スキニーギニアピッグの基本情報を紹介!大きさや寿命は?
スキニーギニアピッグという言葉を聞いたことはあるでしょうか?ピッグとつくので豚の仲間かと思いがちですが、モルモットの品種になります。ペットとしても人気を集める彼らについてご紹介していきましょう。
スキニーギニアピッグは毛が無いモルモット!
南アメリカで誕生したスキニーギニアピッグはモルモットの品種の1つです。最大の特徴は毛がないことになります。滑らかな肌を直接触ることができます。
野生では存在しないスキニーギニアピッグ
実験用に品種改良がおこなわれた結果誕生したので彼らの誕生の地は南アメリカの研究所Institut Armand Frappier(IAF)になります。野生では存在しないということになります。
大きさは普通のモルモットと同じくらい
大きさは通常のモルモットと同じくらいですので手のひらにのるくらいのサイズです。体長は20センチ前後といったところになります。体重は重くて1.2キロほど。1人暮らしのアパートなどでも飼いやすいサイズといえるでしょう。
名前の由来はブタのような見た目から
毛が無いことで通常のモルモットでは見ることのできない皮膚のたるみが見えます。鼻などにできるしわも見えるため豚ような見た目になっています。名前はそういった姿から名づけられました。
スキニーギニアピッグの平均寿命は5~8年ほど
平均寿命は5~8年ほどと言われています。これは通常のモルモットの平均寿命と変わりません。通常のモルモットの寿命としてギネスに記録されているものは、14歳10カ月です。
スキニーギニアピッグの性格は?
手のひらに収まるサイズで飼いやすい大きさのスキニーギニアピッグですが、どのような性格をしているのでしょうか?いくつかの傾向をお伝えします。
スキニーギニアピッグ性格①臆病で警戒心が強い
臆病で警戒心が強い個体が多いです。家に連れ帰って数日はその環境や飼い主になれるまで少し時間がかかるでしょう。下手に怖がらせるようなことはせず、慣れて落ち着いた行動がみられるまではそっと見守ってあげましょう。
スキニーギニアピッグ性格②人に懐きやすい
環境や飼い主に慣れてくると懐きやすいのが魅力です。大切にお世話をすれば懐いてくれるので飼い主に甘えたり、撫でて気持ちよさそうにしている顔などを見ることができるでしょう。
スキニーギニアピッグ性格③寂しがりや
群れで暮らすモルモットですから性格はさみしがり屋です。鳴き声を使って仲間とコミュニケーションをとるのでさみしい時などは声を出して甘えたりします。さみしさのあまりストレスをため込まないように相手をしてあげましょう。
雌雄による大きな性格の特徴は少なく個体差の方が大きいのでペットをしてお迎えするときは1匹ずつをよく見て相性のよさそうな子を選ぶのがいいでしょう。現在日本のペットショップで販売されているものの多くはオスとなります。
スキニーギニアピッグの毛のタイプ・カラーの種類は?
モルモットといえばカラーバリエーションや巻き毛やストレートタイプといった毛質で多くの種類がありますが、こちらもも豊富なバリエーションがあります。
スキニーギニアピッグの毛のタイプ①少しだけ毛が残っている
毛が無いモルモットではありますが、少しだけ毛が残っているタイプがこちらの種類です。鼻先と脚にわずかに毛が残っています。
スキニーギニアピッグの毛のタイプ②全く毛がない
2つ目のタイプがまったく毛のないタイプです。皮膚に直接触れることができるので暖かく滑らかな手触りでいつまでも触れていたい気持ちになります。
スキニーギニアピッグのカラーはピンク・ブラック・まだら模様など
カラーバリエーションは通常のモルモット同様、豊富です。ピンク、ブラック、薄茶色、白などがいます。またそれらが2色、3色と混ざったマーブル模様を持つ個体もいます。
スキニーギニアピッグはどこで購入できるの?値段は?
実際にペットとして飼育しようと決めれば気になるのが購入場所や値段でしょう。ここではそれらについてご説明していきます。
スキニーギニアピッグの購入場所①ペットショップ
ペットショップでの購入も可能です。通常のモルモットは販売していてもスキニーギニアピッグは販売してないということもあるので事前にホームページを確認したり電話で問い合わせたりしながら探すのがよいでしょう。
スキニーギニアピッグの購入場所②牧場
犬や猫をブリーダーから直接販売してもらうように、牧場などでも購入することができる場合があります。こちらも事前に検索し、問い合わせてからお気に入りの子を見つけるのがよいでしょう。
スキニーギニアピッグの値段は2~5万円ほど
販売価格は2~5万円ほどになります。通常のモルモットの価格は5000円程度が相場ですからやはりそれよりは高くなります。小動物のペットとして人気のウサギなども5000~6000円前後が相場です。
購入以外に里親になるという方法もある
最近ではペットショップで購入したものの様々な事情で飼育できなくなってしまったペットの里親を探すサイトなどで見つかることもあります。
里親になるときには以前の飼い主がどのような世話をしていたのか、病気を持っているのかなど聞いておくとよいでしょう。心無い人によって詐欺被害があるのも事実ですのでお金と生体の受け渡しは同じ時に対面で行うのがベターです。
メスはなかなか売っていない?
前述しましたが日本のペットショップで出回っている個体はほぼオスのみになります。どうしても欲しい場合はペットショップ以外のルートを探す必要があります。メスはオスと比べても高額になります。
スキニーギニアピッグを飼育する上で毛のないメリットとは?
毛が無いということが最大の特徴ですが、その特徴は私たちにとってどのようなメリットがあるのでしょうか?メリットをご紹介します。
動物の毛にアレルギーがある人も飼える可能性がある
動物の毛にアレルギーがあるためペットの購入を諦めた人もいるでしょう。スキニーギニアピッグは毛が全くないタイプもあるのでその点では飼える可能性があるといえるでしょう。
とはいえ飼ってからダメだったとなるとかわいそうな命を増やしてしまうので事前に触れ合ってみたりして本当にアレルギーが出ないかなど確認してから購入を決めるようにしましょう。
毛がないためニオイがあまりしない
ペットを飼うときにどうしても気になるのがニオイですが、毛が無いためニオイが少なく、あってもさほど気にならないといわれています。こちらもメリットといえるでしょう。
スキニーギニアピッグを飼育するときに必要なものとは?
ではここからは飼育に合わせて必要な道具や準備しておくとよいものなどをご紹介していきます。ウサギやモルモット用のものを代用することができます。
ウサギ用のゲージで飼育できる!手作りも可能?
モルモット専用のゲージ自体が珍しいので多くの人はウサギ用のゲージを使用しています。ウサギ用のゲージはそのジャンプ力に合わせて高さがありますが、それほどジャンプしないモルモットには不要な高さでもあります。パネルなどを結束バンドでつなぎ合わせながら場所に合わせた形に組み合わせ、必要なサイズのゲージを手作りする人もいます。
大きさは最低でも高さ30cm×幅60cm×奥行35cmは欲しいところです。
床材にはウッドチップや牧草などがオススメ
掃除のしやすさを考えるとウッドチップや牧草などがおすすめです。汚れた場所だけ取り換えればいいですし、捨てるだけなので比較的簡単にきれいにできます。その下にペットシーツなどをひいておくとさらに汚れにくくいいでしょう。
臆病な性格なため隠れることができるハウスは必須
もともとモルモットたちはアンデスなどの乾燥した荒野で暮らしていたため地面に巣穴をほって群れで暮らしていました。そのため、巣穴のような安全に隠れることができるハウスは必須といえます。
水を入れる給水器やひっくり返らないようなお皿も
いつでも飲みたいときに水が飲めるように給水器などを付けてあげることも必要です。給水器からうまく飲めない子にはお皿に水を貼って用意してあげましょう。動きまわったときにひっくり返してしまうときもありますのでひっくり返らないような重さのあるお皿がおすすめです。
トイレは場合に応じて用意すること
トイレのしつけはやるにはできますが、うまくいかず覚えないことが多いです。しばらく様子を観察してみていつも同じ場所に用を足しているのであればそこに一度おいてみるのも手です。