そもそもリュックサックとバックパックはどう違うの?
同じものだけど言葉の由来が違う
バックパックとリュックサックは、どちらも背中に背負うタイプの鞄です。分けて呼ばれることが多い二つですが、実は言葉の由来が違うだけで同じものを指しているのです。バックパックは英語の「backpack」、リュックサックはドイツ語の「Rucksack」が由来の言葉です。どちらも背負う荷物、袋という意味ですから、同じものを指していると言えます。
しかし実際にはそれぞれ違う意味で用いられている
バックパックは、登山や長期の旅行の際に使われ、一般的にアルミ製のフレームが入っている、30L~80L程の比較的大型のものをそう呼びます。一方リュックサックは布製やビニール製などで作られた10L~30L程度の比較的小さいもので、主に日常生活で使われるものを指します。そのため、子どもや学生、サラリーマンの方が普段使用しれいるものはリュックサックと呼ばれることが多いです。
リュックの特徴
両手が空く
リュックを使うことの最大の特徴はこれです。両手が空くことで行動の幅が広がり、動きやすく、とっさの時に行動が取りやすくなります。思わず転んでしまったときも、両手が出るので身体を受け止められます。手持ちのカバンであればこうはいきませんし、荷物の量によっては重さで手が疲れてしまいます。
リュックを普段使いするのはこんな人
教科書を沢山持ち歩く必要がある学生や小さい子どもはもちろん、最近では若い女性やスーツにリュックを背負ったサラリーマンの方も多く見られます。リュックは今や老若男女あらゆる人に愛されています。
- 自転車通勤・通学の人
- 日常的に長距離を歩く人
- 小さな子供がいて、常に両手を空けておきたい人
- 一泊二日など短期間の旅行によく行く人
- 荷物が多い方、荷物が重い人
大容量リュックとは?
リュックの中でも20L程度の容量のもの
リュックの中でも、比較的大きめなものを指します。通勤・通学なら10L~30L、ごく短期間の旅行や登山などでは25L~40L程度が一般的ですが、大容量リュックは20L程度のリュックを指すことが多いようです。以前までは20L以上のリュックはアウトドアシーンで使うことがほとんどでしたが、最近では大容量なのに普段使いもできるデザインのリュックが増えています。
大容量リュックのメリットは?
背負うことで重さが軽減
背中に背負うことで手に持つよりも重さが軽減するため、長時間でも持ち運べたり、より重い荷物を運ぶことが出来ます。またショルダーバックなど片側に掛けるタイプの鞄は負担が片方の肩や腕に集中してしまいますが、リュックは肩と背中で背負うので、かかる負担を分散することが出来ます。大容量リュックは多くの荷物を詰め込むことが出来るうえ、つい重くなってしまっても持ち運びに苦労しません。