カレイの生態と生息域は?
カレイ釣りにおいて、カレイの性質を考慮することは必要不可欠です。カレイの生態や生息域を知ることで、カレイを釣るポイント選びのヒントになります。カレイの潜んでいそうなポイントや釣れやすい時期や時間帯について解説します。
カレイの釣れる場所
カレイが釣れる場所は、海底が砂泥底になっているところです。カレイは海底では両目のある側を上にして横向きになり、砂や泥を被って潜んでいます。カレイには場所と同化しやすい場所を好む傾向があるので、釣り場や場所もカレイの性質を考慮して選びましょう。
特にカレイは凹んでいる場所から盛り上がっている場所にかけての「ブレイク」と呼ばれるところにいることが多いです。ポイントを探していると、急に着底するのに時間がかかる場所が出てきます。そこがブレイクなので、見つけたら重点的に狙いましょう。
カレイの釣れる時期
カレイの釣れる時期は産卵期の秋から春にかけてで、カレイが標準的に釣れ始めるのは11月後半以降です。春になると沿岸部の水温が上昇するため、カレイは水深の深い所へと移動していきます。産卵期は地域によって変化しますが、北上するほど産卵の時期は遅くなる傾向にあります。
なお、産卵期間中は喰いが落ちるため、あまり釣れません。狙い目は産卵前の「乗っ込み期」にあたる秋と、産卵後の荒食いをする「花見ガレイ」と呼ばれる春です。特に冬にカレイ釣りに行く予定の方は、しっかりと寒さ対策をしてカレイ釣りに挑みましょう。
カレイの釣れる時間帯
カレイの釣れる時間帯は一般的に他の魚と同じ「まずめ」の時間帯です。 始めに日の出の時間帯の「朝まずめ」といわれる時間帯です。この時間帯は、カレイを狙う上でも効果的です。 次に日の入りの時間帯の「夕まずめ」といわれる時間帯です。 最後に潮の流れが関係する時間帯です。
一例を挙げると満潮前後の時間帯はカレイも活発に活動して餌を喰ってくるので、釣果に繋がりやすいです。逆に干潮や潮が止まっている時間帯は、反応がない場合が多いです。
常夜灯が海面を照らすような場所で、夜に満潮を迎えるような日は是非日没後も粘ってみましょう。夜になってから時合いが来ることもあります。
カレイの船釣りでの仕掛けを図解で解説!
カレイの船釣りでの仕掛けは市販のカレイ専用の仕掛けを使うアングラーと自作の仕掛けを用意するアングラーがいます。カレイ釣りは市販の仕掛けでも十分対応できるのですが、自作の仕掛けは自分の好きな色や部品を組み合わせて作ることができるのが魅力の一つです。
船釣り仕掛け図解
仕掛けはその日の潮の速さによってオモリの重さを調整しましょう。仕掛けに関しては、地元の釣り船屋さんや釣具屋さんに確認するのが一番確実です。カレイ釣りに行く時期や釣る場所に合わせて準備しましょう。
感度を悪くするので仕掛けに大きな飾りはつけずに、パーツは小さなビーズ程度にします。オモリの形状は砂に埋まりにくく、小突いた時の砂煙でカレイにアピールできるものを選びましょう。オモリのカラーは目立つ鮮やかな色で、目玉付きなども効果的です。
夜釣りでカレイを狙う場合は仕掛け自体はそのままで発光ビーズを付けます。付ける付けないではハッキリ釣果に差が出ます。カレイは断然夜の方が釣れますし、大型もかかりやすいです。夜釣りに行く時は、大型カレイの対策もしっかりして臨みましょう。
船釣り仕掛け自作
カレイは好奇心の強い魚で、海底に興味を引く様な物があれば近寄ってきます。仕掛けはなるべく目立つものにして小突くことにより、餌から離れたところにいるカレイの興味を引き、引き寄せて釣果に繋げます。仕掛けもなるべくカラフルなものにし、目立つ部品を使いましょう。
針の大きさは小針ほど食い込みは良いですが、大物には飲み込まれてしまいかかりが甘く抜けてしまうのが難点です。船釣りでもそれほど仕掛けが変わるわけではありませんが、夜釣りでカレイを狙う場合はビーズや集魚ライトを取り入れましょう。
カレイ船釣り仕掛けおすすめロッド
カレイの船釣りにおいて、どんなロッドを選ぶかは大切です。各メーカーから様々な工夫を凝らしたカレイ専用ロッドが発売されているので、自分に合ったロッドを使用しましょう。通常カレイの船釣りでは最低タックルは2セット、可能であれば3セット揃えたいところです。
潮の流れが速いポイントほど大型が多いので、その流れに耐えることができる丈夫なロッドが望ましいです。いくつかおすすめのカレイ専用ロッドを紹介しますので、参考にしてみてください。
カレイ船釣りおすすめロッド①バイオインパクトX (シマノ)
シマノから出ている細身かつ軽量の最新鋭カレイロッドです。振動を大きく密に伝えて、素早く収束し多彩なカレイのアタリを明確に伝えてくれます。メインにカーボン素材を使用し、細身かつ軽量のロッドでありながら、大型カレイにも安心して対応できます。
カレイ船釣りおすすめロッド②アナリスターカレイ(ダイワ)
小突きや誘いが軽快に行うことができる軽量・高感度船カレイロッドです。自重も軽いのですが、持ち重り感の軽減にこだわり設計されたロッドはクラス以上の軽快な操作が可能です。
感度が良く、操作性の高いロッドでカレイ特有の微妙なモタレにもしっかり対応しています。目に見えないネジレを抑制する構造で、より操作性とパワーもさらにパワーアップしています。
カレイ船釣りおすすめロッド③ベイゲームXカレイ(シマノ)
小突きでテンポよく探りやすい硬めの8:2調子で、誰もが扱いやすい仕様です。大型カレイの抵抗にも負けないバットパワーも備えています。喰わせる能力と操作性を実現したロッドで、カレイに喰い込ませる能力もしっかり備わっています。
カレイ船釣りおすすめロッド④カレイ X(ダイワ)
ダイワから出ている基本性能と使いやすさを重視したスタンダードなロッドです。ねじれを抑える強化構造を取り入れており、短めの竿で操作性も申し分ありません。
オモリで海底を小突いてカレイを誘うスタイルのカレイ釣りで使いやすいように、小突きやすくて喰わせやすいバランスの良いものを追求しています。もともと軽量であることに加えて、「ブレーディングX」により持ち重り感が解消されています。さらに扱いやすいロッドに仕上がっています。
カレイ船釣りおすすめロッド⑤がま船カレイ一爽(がまかつ)
がまかつから出ているカレイ釣りに求められる性能を独自に研究し、開発されたカレイ釣り専用ロッドです。細部にもこだわり、アングラーが快適に釣りを楽しめる仕様を追求しています。
高感度で大型カレイの喰い込みにも対応したデザインで、短めの竿で操作もしやすいです。深場や急潮流下でもその能力を発揮します。
カレイ船釣り仕掛けおすすめリール
カレイの船釣りで使用するリールは、船釣りの小物用のリールで対応できますが、2500番クラスのスピニングリールだと尚良いです。リールは投げ専用がベストです。カレイの船釣りでおすすめのリールも紹介していますので、参考にしてみてください。
①ベイトリールRV2000リボルバー船(プロマリン)
手頃な価格で有名なプロマリンのベーシックモデルです。近海の中小物の釣りに最適なリールで、カレイ釣りにももちろん適しています。安価な値段で購入できるため、ベイトリール初心者の方やこれから始める方にもおすすめです。
②ベイトリール17ゲンプウXT150(シマノ)
カレイ以外にも人気の船釣りの小物に幅広く対応しているので、使い勝手が良いリールです。スタイリッシュなデザインに加えて、軽いので持ち運びも便利です。扱いやすく安定感のある巻上げ力も備えています。カレイの強力な抵抗感にも負けない巻上げパワーと安定感があるため、船釣り初心者の方にもおすすめです。
③両軸リール16プリード150H(ダイワ)
あらゆる船釣りの小物に活躍する軽量小型両軸リールです。小型なので持ち運びも楽です。船小物釣りを快適に楽しむための充実の機能を備えた高性能リールです。カレイ・カワハギ・マルイカなどの人気のターゲットはもちろんのこと、タイラバ初心者の方にも最適です。
④ベイトリールブルーマックス船3(アブガルシア)
カレイ釣りにはもちろんのこと、船釣りの小物には最適なリールです。コンパクトなので持ち運びにも便利です。キャスト時から効くバックラッシュを抑止する機能や、着底時すぐにクラッチをONにできる便利な機能があります。これから始めたい方にもおすすめしたいモデルです。
⑤リール15ライトゲームXICV 150H(ダイワ)
段差のある船釣りにおいて不可欠な水深カウンターを完備し、小物釣りを幅広くカバーしてくれる万能リールです。コンパクトですが、十分な巻糸量があります。小型なので持ち運びも楽です。ハンドルにはアルミラウンドノブを使用しており、カレイの強力な抵抗にも巻けない巻き上げ力を実現しています。
カレイ船釣り仕掛けおすすめアクセサリー付き針
カレイの船釣りの仕掛けは現在各メーカーから趣向を凝らした商品が沢山販売されています。初心者の方は自作するのはハードルが高いので、市販のカレイ専用の仕掛けを使いましょう。市販の仕掛けでも十分カレイ釣りは楽しむことができます。いくつかおすすめのカレイ専用の仕掛けを紹介します。