カレイとヒラメの見分け方|カレイについて知ろう
カレイとは
カレイ亜目カレイ科に属している魚です。カレイは砂や泥のある海底に生息しています。カレイは平らな体で海底で過ごすのに適した体をしています。目は他の魚と違い身体の両面にあるのではなく、片面の右側に両目があります。目が無い側は白色になっています。
カレイの生息地
カレイの生息地はインド洋や太平洋、大西洋、北極海と広い範囲に生息しています。浅瀬に生息しているものから約1000メートルの深海に生息しているものもいます。他にも淡水と海水が混じる汽水にも生息しているものもいます。
カレイの生態
カレイは体が平たく目がある側を海面に向け泥や砂から出して生息しています。稚魚の時は体はまだ平らではなく、目も片側によっていません。成長するにつれて体は平らになり、目は方側によっていきます。カレイの寿命は十数年生きる種類が多いです。長い種類では40年くらい生きる種類もいます。
どれくらいの大きさになる
カレイの成魚は一般的に40センチ前後です。スーパーなどで見る事が多いので、そこまで大きいサイズの種類がいるように思えないですが、大きい種類になると2メートルくらいになるものもいます。重さは200キロにもなります。
カレイの産卵期
カレイの産卵期は春の初めから夏の初めに産卵する種類が一番多いです。日本のカレイは南の方に生息している種類が早い時期に産卵を始めます。一般的にカレイの卵は油球ではありませんが、アサバガレイやマコガレイなどの一部の種類は粘着性です。
卵の大きさはどれくらい
卵の大きさは、0.5ミリくらいです。オヒョウの場合は4ミリくらいの大きさで他の種類よりも大きいサイズです。孵化した時の体長は3ミリ前後が多いです。オヒョウは卵も大きいですが仔魚も1.5ミリ前後と大きいです。
カレイの種類
カレイの種類は世界で約100種類見つかっています。日本近郊の海ではマコガレイ、ババガレイ(ナメタガレイ)、オヒョウ、イシガレイ、マガレイ、カラスガレイなど数十種類のカレイが生息しています。ほとんどのカレイは食べることができます。
カレイだけどヒラメの仲間も
アラメガレイ、ダルマガレイ、ヤリガレイ、テンジクカレイ、など〇〇カレイと名前が付いていてもカレイの種類ではないものもいます。これらの名前の魚はヒラメの仲間です。名前だけ聞くとカレイだと思ってしまいますね。
カレイの主な料理
カレイと言えば煮つけや塩焼きやムニエルと言った焼き物が定番ですね。他には刺身、揚げ物なども美味しく食べる事が出来ます。カレイの種類によって料理方法を変えると、選んだカレイの美味しさを引き出すことができます。
カレイとヒラメの見分け方|ヒラメについて知ろう
ヒラメとは
ヒラメはカレイ亜目ヒラメ科に属している魚です。ヒラメはカレイとよく似ています。カレイと同じで体は平らですが、目は左側にあります。カレイと同じく昼間は海底の砂や泥に身を潜めているか、海底で身を潜めて生息しています。
ヒラメの主な生態
ヒラメは太平洋の西部に生息しています。ヒラメは夜行性なので夜になると活動を始めます。昼は砂や泥地に身を潜めているか、潜っていない場合は体の色を海底と同じ色にしています。ヒラメもカレイと同じで稚魚の時は、体は平らではなく目も両側にあります。成長すると平らな体になり目も左側に寄っていきます。寿命はカレイよりも短い数年です。
ヒラメの産卵期
産卵期は2~7月で、南方ほど早い。この時期には水深20~70メートルの潮通しのよい砂泥、砂礫(されき)または岩礁域にきて産卵する。卵は直径1ミリメートル前後で、15℃ぐらいの水温では約60時間で孵化(ふか)する。孵化仔魚は2ミリメートル前後で、背びれの前数軟条が伸長し、水深5~10メートルの河口や沿岸で底生生活をする。
(引用:コトバンク)