでしょうか?
また幼い小さな女児の手でどのようにして手を下したのでしょうか?殺害に用いられた凶器はどんなモノなのでしょうか?気になる点が多く浮かび上がってきますが、この後深く掘り下げて当時の状況を詳しく皆さんにご紹介していきます。
辻菜摘はネバダたんとしてかわいいと人気に
今回の事件の犯人、加害者となったのは『つじなつみ』さんです。また別の名前としても知られています。本名ではなく異名の名で呼ばれる犯人は他にも存在します。(酒鬼薔薇聖斗や切り裂きジャックなど)今回の犯人もまた違う名前で呼ばれる事が多くその名前が有名なのです。その名前とは何だと思いますか?
その名は『ネバタたん』といいます。いくら女児とはいえ人を殺めてしまっている犯罪者がなぜこのような可愛らしい名前で呼ばれるようになったのでしょうか?実は可愛らしいこの名前が付けられたのにはかなり変わった理由があったのです。このネーミングの由来についても後ほど詳しく解説していきます。
この事件よりもはるかに残虐で卑劣な所業が行われた事件があります。その事件の犯人もまた世間には本名ではなくある異名で広く知られているのです。その残虐性は日本だけではなく世界中を巻き込み震撼させました。この恐ろしく悍ましい事件について興味のある方や関心のある方は是非こちらの記事をご覧ください。
加害者「辻菜摘」による佐世保事件の流れ①友達関係
今回の事件の当事者である被害者と加害者は同じ小学校の同じ学級でつまりは同級生なのですが、二人の仲や関係は以前どんな感じだったのでしょうか?もともと犬猿の仲で仲が悪かったのでしょうか?これから二人の仲や関係について解説していきます。どのようにして犯人は被害者に対して殺意を抱くようになっていたかのその推移もお話ししていきます。
元々は仲良しの2人
実は被害者と加害者は初めから折り合いが悪かったわけではないのです。むしろお互い後述する共通点があったりと親友と呼べるくらいの関係であったと言われているのです。元々仲が良い二人が何故一方が殺意を抱くほど、険悪な仲になっていってしまったのでしょうか?またきっかけとなる出来事ではどんな事があったのでしょうか?
自分にとっては些細な言動を取ったつもりかもしれませんが、それが相手にとってはかなり嫌な事であり腹を立ててしまう事である場合があるのです。そんなひょんな事から普段物凄く仲が良い友達がいても、急に折り合いが悪くなり正反対の仲となってしまう事は案外少なくないのかもしれません。良い友好関係を気づいていくことが大切なのです。
関係が変ったきっかけ
仲が良い彼女たち二人の関係が悪くなっていたきっかけは勿論当事者である二人が一番よく分かっているでしょうし、真実を知っているのは彼女たちのみです。世間的に関係が変わったきっかけと言われているのは、加害者側の人格や性格だそうです。加害者は小学6年生に進級すると同時くらいに大きな心の変化があったと言われているのです。
その変化とは決して良いものではなかったのです。彼女は女児ながら段々と狂暴的な一面を見せる事が増えてきました。例えば友達と遊んでいる最中も些細な事で逆上して激しく怒ったり、また勝ち負けがある遊びをしている時も自身が負ける事があれば、人以上に悔しがりキレる事があったそうなのです。こうして二人の関係に不穏な空気が立ち込めてくるのです。
「重い」の一言がプライドを傷つけた
些細な事で激しく怒ってしまうという事は単に短気と言うわけではないのです。些細な事で怒る。という事から考えられる事はとてもプライドが高い人格でありながら、相手に侮辱されたり蔑まれたりすると他の人よりも剣幕に腹を立ててしまう場合が多いのです。つまりは冗談が通じない人と言ってもあながち間違いではないでしょう。
周りの人間からしたら普通に『冗談』や『嘘』に捉える事ができる言葉も、犯人である彼女はそれを『本気』にしてしまい、『悪口』として捉えてしまう事も多いのです。そして被害者は加害者を学校生活の中でおぶる機会があり、その時冗談交じりで『重い』と発言したのです。この一言を加害者は非常に重く受け止め、真面目に怒る様に『失礼ね』と発言しました。
ネットへの書き込みに腹を立てた
事件が起きたのはひと昔の事で、この当時は一般的な家庭においてはあまりPCが普及しておらず、そこまでネットやSNSなどが身近なものではありませんでした。しかし今回の事件の当事者である彼女たち2人は、どちらの家庭でもPCを持ち合わせていて、更には2人が運営するコミュニティーサイトの様なものがあったのです。
そこではブログのような形で学校生活や身の回りの出来事や心情などをつらつらと語った内容を各々が投稿していましたが、事件が起きる直前に被害者はそこで先ほどお話ししたおんぶの出来事について触れて、そこで加害者に対して『ぶりっ子』と称した書き込みを投稿して、それを見た被害者がさらに腹を立てて逆上するのです。
不正アクセスで削除行為
プライドが高く気性が悪い加害者は先ほどの2つのエピソードにより、被害者に対してこの時から激しい怒りと憎悪の気持ちを抱いていたのです。そしてその2人が運営するコミュニティーサイトの運営者であった事から、そのサイトに不正アクセスをして被害者のアカウントやユーザー情報を全て削除したのです。
小学生ながらにして何故このような事が出来たのでしょうか?勿論運営者であった事も大きな理由の一つですが、実はこの当時まだPCが普及していない時代背景出会ったのにもかかわらず、加害者は自身でPCを3台も持っていてコンピューターに関する豊富な知識を持っていたのです。
交換日記で指摘される
2人で運営していたコミュニティーサイトのアカウントを削除するだけにとどまらず、加害者は被害者やその他の仲間内でやり取りをしていた交換日記でも指摘したのです。加害者特有の文章をカタカナやひらがなで構成するという手法を、被害者が用いるとマネするな。使用するな。と激しく禁止したのです。
そして最終的にはその交換日記からも被害者を追放したのです。加害者が被害者にした行為はいじめではなく、冗談を真に捉えて逆上した事による腹いせや仕打ちだと考えられるのです。このくらいの年ごろにはちょっとした事で急に仲が悪くなってしまう事は、特に女児の間では意外と少なくないのかもしれません。
加害者「辻菜摘」による佐世保事件の流れ②殺害
あれほど仲が良い2人が何故急に仲が悪くなってしまったのか、そして段々と加害者が被害者に対して憎しみや怒りの気持ちを抱くようになっていった経緯については、当時周りにいた同級生たちの様に皆さんもよく感じ取っていただけたのではないでしょうか?そして絶対に起きてはならない悲劇へと刻々と近づいていくのです。
事件当日給食の時間どのようにして加害者は被害者を殺めたのでしょうか?また現場となったのは学校内のどこだったのでしょうか?こちらではいよいよこの事件の全貌とも呼べる殺害当時の状況を解説していきます。皆さんも悲劇が起こってしまった当時の状況を想像しながら読んでみてください。
学習ルームへの呼び出し
恐らくは給食の時間であった事から生徒たちは配膳の準備や、机やいすを並べたりと昼食にありつく準備をしていたと考えられますが、加害者はこの時既に犯行を計画していたのか被害者を校舎3階にある教室の一つ『学習ルーム』に呼び出すという形でおびき寄せたのです。当然被害者は自分に降りかかる最悪の災難を予期できなかったのでしょう。
そしてこの『学習ルーム』は校舎の一番北の方角に位置していて隅にありました。この場所は奇しくも加害者の自宅から一番近い位置にあったのです。この変哲もない校舎の教室の一室は今回の事件で悲劇が起こる現場に変貌を遂げてしまうのです。この時もし誰かが彼女たちの行動を不自然に思い、止めていればと悔やんでしまいます。
カッターナイフで首を切りつける
悲劇が起きてしまう一室に被害者を連れ込むと、その後加害者は外から目撃されない様に窓掛けをして被害者を椅子に座らせると、背後から手か腕で被害者の目を覆ったのです。この時被害者は単なるいたずらと感じていたのでしょうか?それとも何かされると身に危険を感じて動けなかったのでしょうか?真実は当事者しかわからないのです。
目を覆った後すかさず所持していたカッターで勢い良く首元を斬りつけたのです。頸動脈付近であったため小さな女児の身体からも大量の血が噴き出したのです。そしてその場に倒れこみ魚の様にピクピクと痙攣しながら最後には息を引き取り、小さな女児の手によって小さな女児の命は帰らぬものとなってしまったのです。
加害者「辻菜摘」による佐世保事件の流れ③殺害後の不可解な行動
こうして僅か小学生女児の小さな手によって同級生であり、かつては仲の良い友達であった小学生女児の命が奪われてしまったのです。こうしてこの事件は現在でも胸を締め付ける悲劇として我々日本人の記憶に残る事となりました。殺害した後加害者はどのような行動をとったのでしょうか?年齢から考えるのであれば自分の犯してしまった罪の大きさにショックを受けてしまう事でしょう。
しかし加害者は殺害した後、普通の小さな女児とは思えないほど不可解な行動をとるのです。果たしてその不可解な行動とはどういった物なのでしょうか?では次に加害者が被害者を殺害した後にとった不可解な行動についてご紹介していきます。なぜそのような行動をとったのか考察しながら読んでみてください。
殺害後の15分間
加害者は児童が持っていても不思議ではないカッターで加害者の首元を容赦なく斬りつけると、被害者は大量の血を流しながら倒れこみます。その後加害者はショックを受けてその場を立ち去ろうとしたのではなく、間違いなく息を仕留めたかを確認する殺し屋の様に、魚の様にピクピクと痙攣している被害者をただそこで静かに見届けていたのです。
そのプロの様な行動に本当に小学生高学年女児なのか戸惑ってしまうのですが、驚くべき行動はこれだけではなかったのです。なんともうじき息を引き取ろうとしている加害者の身体を、自身の足のつま先でとんとんと蹴ったのです。彼女はもしかするとサイコパスなのか?と錯覚してしまう程猟奇的な行動と言えるのではないでしょうか。
殺害後教師に助けを求める行動
被害者を殺害して猟奇的な行動をとり、そこから10分ほど経過すると加害者は急に我に返ったかの様に目の前の光景の凄惨さに初めて気づき、その光景と自分の犯行にショックを受けてその場を立ち去るのです。そして自身のクラスの教室に息を切らしながら戻ると、先生はすぐにその異変に気付いたのです。
まず先生は加害者の洋服に染みついているおびただしい血痕が目に入ったのです。先生の口から言葉が放たれる前に加害者は自ら慌てて助けを求める様に、『この血は私のモノではない』と一言述べると、状況説明をすることなく先生に悲劇が起こってしまった『あの一室』を指で指し示したのです。だんだんと彼女の精神に何か異常がある事が伺えてきたのではないでしょうか?
救急隊が来るまで隠した殺害の事実
現場を目撃して悲痛な状況を察した先生はすぐさま救急車を呼び、しばらくして救急隊が到着しましたが、残念ながら時すでに遅しとなってしまいました。この後加害者の口から始めて自身の犯行であると告げたのです。つまりこれまでは殺害の事実は隠していて、自身の洋服についている血が他人のモノであるという事と、教室の一室を先生に指し示しただけなのです。
こうしてこの事件は僅か小学生女児の手によって同級生の女児を殺めるという、胸が締め付けられるように悲痛な惨劇となってしまったのです。他の友人たちは2人の壊れゆく仲を案じてあげれなかったのでしょうか?先生たちも2人の不穏な空気を感じ取ってあげる事が出来なかったのでしょうか?実際に当時の関係者も深い後悔の念に見舞われていた事でしょう。
加害者「辻菜摘」とはどんな人物なのか
ここまでの内容から恐らく読者の多くの方は、今回の事件の加害者である『つじなつみ』さんは小6女児でありながら、人格や性格などに難があったり普通の人柄ではないという印象を受けているはずです。実際に事件が起きる前からその凶暴で些細な事で腹を立ててしまう様なエピソードが多々見受けられました。
勿論腹が立ったからという動機で殺害を犯す事自体も疑問に感じますが、実際に殺害した後も不可解な行動をとっているのです。ですから人格異常者と捉えてしまうのは無理ありません。実際に彼女がどんな人物なのか本質を知っていただくためにも、ここでは彼女のプロフィールや詳細をご紹介していきます。
辻菜摘の人物像①の家族構成
殺人事件を引き起こしてしまう犯罪者たちには共通点があります。それは多くの犯罪者たちの家族構成を辿ってみると、父親がおらず母子家庭であったり両親がおらず祖母の元で育てられていたり、施設などで育つなど。その様な傾向がよく見られているのです。今回の事件の加害者である彼女もまた、この様な家族構成に当てはまるのでしょうか?
実は彼女の家族構成に至ってはごく普通だったのです。母親、父親、姉、祖母と暮らしており、父親は保険会社に勤めていて、母親も父親が体調を崩している間はパートとして働いていたそうです。姉は当時高校生であった事から、年は5つくらい離れていると考えられます。こう見ても家族構成に問題が見当たらない事が分かります。
辻菜摘の人物像②の家庭環境
家庭環境に至っても多くの見解では問題はなかったと囁かれています。実際に事件の前夜に父親が彼女に本を読み聞かす機会があった事から暴力が振るわれていた等は無かったと考えられるのです。しかし一部では幼少期に両親が働き詰めで忙しかったり、父親が病を患ってしまいあまりかまってあげる事ができていなかったのではないか?
きちんと教育が行き届いていなかったのではないか?という見解もあり少なからず彼女の性格や人格形成に影響をもたらしたのではないかと言われているのです。やはり自分の子が犯罪に手を染めない様にするためにも幼い時から愛と情熱を注いで、大事に育ててあげる事が大切なのではないでしょうか?これから親になる方も、現に親である方も今一度子育てについて考えて見つめなおしてみましょう。
辻菜摘の人物像③ミニバスを辞めさせられてR指定にハマった少女時代
小学6学年に進級する前、つまりは5学年の3月末近くにクラブ活動のミニバスを両親により辞めさせられているのです。実はテストや勉学などの成績が不振に陥ってしまった場合は予め辞めさせる条件が決められていたのです。しかし彼女の成績は悪くなかったらしく、テストの順位なども落ちていなかったらしいのです。
なぜ辞めさせられたかは分かっていませんが、辞めさせられた後は放課後や休日ではかなり退屈そうにしていたのです。その空いた時間の中で彼女は新しい趣味を見つけました。その新しい趣味がちょっと変わったものでR指定といういわゆる年齢規制レーティング付きのコンテンツにハマるというものでした。
辻菜摘の人物像④バトルロワイヤルに影響を受ける
そのR指定コンテンツの中で特に熱狂してのめり込んでいったの作品があの殺し合い漫画が原作となった『バトルロワイアル』です。内容を詳しく知らない方でもその作品が、残虐的でバイオレンスやグロテスクな表現を多く含む事は周知しているのではないでしょうか?女児ながらにそのような過激な作品の熱狂的なファンになっていったのです。
当時も既にレーティング制度は設けられていてR指定に指定されていた作品であったため試聴する事は禁じられていましたし、人格に悪影響を及ぼす可能性があるのでよくありません。しかし彼女は姉の所持していたカードを勝手に持ち出し何度もレンタルしていたのです。実際の犯行や彼女の人格形成に少なからずこの作品の影響があった事は間違いないでしょう。
辻菜摘の人物像⑤パソコンが得意
前述でも少し触れましたが、事件当時はまだスマートフォンもなく携帯電話も大人からという風潮があったりと、更にはネットやPCもそこまで普及していなかったのです。けれども彼女の家庭にはPCが3台もあり彼女自身もよく使っていたそうです。そのためか当時からしても年齢からみても、相当なパソコンの知識を持っていてまた得意でした。
被害者と彼女がコミュニティーサイトを立ち上げて更に運営するくらいなのです。また被害者の投稿を不正アクセスで削除したり、アカウント自体を削除できるくらい他の女児よりもパソコンに関しても技術や知識が断然上を行っていたのです。もしかしたらネットを利用するうえでも人格や性格において悪影響を及ぼしていたのかもしれません。
辻菜摘の人物像⑥可愛いルックスとは裏腹に凶暴な性格
勿論同級生からもクラスメイトからも可愛い女の子として知られていましたが、後述でも解説いたしますが、その時のネットの掲示板などで可愛い犯罪者、殺人犯の『ネバタたん』として注目を集めていたのです。彼女は外見はとても女の子らしくキュートな女児なのですが、実は性格は少し難があったのです。
ちょっとした事。些細な事でもすぐに激昂してしまう幼さが残る性格をしていました。その為なのか今回の事件を引き起こしてしまいましたし、以前にも友達や同級生の間ではトラブルが度々あったのです。では彼女の性格は生まれついてのものなのでしょうか?それとも趣味としてハマったR指定作品による悪影響なのでしょうか?
辻菜摘の人物像⓻二重人格だったかもしれない?
その様に言われている所以は次の通りです。まず1つは彼女が被害者の女児と一緒に運営していたコミュニティーサイト内で使われていた彼女のハンドルネーム、アバターネームが『デュオ』というので、これはキャラクターの名前とも捉えられますが、2つの、双方のという意味合いも持っているのです。
更には自身が手書きで書いたプロフィール文章には『表と裏がある性格』と自らそう称しているのです。以上の事から彼女はひょっとしたら自身が知らないうちに、もう一人の人格を形成していたのかもしれないのです。あくまでも諸説や噂なので真実というわけではありません。
被害者「御手洗怜美」さんはどんな人物だったのか
加害者である『つじなつみ』さんが当時どんな人物であったのか、かなり詳しく把握して頂けたはずです。R指定の作品にハマったり、殺し合い漫画の影響を強く受けている事が気になったのではないでしょうか?次は被害者となり若くして殺害されてしまった『みたらいさとみ』さんのがどんな人物であったか皆さんに詳しくご紹介していきます。
彼女の家族構成や家庭環境、更にはどんな性格であったかなど。詳しく彼女にスポットを当てて詳細をまとめていきます。加害者の人格や性格には問題が無かったのでしょうか?その辺も注目して読んでみてください。実は彼女の父親はある『関係者』だったのです。その点でもこの事件は大きく関心を集める事となりました。
御手洗怜美さんの人物像①家族構成
彼女の家族構成は父親、長男、次男と4人家族でした。そうなんです母親がいません。これは離婚したわけでも家を出て行って蒸発してしまったわけでもないのです。実はこの事件が起きる数年前にガンを患い、闘病生活を続けながらも最期には亡くなってしまったのです。
彼女は母親が亡くなった事により計り知れない悲しみを背負った事でしょう。しかし彼女はその悲しみに打ちひしがれる事なく明るく前向きな性格を持ち続けていたのです。とても心の強い子であった事が伺えるのではないでしょうか?そんな健気な子が若くして命を失ってしまったと思うと、やるせない気持ちになってしまうはずです。
御手洗怜美さんの人物像②家庭環境
実は彼女の父親はかの有名な新聞会社の地元地域の支店の局長を務めていたのです。つまりは記者として活躍していたのですが、今回の事件では奇しくも取材される側に立たされてしまう事となってしまうのです。彼女は生前そんな父親とは、いたって問題なく良好な関係を築いていたと言われているのです。
詳しい家庭環境については父親の直属の部下である一人の男性が、この事件の詳細や家族の思いを綴った一冊の本を書き記しているので、そちらをぜひ読んでみてください。当時の被害者、加害者だけではなく周りの人たちのやり取りや出来事が詳しく記述されているのです。この事件の教科書と言っても過言でないでしょう。
御手洗怜美さんの人物像③転校生でも明るいリーダー的存在
彼女が小学校3.4学年の時に母親を亡くしてからは、幼い彼女が母親の代わりに家族を支えたそうです。そのため彼女は年齢の割にかなり大人びた性格をしていて、学校でもリーダー的な存在だったそうです。大人びていたとは言うものの、フレッシュな明るさも兼ね添えた元気な女児であったのです。
家庭の事情により引越しを行い、事件が起きた学校には転校生として転入していますが、その明るさやリーダーシップで直ぐに友達を作って人気者になったのです。ですが加害者から受けた嫌がらせや鬱憤の数々に密かに悩みを抱えていた事が後に判明するのです。現在も記者である父親も気付いてあげればと後悔の念を抱いています。
辻菜摘の逮捕とその後
先ほどは被害者の家庭環境やどんな人物であったかお話ししていきました。これでこの事件の当事者となる2人の女児がどのような人柄であったか?どんな家庭で育っていたのか分かっていただけたのではないでしょうか?彼女たちの性格や背景を知って改めてこの事件の全貌見たとき、何が見えてきますか?
事件発覚後、幼い犯罪者となってしまった加害者は逮捕されてしまいます。もちろんわが国には少年法と言う法律もあるのです。その中で逮捕の後彼女はどのように対処されていくのでしょうか?こちらでは気になる加害者が逮捕された後の事象についてまとめていきます。果たして彼女に対してどのような処置を取ったのでしょう?
当時としては異例の精神鑑定
当時まだ12歳以下という事で、当然ながら少年法が適応され彼女に責任問題が問われる事はありませんでした。この場合人格や性格に異常がないかを判断する『精神勘定』などを執り行われないのですが、なぜ今回の殺人を犯してしまったのか?という事や殺害後の不可解な行動に疑問が残ったため、極めて異例なのですが精神勘定が行われたのです。
その診断の結果、ごく普通に人間のと交流ができないなかったりコミュニケーション能力に少し遅れがあったのでアスペルガー症候群などの発達障害である可能性が疑われたのです。そしてその診断結果により彼女は次の施設に移送されることになるのです。なんていう名称の施設なのでしょうか?
児童私立支援施設「国立きぬ川学園」への移送
逮捕された後彼女は『国立きぬ川学園』という支援施設に移送されました。当然ながらもともと通っていた佐世保市の小学校には戻る事はできず、転校を余儀なくされるのです。ではこの施設はどのような環境なのでしょうか?少年院とはどこか違う事は名称を見ていただくとわかるはずですが。次に移送先の施設がどんなところか分かり易くまとめていきます。
国立きぬ川学園とはどんなところか
支援施設という事で教師や先生だけではなく、精神科医やカウンセラー、医療員などの専門的なスタッフも配備されていて、また実際の学校の様に複数人を一人の先生が指導するという形式ではなく、1対1で個別指導する形式をとっている学園なのです。ここで社会に安全に復帰できるようにコミュニケーション能力を高めたり、社会の適合性を高めるのです。
そして彼女が移送されたこの学園は全国的にも珍しく、女性生徒専用であり更には強制的に児童の行動を制限できる施設なのです。生活をするのは学園内に設置してある寮で行いますが、外側から鍵が掛けられる個人部屋も設けているのもこの学園の特徴なのです。
加害者未成年による被害者未成年の殺人事件は日本でも結構起きているのが事実なのです。どの事件も非常な残虐性や凄惨さが目立つものばかりですが、この事件もまた非常に卑劣なものでした。被害者となってしまう少年は身体障害を抱えていたのです。それを理由にして非道な犯人グループたちが殺害に及ぶという事件。