ホルマリン漬けについて
皆さんはホルモンマリン漬けについて何か考えたことはありますか?聞いたことはあるけど深くは考えたことはない、または映画のワンシーンで見たことある、科学博物館などで実際見たことある!という方も多いかと思います。ではなぜホルマリン漬けなることをするのでしょうか?今回はそんな知っているけどあまり深くは考える機会がなかったホルマリン漬けについて解明していきます。
ホルマリン漬けとは?
まずホルマリンという液体について定義すると、ホルムアルデヒドの水溶液がホルマリン漬けの素になります。ホルムアルデヒドという化学薬品名は聞かれたことはあるでしょう。シックハウス症候群という病気がありますが、まさにそれの原因となる薬品がホルムアルデヒドです。接着剤や合成樹脂の原料になり、それが住宅建材などに使われたことにより、この病気が多発し一時期問題視されていました。
死体をホルマリン漬けにするのは死後の腐食を防ぐためこの薬品が用いられますが、ホルムアルデヒドが作用するタンパク質の架橋反応によって、死後の変化を止めることができるので生物標本によく使われます。一方で毒性や発がん性が強く取り扱いには厳重な注意が必要です。
ホルマリン漬けの人間の画像はある?
「ホルマリン漬け 人間」と画像検索してみると結構色々あがってきます。胎児や奇形児、人の臓器、標本や生首。恐がりの人はすぐに閉じてしまうであろうホラー映画の世界です。しかし「恐いもの見たさ」という言葉があるように、目を背けながらもなぜか見たい衝動に駆られるのが人間の本能というもの。ホルマリン漬けに関心を惹かれるのはそんな人間の深層心理が物語っています。
ホルマリン漬けにするのはなぜ?
ホルマリン漬けが置いてある場所は? 病院だったり学校だったり、または博物館であったりします。全てに共通するキーワードは『学術研究』という点ですね。亡くなった姿をそのままの姿で残しておくということが目的なのです。それらの大半が研究の素材として利用されています。
ホルマリン漬けにする理由
先程そのままの姿で、とあげましたが人間だけでなく生き物は全ては死後腐食します。食べ物も放置すると腐敗するように生き物は全て有機物であり、メカニズム的にいうと微生物が組織を分解することから腐敗します。ホルマリンの素であるホルムアルデヒドはその微生物の機能を止める強い殺菌力がありホルマリン漬けにすることで、死後腐食せずにそのままの姿を保てるのです。
ホルマリン漬けにされた例は?
一番身近にあるホルマリン漬けとは?理科の実験室に置いてあったものではないでしょうか?小学校の理科の授業でホルマリン漬けにされたカエルの臓器や魚や昆虫の標本で学習しませんでしたか?実際の臓器を見ることは難しいですがホルマリン漬けならまじまじと観察することができます。
ホルマリン漬けの胎児について
画像検索すると必ず出てくるのが奇形児や未熟児の赤ちゃんの標本です。シャム双生児だったり顔が半分なかったり、大体が無残な姿で思わず目を背けたくなりますがそれらは果たして本物なのでしょうか?病院などの医学現場や研究所ならまだしも学校にあるものは本物ではありません。