ガストロとは?その特徴から食べ方までをご紹介!

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はじめに

みなさんガストロってご存知ですか?名前は聞き馴染みありませんが、知らないだけで誰もが口にしたことのある魚の一つです。「どんな魚なの?正体は?」という方必見!意外と私たちの生活に深く関わっているガストロの正体や特徴、釣り方、味、レシピ!すべてご紹介していきたいと思います。

正体は一体何!?ガストロとは

ガストロはサバ科に分類される魚の一種です。
しかし、サバ科では珍しくウロコが特徴的で、日本国内では主に「ウロコマグロ」と呼ばれることが多く、和名のガストロではあまり聞き馴染みがないかもしれません。しかし、私たちのまた、顔が似ていることから、キューバ革命を起こしたキューバのカストロ議員にちなんで、「ガストロ」と名付けられたと言われています。

大きなウロコや蝶のような腹ビレが特徴?ガストロの特徴

マグロ、と名前がついてるくらいだからやっぱり見た目もマグロも似ているの?と思われるかも知れませんが、見た目の色はミナミマグロなどの他のマグロと同様に背中側は紺色、腹側は白色です。
特徴的なのが大きなウロコで、マグロのウロコは基本的に退化しているのですが、ガストロにはサバ科に珍しく大きなウロコがあります。1枚のウロコの大きさは大人の親指の爪ほどあると言われています。また、上下に20個ほどの小さな歯、丸い大きな頭をしているなど特徴的な形をしています。
さらに蝶の羽ような腹ビレがあることから、外国では「Butterfly Tuna(バタフライツナ)」とも呼ばれています。

また、体は平たく厚みはありませんが、全長は1.6m~2mにもなります。クロマグロやミナミマグロの平均が2.5mなので比較的小さいと言えるでしょう。

一体どこ?ガストロの生息地

ガストロの生息海域は、北半球では生息は確認されておらずミナミマグロと重なっている、南半球の南緯35°、推進200mが生息海域になっており、南アメリカ、インド洋、大西洋、太平洋などに生息しています。

何を食べて生きてるの?ガストロの捕食

ミナミマグロと生息海域が似ているためか、食性も似ているようで、いわしやイカなどの頭足類、甲殻類を捕食しています。

これがコツだ!ガストロの漁法

どうやって釣るの?ガストロの漁法

ミナミマグロとの生息海域と重なっているためか、ミナミマグロ漁に紛れて漁獲されるようです。なので、釣り方はミナミマグロを釣る方法と同じ日本伝統の延縄漁法です。

延縄ってなに?

1本の幹縄に多数の枝縄(これを延縄と呼ぶ)をつけ、枝縄の先端に釣り針をつけた構成となっている。延縄漁は古くから用いられた漁法で、延縄を漁場に仕掛けた後、しばらく放置して再び延縄を回収して収獲を得る。

引用元:Wikipedia

延縄漁法は江戸時代頃から日本で利用されている漁法の1つです。ただ、デメリットとして海に浮かんだ死んだ魚やイカなどを食べる鳥に撒き餌を食べられてしまったり、ウミガメが仕掛けの針で死亡するケースも問題視されています。

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