高値傾向にある天然魚に比べると養殖が盛んなバサは値段も安定しているといえるでしょう。また、産卵から1年で出荷ができるため、供給量が保てることからスーパーなどの小売店で徐々に販売が広がっているようです。国内では白身魚の代表として知られるスケトウダラよりも卸売価格が2割ほど安いということですので、これはなんともお財布にやさしい魚ですね。
バサの味
臭みやクセもなくあっさりとしています
ナマズの仲間と聞くとつい「おいしいの?」と思ってしまいがちですが、バサは熱を通しても硬くならずふんわりとした食感があり、ほどよく脂ものっています。臭みやクセもなく味もあっさりとしているので、いろんな調理方法が楽しめます。
バサのおいしい調理方法①
バサのムニエル
白身魚ときいて思い浮かぶのが、ムニエルでしょうか。ムニエルは、魚の切り身に小麦粉をまぶしオリーブオイルやバターなどでこんがりと焼くフランス料理の一つです。簡単そうで意外とうまく仕上がらなかった経験はありませんか?うまく焼き上げるコツと一緒におさえておきましょう。
下ごしらえ
バサの両面に塩コショウふり10分ほどおいたあと、キッチンペーパーなどで水分をしっかりとおさえます。ここでしっかりふき取ることで仕上りがべたべたなりません。
基本的なレシピ
下ごしらえの後、小麦粉をまぶし余分な粉をはたきます。また、小麦粉を付けた後すぐに焼くと仕上りがべたつきません。フライパンを火にかけたらバターだけでなくサラダ油も一緒に入れ焦げつきを防ぎましょう。サラダ油はオリーブ油でも代用可です。お皿に盛りつける際に上になる方を先に焼き入れ、2/3程火が通ったら裏返し全体がふっくらとしたら取り出します。