小さくてかわいいアカテガニの飼育方法や生態を解説!実は食べても美味しい?

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アカテガニを飼育する大事なのは、水槽の中に水と陸を用意することが大事です。また、アカテガニは恥ずかしがり屋なので、水槽の中にはアカテガニが隠れられる隠れ家が必要となります。さらに、重要なのは水槽の蓋です。アカテガニはどこでもよじ登ることができるため、脱走をしてしまいます。飼育する際は気を付けましょう。

水槽中はどんな準備が必要なの?

水はアカテガニが脚を広げられるほどの十分な大きさ、さらにアカテガニは水中で脱皮をするため全身が浸かる程度の深さを用意します。水中に長くいるとおぼれて死んでしまうので、陸地の用意を必ず用意します。また、ポンプを使用すると水を変える頻度が減るのおすすめです。また、隠れ家は植木鉢でも岩を積み上げたものでもどんなものでも問題はありません。

水温はどのくらい?ヒーターは必要?

基本的には直射日光の当たらない場所に水槽を置くとよいでが、室温が5度を下回ると凍死してしまうので、ヒーターの使用をおすすめします。しかし、湿度を必要とする生き物なので、砂を濡らしたり、濡れタオルなどで湿度を管理するとアカテガニは住みやすくなること間違いなしです!

アカテガニは脱皮をする

カニは体が成長すると脱皮をします。なぜかというと甲羅は固く、伸びることがないため、成長したカニのサイズの合わなくなり、固い甲羅を脱ぎ捨てます。また、アカテガニも数年に1回脱皮をします。脱皮をする時はあまり餌を食べなくなるので、心配せず脱皮と考えましょう。しかし、脱皮直後は体力も減り、甲羅も非常に柔らかいため、触ってしまったりすると死につながってしまいます。なので脱皮直後は不必要に触ることはせずにそっとしておくことで、アカテガニの成長につながります。

アカテガニは潔癖?

アカテガニは不潔な場所では長くは生きられません。なるべく3日に1回は水槽の掃除や、水の入れ替えを行うようにすると長生きするといわれています。また、掃除しやすいように水槽の中はシンプルにすると掃除するときに楽なのでおすすめです。

アカテガニを飼育するときの注意点

アカテガニを飼育する際に絶対にやってはいけないことは先ほどもご紹介しましたが、脱皮直後や脱皮1後週間ごろまでは触ってはいけないことです。また、アカテガニは脱皮をする時に失敗してしまうことがあります。それは餌をあげる際にカルシウムが少なかったり、湿度や温度が適切ではない場合に不完全な脱皮になってしまうと言われています。

アカテガニって何が好きで何が嫌い?おすすめの餌!

アカテガニは雑食なので、基本的にはなんでも食べます。しかし、贅沢なアカテガニは同じ餌ばかり与えてしまうと飽きて食べなくなってしまうといわれています。日によって餌を変えることをおすすめします。

おすすめの餌1 じゃこやシラスなどの幼魚

アカテガニはもともと小魚などを捕獲して食べていたので、小魚や幼魚などが食べなれているのでよく食べると思います。また、アカテガニの脱皮に必要なカルシウムも取れるのでおすすめです。

おすすめの餌2 市販のカニの餌

アカテガニはもともと小魚などを捕獲して食べていたので、小魚や幼魚などは食べなれているのでよく食べます。また、アカテガニの脱皮に必要なカルシウムも取れるので与えると脱皮の失敗も減らすことができるのでおすすめ餌と言われています。

おすすめの餌3 パンやお米

アカテガニは稲などの植物も好むので、パンやお米をあげるととても喜びます。また、アカテガニは同じ餌ばかり与えると飽きてしまいますが、お米やパンなどは気に入ってお米やパンばかり食べるアカテガニもいると言われています。さすが日本に住んでるだけありますね!

アカテガニにあげてはいけない餌

野菜の中に含まれる「蓚酸(シュウサン)」はアカテガニに最も必要なカルシウムの吸収を抑える効果があるので野菜をあげるときは蓚酸が含まれていないものを選んでくださいね。また、カニ類に一番危険とされているものは成分内に「硫酸銅」と記載のある昆虫類の餌に含まれるので、注意が必要です。

アカテガニの寿命は?

アカテガニの寿命は約10年前後と言われています。しかし、メスが約7年ほどで、オスのほうが比較的長生きします。快適な空間と適度な餌、清潔な住処を心がけると長く一緒にいることができます。

アカテガニってどんな味?美味しいの?

アカテガニの味はどんな味?

アカテガニは川辺によくいるので、採って食べてみてもいいですが、きちんとカニの味がします。しかし、1匹分の量はとても少ないのでお腹いっぱい食べるのは根気がいります。興味がある方は川辺や海辺に行って採ってみるのもおすすめです。

市販で売られている?

アカテガニは玉子蟹という名前で市販されていると言われています。甘いタレに漬けて殻ごとカラリと揚げているので、子供から大人までおいしく食べれます。また、珍味ともされていて好き嫌いが分かれることもありますが、カルシウムなどの栄養素がたっぴりと入っているので見かけたら食べてみてもいいかもしれないですね!

まとめ

飼育に十分気を付ければ10年前後一緒にいることができて、癒してもらうことができるアカテガニですが、雑食で、共食いもするので複数匹飼育するには注意が必要です。さらに脱皮中や脱皮後などは触ってしまうと死んでしまう可能性もあるので、必要以上に触らないようにしましょう。また、玉子ガニという名前などで市場でも売ってるので「珍味」と言われるその味をぜひ堪能してみてはいかがですか?小さくてかわいいアカテガニ、虜になること間違いなしです。