カレイってどんな魚?生態からレシピについて【Picture book】

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カレイってどんな魚?

概要

「カレイ」はカレイ目カレイ科に属する海水魚の総称です。全長は約15cmほどの小型のものから、オヒョウのように2mを超す大型のものまでいます。ヒラメ科・ウシノシタ科・ダルマガレイ科・イシガレイ科も「カレイ」と呼ばれます。日本にも北海道から九州にかけて広く分布しており、地方によってその呼び名もさまざまです。

名前の由来

その昔、カレイはカラエイと呼ばれていました。そこから「カラエイ→カレエイ→カレイ」に変化していったという説があります。鰈という漢字は日本で作られた漢字です。なぜ「葉」という漢字が入っているのかというと、葉っぱのように体が薄いためそう付けられたと言われています。

カレイの特徴と生態

カレイと名前はよく聞くものの、その特徴と生態はどんなものかご存知でしょうか。どんな生態なのか特徴も一緒にご紹介します。

特徴

カレイの一番の特徴といえば、平たい体です。実は生まれた時からこのような姿なのではなく、稚魚の頃は他の魚と同じように体の両側に目があります。体長10ミリ前後まで成長していくと約1ヶ月くらいかけて目が右側に移動していきます。成魚になると体は平たく、浮き袋がなくなり大人のカレイと同じように海底で過ごすようになります。

生態

カレイの平たい体は海底に潜むのに適しており、主に泥や砂がある海底に生息しています。浅い海から水深 1000 m の深海まで生息している海水魚で、比較的寒冷な海域に多くいます。カレイは肉食魚で小魚などを補食します。また、好奇心旺盛で目立つものがあると寄ってくるので釣り人から可愛いと人気です。

カレイとヒラメの見分け方

そっくりな見た目をしているカレイとヒラメですが、両者をよく見ると微妙に違いがあります。せっかく釣れたのにカレイかヒラメかわからない、そんなことにならないようにカレイとヒラメの見分け方をご紹介します。

カレイ

一見ヒラメなのかと間違われやすいカレイですが、見分けるのは簡単で、歯が小さい・おちょぼ口・体の右側に目がついているのがポイントです。腹を下にして目が上側に来るように置いたとき、ヌマガレイなど一部を除いて、カレイは右側に顔が来るようになっています。そして目が出っ張っているのも見分けポイントの1つでもあります。海底に擬態隠れをして捕食をする魚で、忍者のように砂に身を隠します。

ヒラメ

口と歯がとても大きいのが特徴的なヒラメは、カレイ目カレイ亜目ヒラメ科に属する魚の一種です。目があるのは体の左側にあることからヒラメと認識ができます。砂に身を潜めて頭を出していますが、潜らないときは体の色を変えて海底と同じ色にします。ヒラメを釣る際に、小魚や俊敏な動きができるルアーを使います。

 

釣り方ポイント①

場所

カレイは砂地の海底を好んで生息しています。海水浴場でも人が全くいない場所であれば絶好のカレイ釣りポイントとなります。冬の海水浴場は特に狙い目なので、釣り人に好評です。投げ釣りならば、テトラポッドのすぐ近くの沖のほうも潮の変わり目に食いついてくることが多いので、実践していきたいところです。

時期

基本的にはいつでも釣れます。特に釣れる盛期と言われているのは、11月下旬から4月上旬です。「花見カレイ」とも呼ばれる大型を釣ろうと思ったら3月から4月がおすすめです。釣りやすい時間帯は朝と夕方と言われています。

釣り方ポイント②

おすすめタックル

カレイ釣りの仕掛けは大きく分けて投げ釣り用と船釣用の2種類があり、主に「力糸、天秤、オモリ、針、装飾品」の釣具で構成されます。釣具もたくさんの種類がありますが、その中でもおすすめのタックルをご紹介します。

投げ釣り

カレイは置き竿スタイルが基本のため、遠近に投げ分けてポイントを探れるようにタックルは2~4セットと複数用意するのがおすすめ。竿は投げ専用で、オモリ負荷25号以上の4m前後の丈夫なものが望ましいです。ラインはナイロンの3~5号で、オモリは20~40号がよいです。テーパーラインの力糸は3~12号でラインとつないでおきます。天秤はアタリを楽しむなら遊動式、飛距離重視ならば固定式のものを選びます。

針は流線状の9~15号を目安にし、釣れるカレイのサイズによって使い分けます。ハリスは3~5号で、モトスは5~8号を用います。針数は2本を基本としエサを大きく付けて目立たせますが、エサが大きすぎると空気抵抗は大きくなり飛距離が落ちます。装飾はビーズや発光玉などを使います。

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