小さくてかわいいアカテガニの飼育方法や生態を解説!実は食べても美味しい?

皆さんアカテガニって知ってますか?

赤くて小さなボディは、誰でも魅了されること間違いなしです!今回そんなはとっても可愛いアカテガニの生態や飼育方法の基本情報や、実は食べれる?なんてこともご紹介していきます。

この記事をかいた人

初めて聞いた!アカテガニとは?

ベンケイガニ科アカテガニ属に分類されるアカテガニは、甲羅の大きさは30㎜程の小さな蟹です。また、さるかに合戦のカニのモデルになったとも言われています。背中の甲羅の模様が笑っているかのように、にっこりとしているのが特徴で、とってもキュートなカニです。

ベンケイガニとよく似ている

アカテガニとベンケイガニは大きさもほぼ同じなので、間違えられることがよくあります。しかし、ベンケイガニの甲羅には切れ目が入っており、アカテガニの甲羅には切れ目は入っていません。さらに、ベンケイガニの方が体格がよく、ゴツゴツしているので、どちらかわからない場合は甲羅や体格を見ている見分けることができます。

アカテガニの生態

中国地方や朝鮮半島、日本、台湾など、アジアを中心に生息しているアカテガニですが、独特の生態を持っていることで有名です。飼育する場合はなるべく自然の生活と同じような環境にして飼育することを心がけましょう。

生態1 成長する度に名前が変わる

アカテガニの面白い点は成長すると「ゾエア幼生⇒メガロパ幼生⇒小ガニ⇒アカテガニ」と名前が変わります。また、ゾエア幼生いろいろな生物に捕食されてしまうため、生き残るのはごくわずかと言われています。

ゾエア幼生は3-4週間の浮遊生活の間に5度の脱皮を経るとメガロパ幼生という形態に変態する。メガロパ幼生は脚が長くなってカニらしくなり、海底を歩くことができる。メガロパ幼生は10月頃に沿岸部に近づき、甲幅4mmほどの小ガニへ変態を終えた個体から上陸する。

引用:Wikipedia

生態2 アカテガニの巣

アカテガニは石の隙間をそのまま巣として使う場合もありますが、自分の巣穴を掘ることもあります。特に決まった縄張りはなく、人が近づくと近くの巣穴に逃げ込みます。近くに逃げ場がない場合ははさみを広げて威嚇をすることもあります。

生態3 なんでも食べる雑食

アカテガニは雑食のため、動物の死骸から人が出した生ごみ、木の実や植物までなんでも食べます。さらに素早い動きをするため、海の小魚やフナムシ、昆虫なども食べることもあります。

生態4 アカテガニは共食いをする

アカテガニは脱皮直後の甲羅が柔らかい時期にイノシシやタヌキ、カラスなどの鳥類に食べられてしまうことがありますが、最も多いと言われているのがアカテガニ同士の共食いです。アカテガニは食欲旺盛なので、飼育する際は1匹ずつ別の水槽などにし、十分気を付けて飼育しましょう。

生態5 アカテガニは冬眠する

NEXT 生態5 アカテガニは冬眠する