絶滅動物38種を写真付きで解説!その絶滅原因や驚きの生態にも迫る

絶滅を免れることができなかった動物たち。その驚きの生態や大きさは、現代に生きる人間には想像もつきません。絶滅した動物は一体なぜ消えたのか?人間のせいなのか?動物園で会える動物たちに迫る危機についてもご紹介。大人も子どもも引き込まれる生き物たちの世界をご覧ください。

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絶滅した古代の巨大・奇妙な動物29選【写真・画像つき】

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絶滅してしまったために、もはや図鑑の中でしか見ることができない動物たち。この見出しではそんな絶滅動物はどれくらいの時代に生きていたのか、身体の大きさや生態といったことを見ていきます。

恐竜

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今から約6600万年前の白亜紀から新生代に生きていた誰でも知っている動物です。恐竜と言ってもたくさんの種類がいるため、この見出しだけでは書ききれません。そのためある程度種類を絞ります。

肉食最大「スピノサウルス」

中生代白亜紀に生きていた推定全長が15mから17mある肉食最大の恐竜で、大きさは有名なティラノサウルスと同等かそれ以上とされており、背中には皮膚で覆われている1.8mほどの棘を持っているのが特徴です。

草食最大「アルゼンチノサウルス」

こちらも同じく中生代白亜紀に生きていた動物です。南アフリカ大陸に生息し、推定全長は35mから45mととても大きいのが特徴で、一部の学者からは生存できる最大級の恐竜だと考えられています。

巨大翼竜

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肉食と草食を紹介したので翼竜についても触れておきましょう。ケツァルコアトルスという翼竜で白亜紀末に生きていました。特徴は大きな翼で、広げると10mから11mにもなり最大級の翼竜とされています。

エピガウルス

出典:Wikipedia

更新世に生きていた哺乳類の中では最も小さい動物になります。特徴としては鼻から生えている2本の大きな角でしょう。この角には戦いや身を守るなどの推測がされていますが、身を守る説が有力とされています。

ギガントピテクス

出典:Wikipedia

こちらは約30万年前の更新世後期に生息していた動物で、大きさは3mほどになります。ベトナムや中国、インドに生息していました。最も大きい霊長類であり、かつ最も大きいヒト上科動物とされています。

マクラウケニア

約2万年前の更新期末期に生息していた哺乳類です。体長は3mほどで小さめの頭や長い首を持っていることから、見た目はラクダによく似ている特徴を持っていますが、ラクダとの密接な関係はありません。

カリコテリウム

更新世に生息していた動物で体長は2mほど、特徴は前足にある大きな鉤爪です。この鉤爪を使って木の枝を手繰り寄せて葉を食べていたとされ、後ろ足に比べ前足がかなり長いので背中は大きく傾いています。

メガテリウム

新生代第四紀更新世に生息した大きなナマケモノです。生息地は南アフリカ大陸で全長が6mから8mにもなり体重が3tにも及んでいたため、木の上では生活をせず地上性のナマケモノであることが特徴です。

アンドリューサルクス

出典:Wikipedia

こちらは約3600万年前の新生代古第三紀始新世後期に生きていた動物です。ユーラシア大陸の東部地域に生息していたとされます。体長は3.82mととても大きく、最も大きい陸生肉食獣とされているのが特徴です。

モア

出典:Wikipedia

ニュージーランドに生息し、ダチョウ目モア科に属します。ダチョウと同じように脚力がありますが、飛ぶことはできません。大きい個体になると3mほどの高さになり、最も背の高い鳥類として知られています。

ディアトリマ

始新世に生きていた肉食の鳥です。2mほどの高さで、モアと同様で飛ぶことができませんが、脚力が強く地上を走って移動していました。頭の骨は40cm以上もあり、とても大きな頭をしていたことが特徴です。

ウズマキザメ

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三畳紀の前期に西オーストラリア州や中国など広い範囲に生息していたサメで、全長は3mから4mと推測され、特徴は丸く螺旋状になっている歯です。その歯で獲物を切断して飲み込んでいたと考えられています。

メガロドン

出典:Wikipedia

約150万年前の鮮新世の生息したサメです。サメの化石は歯の部分しかなく、生きていた頃の復元をするのが難しいため全長は10mから20mとばらつきが出てしまっていますが、特徴は咬む力で20tにもなると推測されています。

リードシクティス

出典:Wikipedia

約1億5500万年前の中生代ジュラ紀の後期に生息した魚で、特徴はその大きさで2013年の調査では推定で16.7mです。最も大きな硬骨魚と言われていますが、プランクトンを食べて温和な魚とされています。

ダンクルオステウス

出典:Wikipedia

古生代デボン期の後期にの魚で生息地は北アフリカや北アメリカに生息していました。全長は6mから10mほどで、最も大きな板皮類です。咬む力が強かったとされており、大型の魚を食べていたとされています。

ティタノボア

出典:Wikipedia

約5800万年前の暁新世に生息していたとされ、知られている中で最も大きなヘビです。全長は12mから15m、また直径で太い部分になると1mと算出されており、主にワニを捕食していたと考えられています。

サルコスクス

出典:Wikipedia

白亜紀前期にアフリカで生息していたワニです。全長は11mから12mほどで現在知られている中で最も大きい部類に入ります。咬む力は約8tとされ、他のワニとは違って口先が膨らんでいることが特徴です。

アースロプレウラ

古生代石炭紀に生きていたとても大きなヤスデです。森林に生息し、全長は2m以上で横幅は45cmほどにもなるとされていて、最も大きな節足動物の部類にはいります。植物食と考えられ謎が多い動物です。

ウミサソリ

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約2億6730万年前のペルム紀末に生きていたサソリで、全長は大きい個体だと2.5mほどにもなり、上記のアースロプレウラと同じ最も大きな節足動物です。主にサンゴ礁や浅い海に生息したと考えられています。

プロコプトドン ゴライア

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全長が2mから3mにもなる大きなカンガルーで、オーストラリアに生息していました。現代に生息しているカンガルーと比べると太い尻尾を持っていて、まっすぐ立つときに体を支えていたとされています。

アノマロカリス

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約5億500万年前の古生代カンブリア紀の海に生息し、全長は大きな個体になると1mほどにもなると推測されており、カンブリア紀で最大の動物です。当時は捕食されず、食物連鎖の頂点に立っていたとされます。

ハルキゲニア

出典:Wikipedia

こちらは古生代カンブリア紀の動物です。全長は0.5cmから3cmほどと非常に小さく、丸い柱のような胴体をしており、そこに細長い脚が生えた弱々している見た目です。腐った肉を食べる腐肉食とされています。

ロンギスクアマ

三畳紀の前期に生息していて全長が15cmから25cmの爬虫類で、特徴は背中に出ている突起です。鳥類の羽と同じようなつくりなので、高い場所から飛び降りるときに衝撃を和らげていたと考えられています。

オパビニア

カンブリア紀を生きていた海の動物です。体長は4cmから7cmほどで体の両側にはヒレがあり平らな形、口の部分に前方へ伸びる吻の先端にはトングのような形状、目が5つあるなど独特な見た目をしています。

オットイア

出典:Wikipedia

カンブリア紀に生きていた鰓曳動物です。体長は8cmくらいで口の部分が膨らんでいる独特な形状をしているのです。発見されている化石はU字の形をしているので、穴の中に潜っていたと考えられています。

カメロケラス

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約4億1600万年前のシルル紀にいた貝の1種です。バルティか大陸やシベリアの浅い海に生息していました。貝と聞くと地味なイメージがありますが、全長は11mにもなるとされ、とても大きいことが特徴です。

コエルロサウラヴィス

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こちらはペルム紀の後期にいた爬虫類で、標本としての全長は40cmほどで体の側面には翼のようなものが生えており、それを使用して滑空ができたことが特徴です。頭の骨はトカゲに非常によく似ています。

ジョセフフォアルチガシア

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更新世にいた知られる限りでは一番大きなネズミで、全長は3mほどです。ネズミと聞くと歯が特徴ですが、歯や筋肉は発達しておらず、咬む力も強くはないため柔らかい果実や水生植物を食べていたとされています。

スミロドン

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約1万年前の更新世の末期にいたサーベルタイガーの1種です。体長は1.9mから2.1m、高さは1.2mほどとされ、南北アメリカ大陸に生息していました。大きな牙を持っていて口が120°も開くのが特徴です。

サーベルタイガーについてさらに詳しく知りたいという人はこちらの記事をご覧ください。

プラティベロドン

新生代第三紀中新世の後期にいたゾウの仲間になります。体長は4m、高さは3mほどで、長い顎を持っていることが特徴です。顎の先には平たい歯を持っていて、それを使って木の枝を切断したと考えられています。

メガネウラ

約2億9000万年前の古生代石炭紀の末期にいたトンボです。翼の右端と左端の距離は大きいものだと75cmほどにもなります。また現代のトンボのような空中にとどまるボバリングの能力はありませんでした。

日本にも!絶滅した固有の野生動物9選【写真・画像つき】

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先ほどの見出しでは、海外に焦点を当てて絶滅した動物をたくさん紹介してきましたが、ここからは少し視点を変えてみましょう。こちらの見出しは日本に焦点を絞って絶滅した野生動物を見ていきます。

エゾオオカミ

明治時代に北海道に分布していたタイリクオオカミの亜種とされているオオカミです。全長は120cmから129cm、尻尾の長さは27cmから40cmで尻尾の先端部分は黒色、前足には黒い斑点が特徴になります。

ニホンオオカミ

明治38年に捕獲されたのが最後とされているオオカミで本州や四国、九州に生息していました。全長は95cmから114cm、尻尾の長さは30cmです。長い間生存が確認されないため2012年の4月に絶滅種とされました。

キタタキ

対馬に生息したキツツキ目の鳥で体長は42cmから48cmと非常に大きくキツツキの種類の中では一番大きな部類に入ります。日本固有となると1920年に生存を確認されたことを最後に絶滅したとされています。

マミジロクイナ

出典:Wikipedia

1924年から発見した例がないために絶滅したと考えられる鳥です。全長は17.8cmから19cmで湖や河川などに生息していました。魚や魚の卵、カエルやクモなどを食べて長い距離を移動する「渡り」はしません。

ハシブトゴイ

1889年に小笠原諸島の媒島で採集されたのを最後として記録がありません。日本固有となると絶滅したと判断された鳥で、全長は60cmくらい、頭には後頭部にかけて先端の部分が白い羽毛が生えていることが特徴です。

ヒレナガゴンドウ

日本では北太平洋で確認されていましたが、8世紀から12世紀に絶滅したと見られるイルカです。全長はメスで5.8m、オスで7.6mほどになり、イルカに分類されている種類の中では一番大きな部類に入ります。

ニホンカワウソ

出典:Wikipedia

日本全国に生息していたカワウソで、体長は64.5cmから82cm、尻尾の長さは35cmから56cmです。水面から顔を出せるように、眼と鼻は顔の上の方にあることが特徴になります。2012年に絶滅種とされました。

平成に絶滅した動物に興味がある人はこちらの記事をご覧ください。

コウノトリ

人工的に繁殖活動が行われている鳥です。日本では1971年に野生の個体を捕獲したことを最後に日本産の個体は絶滅し、全長は110cmから115cm、翼を広げると195cmで、カエルやヘビなどを食べていました。

トキ

顔の部分が真っ赤なことが特徴の鳥です。2003年に日本産であるトキが死亡したことにより中国産のトキだけになってしまいました。全長は75cm、翼を広げると130cmです。ザリガニやカエルなどを食べていました。

絶滅はなぜ起こるの?動物が消える原因は人間のせいなのか

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ここまででたくさんの絶滅した動物を見てきました。ここからは視点を少し変えてみましょう。動物という視点から、なぜ絶滅が起こるのかという視点に変えて、絶滅の引き金となる原因を見ていきましょう。

古代生物の多くは気候変動が原因

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原因の一つは「火山活動による酸素濃度の低下」でしょう。大きな規模の火山活動が発生し、火山ガスに含まれるメタンが酸素と化学反応を起こしてしまい、濃度が低下したことが原因の一つという推測があります。

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