徒歩時速とは?
皆さんは普段歩いているときにどれくらいのスピードがでているのかご存知ですか?そもそも徒歩時速とはその言葉の通りなのですが、一時間当たりに歩ける距離から導き出される平均スピードの事であります。当然小さい子から老人また年齢や性別によって速さも変わってきます。今回はそんな歩く速さについて詳しくご紹介していきますのでどうぞ是非ご覧ください。
徒歩時速の平均は4~6km
歩くのが遅い人もいれば速い人も当然います。自分の速さはどの位なのか?と気になる方もいらっしゃるかと思います。平均時速は成人している方で4~6kmと言われています。そこから計算してみると自分が平均より遅いか早いか、または平均なのか分かります。
平均時速が比較的遅い方でも、結局のところ一時間単位で1km~2km程度しか変わらないのです。そのため徒歩時速が遅いからといって無理に歩く速さを変えたりペースを上げたりしなくても、生活の支障をきたさないので問題ありません。
徒歩時速は年齢・状況などによって異なる
世界中の人間みんな同じ徒歩スピードとはもちろん限りません。やはり年齢や性別も関わってきております。例えば子供の幼児であれば足も短く一歩一歩の幅が非常に小さくそれゆえ徒歩時速が遅いです。反対に成人している人ならばもちろん足も長くなっており、一歩の幅も大きく徒歩時速が速くなるのです。
もちろん個人差によってもその人の歩くスピードや心肺機能の影響により速度が前後します。また自然環境などによっても異なるのです。詳しく言うと風が強く追い風があるときや、雨の日に傘を持っていたりすると速度は遅くなります。
年齢別の徒歩の時速
年齢によって大きく徒歩スピードが違ってくるのです。子供と成人を比べるとよく分かりますが歩くスピードが全然違いますよね。そんな子供から老人までの徒歩時速を詳しく解説していきますので、ご自身の年齢と比べ是非観覧してみていって下さい。読者の皆さんの年齢を当てはめて自分が平均的なのか判断してみるのも良いかもしれません。
徒歩時速①子供1~2km/h
皆さんも恐らく分かると思いますが、子供は身体が小さいので遅いのです。子供の歩くスピードは1~2km/hとなっております。子供と言っても年齢が大きく左右されますが、これが一般的の速度となります。また成長期での体力のもち具合でも大分速さも変わってきます。
徒歩時速②成人4~6km/h
もちろん成人の中でも20~30代のように若い年層の方が速い傾向にあります。成人している方の徒歩時速は、4~6km/hとなります。数字でみるとそうなんだ程度にしか思いませんが、実際にこのスピードで歩いてみると結構速く感じるのです。運動強度で表すと5km/h(速い)から6km/h(とても速い)になるのです。
徒歩時速③高齢者1~1.5km/h
高齢者の方はゆっくりと歩いているイメージが多いと思います。実際の速度は1~1.5km/hとなっており、子供の徒歩時速とあまり違いがなく少し子供の方が速い結果となりました。よく孫とおじいちゃんが一緒に手を繋いで歩いているのを見かけますが、この計算だと少しおじいちゃんは頑張って速く歩いているのかもしれませんね。
また高齢者だと身体が弱い人も多くなりケガもしやすく、杖などをついている可能性もありますのでそういう場合はもっとスピードが遅くなるでしょう。ですが遅いからといって、せかしたりせずに優しく接していきましょう。
徒歩速度が遅い生き物たち
私たち人間の徒歩速度は高齢者で1~1.5km/hとされていますが、我々人間よりもっと歩行速度が遅い動物や生き物たちが存在しているのです。皆さんは遅い生き物と聞いたら何を想像しますか?ナマケモノやカメや昆虫(カタツムリ)などが思いつきませんか?それらの生き物たちの徒歩時速はどうなっているのか?これらをご紹介していきます。
ナマケモノ
アメリカに生息していて、日本だと動物園にいて見かけることができるナマケモノですが、名前の通り徒歩速度が遅いとイメージする方もいるのではないでしょうか?実際その通りで時速0.12km/hしかなく、我々人間の高齢者の速度よりもっと遅いのです。1秒3センチ進むといったところですね。
ロリス
タイやインドネシアに生息しているロリスという動物は猿の仲間なのです。猿の仲間なら一見速そうに見えますがナマケモノと似ていて普段あまり動かず、ゆったりとしている動物です。時速2km/hとナマケモノよりは速いですが猿の仲間なのに遅いとは驚きです。
ゾウガメ
皆さんもご存知の通り、カメも徒歩速度が遅いのです。あの重そうな甲羅を背負い手足が短いので遅いのは当然のように思えますが、カメの種類でも徒歩速度が違ってくるのです。カメの中で一番遅いのはゾウガメと言われています。その速度は時速2.7km/hとなっており、我々人間(成人)よりも徒歩速度が遅いです。
カタツムリ
次は一度は見かけた事のあるカタツムリです。この頃梅雨に差し掛かると日本でも多く見かけることのできるカタツムリですが、実際の目で見て分かるようにかなり速度が遅くゆっくりと進んでいますよね。実際の速度はなんと時速0.05km/hしかなく、1分間に1メートルも進まないのです。
ヒトデ
あまり見かけない生き物ですがこのヒトデも実は足が遅かったのです。海の生き物ですから速いと想像してしまいますが、実際は時速0.03~0.1km/hしかなくとても遅かったのです。水族館などでも見かけますが、その際は大体ジッと壁やガラスなどに張り付いているのであまりご存じない方も多いかったのではないでしょうか。
タツノオトシゴ
こちらの生き物も水族館で見かけることができるタツノオトシゴですが、実はとても遅いのです。外見はとても速そうにみえますよね。でも時速はなんと0.001km/hで1分間に2.4ミリしか進まないのです。ほとんど止まったままに見えるかもしれませんが、彼はゆっくりと動いていたのです。
不動産屋の「徒歩〇分」、徒歩時速の算出方法は?
よくマップや行き先の時間を調べたりすると「徒歩何分」と表示されますが、算出方法はどのようになっているのか?正確に測っているのか、はたまた誰かが歩き計算しているのか?詳しく解説していきます。
不動産屋の徒歩時速①法律で定められていた
よく不動産屋で駅から「徒歩何分」なんていうように物件ごとにその時間が映し出されますが、それにはきちんと法律で定められていたのです。その法律とは「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」第5章 表示基準 第10条「物件の内容・取引条件等に係る表示基準」の以上の二つに定められています。
不動産屋の徒歩時速②分速80m=時速4.8㎞で計算
そんな計算方法ですが、一分間につき歩いている距離80メートルと算出しているのです。そのため一時間は60分なので80メートルに60をかけて徒歩時速は4.8kmと決まっております。成人している方の徒歩速度内で計算していたのです。4.8kmなので、バランスの取れている徒歩時間と言えます。
不動産屋の徒歩時速③ハイヒールのサンダルで歩いた時が基準
分測80メートルという基準はどの様な人やどんな状況を基準にして定められたのでしょうか?それは一般的な成人女性がヒールの靴を着用して歩いた場合が基準となっており、この時に測定された分測が80.3メートルだったのでこれ元となったのです。
Google Mapsの徒歩時速は?
皆さんはマップを使うとすればグーグルmapsを使う方が多いのではないでしょうか?もっと正確に使っていただくためにグーグルmapuの徒歩時速などを詳しく解説していきますので、どうぞご覧ください。不動産屋では徒歩時速4.8キロで計算していますが、代表的な地図ナビゲーションアプリのグーグルmapsではどれぐらいの速度を基準にしているのでしょうか?
Google Mapsの徒歩時速は「5km」
こちらも分速80mで計算されており、時速は5キロとなっています。思ったより結構速く設定されています。尚且つ荷物を持っている状態や信号待ちなどを想定すると、もっと時間が掛かってしま恐れがあるのでグーグルマップの徒歩時速は5キロというのを覚えておきましょう。