野崎コンビーフとは?
ついノザキのコンビーフ缶詰を思い浮かべてしまう人が多いと思いますがここで紹介していく野崎コンビーフはそれとはまったく無関係であり食品とは異なります。それでは気になるその正体は一体何なのでしょうか。事項から解説していこうと思います。
野崎コンビーフは怖いイラストが多いイラストサイトと製作者のこと
2014年まで実際にネット上に存在した個人のイラストサイト。それを指すのが野崎コンビーフということです。しかし現在そのイラストサイトは削除されてしまっており現物を見ることは出来ない状況となっています。
またGoogleやYahoo!といった検索サイトで検索をかけてはいけない、いわゆる検索してはいけない言葉というものに指定されており、数々の度胸試し的な検索してみた動画が作られておりましたが、公式Facebookから削除依頼が出ておりそちらの方面でも見ることは難しそうです。
野崎コンビーフにはホラー・グロイラストが多い
載せられていたイラスト達はカオスさやゾクッとしてしまうような要素が強いものが多く、それ故に検索してはいけないと言われていました。しかし中にはメッセージ性が強い作品もありただただ怖いと片付けるにはもったいないです。
しかし、このイラストの製作者さんは数々の絵に関する賞を取り、個展を行うほどの人物です。カオスなだけでなく抽象的で美しいイラストも数多くあります。グロ・ホラーな印象が強いせいで敬遠されがちですが是非見てほしいと思う作品が多いです。
野崎コンビーフの名前の由来は「ノザキのコンビーフ」
先述した通り由来はおそらくコンビーフ缶詰。しかし、作者本人がそう名乗っていたわけでもなく、ましてサイト名は「MIDTOWN MADNESS」という全く関係のないものでした。作品にもコンビーフ缶詰を連想させるようなものは無く何故そう言われだしたのか理由はおろか発信源もわかっておりません。
野崎コンビーフの絵が怖いから?検索してはいけない言葉とされる理由
検索してはいけない言葉に指定されているということは前述したとおりですが、まず検索してはいけない言葉とは何なのか。そしてどのような理由で野崎コンビーフの単語がこれに入ってしまっているのかをご紹介します。
検索してはいけない言葉とは
これらは検索することによって予想だにしないグロテスクな画像が出てきたりビックリするようなブラウザゲーム、動画に繋がってしまったり、はたまたウイルスに感染してしまうなど様々な理由で検索をしない方がいいとされる単語です。
程度が軽いものや思ったより怖くないもの、ネタ系なものなど様々ありますが中には本気で規制が必要なレベルのグロテスク動画やウイルスに感染する場合もありますので面白半分で検索するのは非推奨です。今は検索してはいけない言葉をまとめたサイトなども存在しますのでそこで事前に確認してから見に行くことをお勧めします。
野崎コンビーフには恐怖を掻き立てるイラストが多い
赤と黒を基調にした異形な人や恐ろしい表情をした人の絵などが多く、真夜中に見ると眠れなくなってしまいそうな雰囲気のイラストがサイトを開いていきなり目に入ることから怖いものが苦手な方への配慮として指定されたように思えます。
野崎コンビーフはサイトもワードも検索してはいけない言葉
数々のインターネットサーファー達に衝撃を与えた結果、野崎コンビーフのワードはもちろんサイト本来の名前である「MIDTOWN MADNESS」も検索してはいけない言葉に指定されました。ちなみに現在、この単語で検索をかけるとどうなるかを試してみました。
Yahoo!の検索エンジンでは食品のノザキのコンビーフ缶詰がトップに出てきますが少しスクロールするとイラストのサムネイルが出てきます。Googleはというとトップにいきなり画像サムネイルがずらりと並びますので検索する際は心の準備をしっかりしておくことをお勧めします。
野崎コンビーフの魅力は恐怖だけじゃない?込められた製作者の思い
イラストの作者さんは数々の絵を手掛ける、いわばその道のプロの方です。一見するとただただ怖いイラストでも、作者さんがイラストに込めたメッセージや思いがありました。作者さん自身が作品達の世の評価に対してこぼした胸の内をご紹介します。
狂気・ホラー目的でイラストを描いているわけじゃない
当初はそのイラストの不気味さ、カオスさから「呪われそう」「精神異常者が描いた絵」等という評価が乱立しました。しかし絵が話題になるにつれ無断転載や雑誌での無断掲載が横行するようになり現状と評価を嘆いたコメントが作者さんから出されました。
ちなみに現在は復刻コンテンツとしてイラストの一部を乗せたサイトが存在しています。インターネットサーフィン歴が長ければ一度は見たことがあるような作品もあるほか、かなり雰囲気の違う楽しげだったり美しかったり幻想的だったりするイラストが多数あり見ごたえのあるサイトです。
綺麗なイラストもある野崎コンビーフの絵達
野崎コンビーフの現在は?
このようなご本人の意思や気持ちとは裏腹なイメージを抱かれてしまった作者さん。その作者さんは現在どのように過ごしているのか、まだ絵を描き続けているのか、といった現状をご紹介していきたいと思います。
野崎コンビーフのサイトは現在は閉鎖されている
件のサイトは2014年に閉鎖されておりもう見ることは出来ません。しかし2019年現在はファンの要望に応えた復刻サイトが開設されています。そこではイラストたちだけではなく作者さんのプロフィールや作者さんが行っている研究の論文も読むことが出来ます。
野崎コンビーフは一時期pixivで「いちこみるぐ」の名前で活動していた
イラスト投稿サイト、Pixivで過去に活動しており、その際自身の作品を模倣して描かれたイラストに付けられる「野崎コンビーフ」のタグを廃止、使わないようにするように呼び掛けておりました。過去の動画が見れなくなっているのも作者さん自身のこの活動のおかげと言えるでしょう。
現在も別名で活躍中
現在は「ふわふわのおもち」という名前で活動をしております。PIXIV FANBOXという有料で作品の観覧権を得るという創作活動を支援するシステムを利用して新しい作品を公開しているようです。
野崎コンビーフの活動場所はFacebookにも
また、Facebookでも活動しておりアカウント名「世界画廊」というアーティスト支援団体に所属するアーティストの一員として活動しているようです。この団体は世界画廊コレクション展という今はまだ無名のアーティストさんたちの作品を無料で展示するという展覧会を主に行っているようです。
LGBTQに関わる活動も行なっている
自身が性同一性障害ということもありLGBTQの活動に積極的に参加しているようです。昨今どんどん注目が集まり日本国内でも様々な性の在り方が考えられてきています。当事者以外には理解しづらい特殊な問題かもしれませんが大切な問題です。作者さんの絵には、この思いが込められているものもあるのかもしれません。
LGBTQってなに?
ニュースやネットで話題になり聞いたことあるという方は多いのではないかと思います。しかし、LGBTまでは聞いたことがあるけどQって?と思っている方も多いのではないでしょうか。ここではそんな疑問にお答えさせていただきます。
Qはクエスチョニング (Questioning)
言葉通り、不明・わからないといった意味合いです。LGBTの4つに性分類に当てはまらない。もしくは決めていない、決められない人に使われる新しいジャンルです。自身の性自認を不明瞭にしておくこともまた、その人にとって自然なことであるということです。