白身魚ときいて思い浮かぶのが、ムニエルでしょうか。ムニエルは、魚の切り身に小麦粉をまぶしオリーブオイルやバターなどでこんがりと焼くフランス料理の一つです。簡単そうで意外とうまく仕上がらなかった経験はありませんか?うまく焼き上げるコツと一緒におさえておきましょう。
下ごしらえ
バサの両面に塩コショウふり10分ほどおいたあと、キッチンペーパーなどで水分をしっかりとおさえます。ここでしっかりふき取ることで仕上りがべたべたなりません。
基本的なレシピ
下ごしらえの後、小麦粉をまぶし余分な粉をはたきます。また、小麦粉を付けた後すぐに焼くと仕上りがべたつきません。フライパンを火にかけたらバターだけでなくサラダ油も一緒に入れ焦げつきを防ぎましょう。サラダ油はオリーブ油でも代用可です。お皿に盛りつける際に上になる方を先に焼き入れ、2/3程火が通ったら裏返し全体がふっくらとしたら取り出します。
バサのおいしい調理方法②
バサのフライ
こちらも白身魚の代表的な調理方法の一つではないでしょうか?サクサクの衣にふわっとした白身の食感がよく合いますよね。今も昔も変わらず子どもから大人まで人気のあるメニューの一つで、お弁当や夕飯のおかずによく登場する一品です。一緒に添えるタルタルソースの作り方も参考にどうぞ。
下ごしらえ
衣用の卵1個をボウルに割りほぐします。タルタルソース用の卵1個は固めにゆで、粗みじん切りにします。玉ねぎ1/4個もみじん切りにして、塩を少々まぶしてからよくもみこみ水気を切ったらまた別のボウルに入れて、先程みじん切りにしたゆで卵も加えておきます。
基本的な調理方法
バサの余分な水分をペーパーでふき取り塩コショウをふっておきます。小麦粉をまぶし余分な粉をよくはらってから、卵、パン粉の順に衣をつけます。フライパンに油を注いだら火を中火に保ちましょう。乾いたお箸を入れ細かい泡が勢いよく出はじめるのを待ちます。これで油が180℃になりました。衣を付けたバサを入れ片面2分、もう片面も2分揚げてサクサクのフライが完成です。
タルタルソースの調理方法
下ごしらえ時にみじん切りの卵を入れたボウルにマヨネーズ大3、塩コショウ少々、レモン果汁を少々入れ混ぜ合わせます。お好みで粒マスタードを加えても美味しいです。手作りのタルタルソースは市販のものに比べると濃厚な味わいながらふんわりとした食感で、やさしくフライにからみ合い絶妙な味わいをもたらしてくれます。是非、一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
バサのおいしい調理方法③
バサの香草焼き
白身魚の調理方法として思い浮かぶものの一つに香草焼きもまたあげられます。香り高い香草の風味とよく絡んだオイルがバサの淡泊な白身をしっかりと包み、何ともいえないうまみが食欲をそそります。
基本的な調理方法
バサは塩コショウをふり、しばらくおきます。余計な水分をふき取ったあと、パセリ、バジル、オレガノなどのお好みのハーブをまぶしつけます。フライパンにオリーブオイルとスライスしたにんにくを入れ弱火にかけ、香りが立ったらバサを入れ、コンロの火は中火にしたら両面を焼いていきます。表面に軽く焼き目がつくくらいがおいしくいただけます。
バサのおいしい調理方法④
バサの香草パン粉焼き
香草焼きと似ていますが、お好みのハーブをまぶす時に一緒にパン粉も付けてからにんにくの香るオリーブオイルで焼き上げると、サクサクの軽い食感が楽しめる一品に仕上がります。パン粉に粉チーズを混ぜて焼くと、またひとあじ違った味わいをたのしむこともできます。もちろん、焼き上げるのは、フライパンでなくても温めたオーブンでじっくりと焼くのもおすすめです。
バサのおいしい調理方法⑤
バサのホイル焼き
ホイル焼きはバサの淡泊な味わいも、他のお野菜やバター、しょうゆまたはオリーブオイルや香草などと一緒にくるんで調理するので、うまみがぎゅっと閉じ込められた一品となります。とても簡単ですがしっかり蒸されると、お魚もふっくらとおいしく仕上ります。
下ごしらえ
ホイル焼きはたっぷりのお野菜で作るとおいしいです。野菜は季節のものやお好みのものをご準備ください。今回はしめじ、たまねぎを使います。バサの両面に塩コショウをふり、しばらくおきます。しめじは根元を切り落として小房に分けます。玉ねぎは薄くスライスします。ホイルを大きめに切ってサラダ油を内側にぬっておきます。
基本的な調理方法
サラダ油をぬったホイルの上に、まずはスライスした玉ねぎをのせ魚がホイルに焦げ付くのを防ぎます。玉ねぎの上にバサ、しめじの順にのせ一番上にバターをのせます。ホイルの手前側と奥を重ね合わせ全体を包み込むようにしっかりと封をします。中から汁がもれ出ないよう両端も上のほうへ巻き上げましょう。フライパンに少し水を入れ包んだホイルを並べたら、蓋をして中火で4分、その後弱火にして7~8分蒸したら出来上がりです。お好みでポン酢かしょうゆをたらしてお召し上がりください。
まとめ
新しい水産素材として注目されています
白身魚で代表的なスケトウダラや、今では我々の食卓に欠かせないサケが国内で不漁となっていることを受け、代わりとなるバサなどの輸入が増えてきているのが近年の動きのようです。切り身のお値段も手ごろなうえ食べてみると臭みもなくおいしく調理できることから、バサは私たちの食卓でこれから目にする機会ももっと増えるかもしれません。