OZROSAURUS(オジロザウルス)とは?日本を代表するHIPHOPグループ!
平成8年、1996年にMC MACCHOとDJ TOMOの2人で結成。MC MACCHOが以前に所属していた西海岸HIPHOPを日本に広めた、DS455の影響を受けたまま、90年代アメリカの音楽業界で衝撃を与えた、独特なシンセサイザーを用いたゆったりとしたサウンドにコーラスをつけて、その優しい音色とは反対にラップの歌詞は鋭く社会を切り込むといった手法で、活動を始めました。
そして、OZROSAURUS最初のフルアルバムが大ブームを巻き起こし、「横浜といえばOZROSAURUS」と、横浜を代表するグループとして一躍有名になりました。
OZROSAURUSのメンバー紹介
最前線を走りながら、アメリカのHIPHOPを日本に広めてきたOZROSAURUS。脱退や新メンバー加入で今もなお進化は止まりません。ここからはメンバー一人一人にスポットを当てて詳しく紹介していきたいと思います。
OZROSAURUSメンバー ①MACCHO
14歳の時にDS455のKeyzabroと出会い、ラップに触れます。その後、シングル曲やアルバム制作にDS455のメンバーとして、またソロとしても参加し経験を積んでいくと同時に実力も開花させていきました。OZROSAURUSのMC担当、OZROSAURUSの顔です。
MACCHOの本名は?
鈴木麻超が本名だと言われています。マッチョはもともとボクシングをしていた時代についたあだ名らしいです。読み方は諸説あり、本人も公表していないので不明ですが、アサチョウ、マサアキ、アサアキ、マチョー、などではないかと言われていますが、そもそも鈴木麻超自体が本名なのかも定かではない説もあるそうです。
MACCHOはハーフ?
目鼻立ちもはっきりしていて、一般の日本人男性と比べるとがっしりとした体つきでハーフではないのかと噂もありますが、横浜磯子区生まれ、南区六ツ川育ち、MACCHO本人も純粋な日本人だとおしゃっています。
MACCHOは結婚している?子供は?
この噂も名前や生い立ちと同じくらいたくさん飛び交っていますが、公式的な発表も情報もありません。現在30歳を超えていますので、年齢からみれば結婚や子供がいるのではないかとささやかれてもおかしくはありません。また、子供がいるという噂は OZROSAURUSの「My Dear Son」という曲から信憑性が増しましたが、この曲は未来の自分の息子を想像して作った曲でもあり、昔の自分へのメッセージでもある曲だそうです。
OZROSAURUSメンバー ②DJ SN−Z
DJを務めています。1992年にDJを始め、その2年後に本場の音楽を学ぶためにアメリカに渡り、ニューヨークを中心に数々のDJバトルに参加しました。クラブやラジオでレギュラーとして演奏し、アメリカの現地で活動していた邦人グループのDJを経て、HIPHOPグループROMERO SPとして活動したのち、 マッチョと出会いOZROSAURUSに正式に加入しました。
OZROSAURUSメンバー ③武史
ベースを担当しています。神奈川県の湘南を中心に活動している1996年結成のロックバンドの「山嵐」から加入しました。ロサンゼルスで生活をしていたこともあり、本場の西海岸HIPHOPにも触れていたので演奏はもちろん趣味はサーフィン、また自身がデザインとプロデュースを務めるブランドも立ち上げており多彩なベーシストです。
OZROSAURUSメンバー ④Bunta
ドラムスを担当しています。1999年結成、ギターのメロディーに特に重点を置いたスピーディーな演奏形態を持つメロディック・ハードコアバンド、「TOTALFAT」(トータルファット)から参加しています。大きな事故のあと左腕を負傷しながらも、片手で演奏に参加したことが話題に。そのライブへの熱意やドラマーとしてのプロ意識がファンを感動させました。
OZROSAURUSメンバー ⑤YD
ギターを担当しています。2002年結成、東京を拠点に活動するメタルコアバンド、「Crystal Lake」(クリスタル・レイク)から参加しています。デビューわずか1年後の2003年に韓国でのツアーを開催。その後も、マレーシア、アメリカ、台湾など、海外への挑戦を初めから視野に入れ海外で数々の経験をたくさん積んでいる実力のあるバンド出身です。
OZROSAURUSメンバー ⑥GUNHEAD
2011年に結成したDJとプロデューサーのユニットHABANERO POSSEから参加しています。決まったジャンルを持たずどのジャンルにも対応できる日本随一のオールラウンドプレイヤーと言われています。OZROSAURUSのマニピュレータとトラックメイカーを担当しています。主に作曲、編曲を務めOZROSAURUSのプロデューサーともいえます。
OZROSAURUSの元メンバー・DJ TOMO
2004年に方向性が違うということで脱退しました。脱退後はニューヨークでの2年間の楽曲制作やDJ活動を経て、日本で自身のレーベルを立ち上げました。MC MACCHOと一緒に結成当時のOZROSAURUSを築き上げた人です。
OZROSAURUS結成のきっかけとグループ名の由来とは?
どのようにしてOZROSAURUSはHIPHOP界で産声を上げることになったのか、また初めて見た人には読み方がわからないかもしれない、OZROSAURUSという名前もどう生まれたのか見ていきましょう。
OZROSAURUSは1996年MACCHOとDJ TOMOとで結成
お互い90年代からすでにMCとしてDJとして活動をして経験を積んでいた中、レコード店PROPSのスタッフとして働きはじめ仕事仲間として出会い、1996年に、新人ながらも実力を兼ね備えた「ハマの大怪獣」として、 HIPHOP界に新たな風を吹かせました。
OZROSAURUSはオジロワシと恐竜を足した造語
OZROとSAURUSの二つの文字を組み合わせた造語です。OZROはオジロワシ、SAURUSUSはMACCHO本人も忘れたようで色々な意味が込められているようですが、恐竜の名前によくつくサウルスからとっているようです。オジロワシと恐竜で名前に「強さ」を込めています。
「目の鋭さ」を強調したくてつけられた名前
ワシのように獲物を仕留める時の鋭い眼光をイメージして、オジロワシの目の強さ、目の鋭さをを名前の中で強調したくて、この名前になったそうです。
他にも珍しい名前のラッパーが気になる方はこちら
OZROSAURUS「横浜045スタイル」を築く!
今や横浜だけではなく、日本のHIPHOP界でもその名前を知らない人はいないほど、大きく成長を続けるOZROSAURUS。その背景には彼らが築き上げてきた独自のスタイルがあったからこそです。
OZROSAURUSの楽曲は西海岸ヒップホップスタイルの影響
彼らのHIPHOPスタイルはMC MACCHOが以前所属していた、DS455というグループからのスタイルを引き継いだと言われています。そのDS455は日本のHIPHOP界で西海岸HIPHOPをいち早く取り入れた先駆者でもあります。
OZROSAURUSは横浜045スタイルを確立
彼らのHIPHOPスタイルは変わらず西海岸HIPHOPのまま、マッチョのラップセンスとTOMOのDJ スタイルが合わさり、「横浜045スタイル」としてHIPHOP界の中に彼ら独自のスタイルが確立されました。
横浜045スタイルとは
西海岸で生まれたHIPHOPをベースにした、彼ら独自のスタイルです。横浜市の市外局番の「045」をもとにMC MACCHOが発表当時から口にしていたこともあり、ファンの中でも自然と彼らのスタイルとして「横浜045スタイル」と呼ばれるようになりました。
OZROSAURUSは横浜045スタイルの代表!
彼らのスタイルが世に広まり、名前が一気に有名になったのは、2001年に発売された彼らの最初のフルアルバムである「ROLLIN‘045」がきっかけだと言われています。また、街を贅沢にクルーズする、という意味のROLLINというHIPHOPスラングも、このOZROSAURUSの最初のフルアルバムの名前からきていると言われています。
OZROSAURUSの音源を紹介!
説明を読むよりも彼らの音楽を直接あなたの耳で聞いた方がOZROSAURUSの魅力がもっと分かるでしょう!ここからは一気にOZROSAURUSの人気の音源を、解説しながらご紹介していきます。
OZROSAURUSの音源 ①AREA AREA
まずはこの曲。OZROSAURUSの知名度を一気に上げた曲といっても過言ではない彼らの代表曲です。もともとはDS455のプロデューサーがDS455のために作った曲でしたが、マッチョが大変気に入り直談判して譲ってもらったそうです。
MC バトルでも使用される人気曲
OZROSAURUS自身のライブでも必ずといっていいほど歌われる曲でもあり、またMCバトルでも頻繁に使われる曲で未だにHIPHOP界に影響を及ぼしています。
OZROSAURUSの音楽 ②WHOOO
曲の始まりからDJ TOMOの勢いのある力強いホーンをベースにしたまさに漢!といった印象のビートと、マッチョ独自のライムや歌い回しが相性抜群の人気曲です。歌詞にある「WHOOO バイブスは満タン」「WHOOO 手を挙げてパンパン」などが有名なフレーズになっています。誰もがWHOOOという曲の通りWHOOOと叫びたくなる一曲です。
「WHOOO」のジャケット少年がラッパーに!
今大注目の新人であるラッパーJuaの少年時代のときの写真がWHOOOのジャケットに使われており、彼がデビューしたときは、再びWHOOOが話題にのぼりました。OZROSAURUSも彼のデビューを感慨深いと喜んでいたようです。
OZROSAURUSの音楽 ③ROLLIN’045
これぞ横浜045スタイル!「AREA AREA」と並ぶ人気の高いOZROSAURUSと言ったらこの曲!だけではなく、ハマのラッパーのシンボルとも言われる曲です。ゆったりとどこか懐かしく、それでいて鮮明に横浜の一つ一つを切り取った一曲。この歌を聴きながら横浜の街を車で駆け抜けてみるのも良いかもしれません。
OZROSAURUSの音源 ④星を願う
題名からスローテンポな優しい曲をイメージしている方は、いい意味で裏切られるのがこの曲。アップテンポで盛り上げる曲ならこれだとOZROSAURUSファンの間でも人気の高い曲の一つです。
OZROSAURUSの音源 ⑤Hey Girl