最近話題のバサ!実はあなたも食べているかも!

現在は養殖が主流です

カンボジアでは天然のバサが絶滅の恐れもあるほど減少しており、現在は養殖が主流となりました。最近の日本ではあまりなじみのないナマズですが、欧米ではよく食されており、ベトナム戦争後にアメリカに移住したベトナム人が、現地で好んでナマズが食べられていることに目をつけ輸入をはじめたことが今の養殖の発展のはじまりとなりました。

バサの生態

草食なんです

バサは意外にも植物を食べて大きくなります。肉食ではないんですね。また、バサはメコン川の雨季にあたる5月上旬頃に産卵し、6月はじめ頃には赤ちゃんがかえります。そして15日あまり経つと体長はすでに平均約5センチメートル程にも成長します。さらには、約1年で成魚となり、養殖の場合は出荷できる状態となります。

バサの特徴

お腹がどっしりとしています

バサの腹部はどっしりとしていて、私たちが食する身の部分の中でも体側筋と呼ばれる大きな筋肉の中央部が分厚いのが特徴です。頭は丸く平らで幅広く、口の先が丸く周囲に肉髭があます。鼻の入り口あたりに白い線がみられるのも大きな特徴の一つです。

バサの値段

お財布にやさしい

高値傾向にある天然魚に比べると養殖が盛んなバサは値段も安定しているといえるでしょう。また、産卵から1年で出荷ができるため、供給量が保てることからスーパーなどの小売店で徐々に販売が広がっているようです。国内では白身魚の代表として知られるスケトウダラよりも卸売価格が2割ほど安いということですので、これはなんともお財布にやさしい魚ですね。

バサの味

臭みやクセもなくあっさりとしています

ナマズの仲間と聞くとつい「おいしいの?」と思ってしまいがちですが、バサは熱を通しても硬くならずふんわりとした食感があり、ほどよく脂ものっています。臭みやクセもなく味もあっさりとしているので、いろんな調理方法が楽しめます。

バサのおいしい調理方法①

バサのムニエル

白身魚ときいて思い浮かぶのが、ムニエルでしょうか。ムニエルは、魚の切り身に小麦粉をまぶしオリーブオイルやバターなどでこんがりと焼くフランス料理の一つです。簡単そうで意外とうまく仕上がらなかった経験はありませんか?うまく焼き上げるコツと一緒におさえておきましょう。

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