カエンタケとは?猛毒キノコ?食べてみた人も?味や症状、生息地など紹介

カエンタケとは、キノコの中でも最恐クラスの猛毒を持つ殺人キノコです。毒キノコを食べてはいけないというのは常識ですが、カエンタケには触れることすら危険なほどの毒性が。今回はカエンタケを食べてみた人による味の感想や発生しやすい場所、症状や対処法など詳しく紹介!

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自然科学を愛する主婦です。自然に囲まれた田舎に暮らしており、家族でウッドデッキを自作してBBQや燻製に挑戦しています。庭では家庭菜園をはじめ庭木の剪定など大忙しです。庭に野鳥を呼ぼう計画もスタートさせました!夫と1歳の娘、2羽の文鳥(白文鳥、ごま塩文鳥)と毎日楽しく暮らしています。

カエンタケとは?燃える炎のような見た目の毒キノコ

カエンタケというキノコをご存知でしょうか?イラストなどで見かけるカサのある見た目をしたキノコとは違い、まさに「火炎」のように指が揺らめくような形をした赤いキノコです。漢字では火炎茸や火焔茸と表されます。

カエンタケは食べるも地獄!触れるも地獄!

このキノコ、見るだけでも危険そうな姿をしていますがその通りで毒キノコの中でも最強と恐れられるほどの強い毒を持ち、食べればもちろん死に至りますしなんと触れるだけでも危ないとされています。

カエンタケの生態・生息地・発生しやすい場所など徹底紹介!

食べるだけではなく、触れるだけでも危険なカエンタケ。このキノコが自分の住む近くに自生しているのか気になる方も多いでしょう。生態や生息地などにここでは迫っていきます。

枝分かれして生えるカエンタケ!まるで燃え上がる炎のよう

こちらの画像からもわかるようにまるで人の指のような、炎が揺らめくような枝分かれした赤い菌体が大きな特徴です。名前の通り、まるで燃え上がる炎のような見た目をしています。

カエンタケは日本や中国などに分布!夏~秋にかけて発生

このキノコはなんと日本にも自生しています。日本や中国、インドネシアのジャワ島などのアジアを中心にに分布しています。主に発生する時期は初夏から秋です。

ナラ枯れした樹木に発生しやすいカエンタケ

カシノナガキクイムシと呼ばれる虫がナラをはじめとした広葉樹に卵を産み付け中で幼虫が育つことでその木本体を枯らすという大きな害虫被害をもたらしていますが、カエンタケはこういった枯れたナラの根本によく発生することがわかっています。

カエンタケの毒性とは?脅威の致死量3g

簡単に生態をご紹介してきましたが、いよいよここからはその強烈な毒性についてご説明していきましょう。なんと致死量はわずか3gです。

カエンタケは触れるだけで危険なキノコ!

先ほどから繰り返しご説明してきましたが、食べるのはもちろんですが触るだけでも危険です。触れるだけでもその汁が皮膚に当たるのであればあっという間に皮膚がただれてボロボロになってしまいます。

カエンタケは口に含んだ時点でアウト

通常の毒キノコなどですと誤って口に入れたとしてもその場ですぐ吐き出してしまえば危険を回避できます。しかし、このカエンタケは違います。吐き出したとしても口の中に残った汁によって口内の粘膜がたちまちただれてしまいます。どんな味がするのかとほんのわずかでも口に含めば危険にさらされてしまうでしょう。

近年まで危険性は認識されていなかったカエンタケ

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