魚を使った日本オリジナルの骨酒
日本にはたくさんの種類のお酒があり、中でも日本酒はとても頻繁に楽しまれるお酒です。その中で、骨酒は、日本独特のオリジナルのお酒です。日本酒にこだわらず、全てが自由と言っていいほど、作り方は自分次第の他のお酒とは少し変わったタイプのお酒です。
骨酒の魅力
とにかく骨酒作りにルールはないというのが一番の魅力です。お酒、日本酒、釣りや魚全般が大好きな人が、お酒と魚を同時に楽しむことができます。自分で釣りに行き、好きな魚を捕り、そこから好きなお酒を選び料理する、自分だけのオリジナルな骨酒を作ることができます。
骨酒の器
骨酒の器は、様々な種類がありますが、人気なのはイワナの器です。値段も約2500円くらいから購入できて、単品からセットまで販売されているため、セットで購入することもできます。今回は、イワナの器を含めた様々な酒器をご紹介します。
a. 織戸 イワナ徳利
こちらは織部焼のイワナの酒器です。イワナの容器の長さが32cm、幅が8.6cmとわりと大きめの酒器です。600cc入るので、たくさん骨酒を楽しみたい方にはおすすめの商品です。値段は1950円とわりと安いので、骨酒を作り始めたばかりの人にはとても手に取りやすい商品です。
b. 黄瀬戸 酒器
まずは、黄瀬戸酒器です。シンプルに漁船の形をしていて、サイズは縦9.5cm,横28.7cmで、500cc入れることができます。なので、割と長めの酒器で、割と長めの骨でもそのまま入れて召し上がることができます。値段は、3000円と、ちょうど良い値段なので、おすすめの商品のひとつです。
c.岩魚骨酒(小)
この酒器は個性的な表情をしたイワナをお楽しみいただける、高さ約8.5cmで胴体の長さが約29cmという、少し小さめの酒器です。お酒の入る量も400ccなので、一人で楽しみたい方、また小さめの魚を料理する時にとても便利な大きさの酒器です。値段も2639円と安いので、この個性的なアートと小さめのサイズがお好みの方にはちょうど良い商品です。
骨酒に合う魚:イワナ、鮎、ふぐ、などなどをご紹介
骨酒は、自分の好みや季節の魚を使用して、お楽しみ頂けますが、鮎、フグ、イワナが定番の魚となっておりますが、その他にもいくつか骨酒として使える魚の種類があるのでご紹介します。
a.サンマ
サンマは、秋が旬の魚です。秋刀魚独特の香りと味が染み渡る骨酒は、暑い夏を乗り越えた少し涼しい季節にとてもおすすめです。もちろんスーパーでも購入できますが、自分で釣って捌いて、魚肉とサンマの香りが混ざった骨酒を楽しむことができます。
b.トビウオ・アゴ
トビウオ・アゴは、様々な種類があり、種類によって、いろいろな海で見られます。暖かい地域に生息するため、日本には約20種類以上のトビウオが生息していると言われています。春から夏にかけて釣れるので、その時期に骨酒を作るとより新鮮です。
c.イワナ
イワナは、渓流で釣れる。骨酒では定番かもしれないが、実は手に入れるのが難しい。スーパーなどでイワナを買えば、調理はできますが、実際に釣るとなると場所や水の状況で少し手に入れるのが難しい魚です。そのため、イワナの骨酒は、連れた人からすると、少し特別な骨酒になります。
d. 鮎
鮎は、夏の始まりに旬の魚です。暑い夏の始まりに、塩焼きとして召し上がるのが定番ですが、それと一緒に、骨酒を作り、一緒にお楽しみいただける魚の一種類です。
e. ふぐ
ふぐは、捌くのにも免許がいるため、自分の家ではほとんどの人が食べることのない魚です。なので、釣りから捌くまでを、自分でするのは、難しいと思いますが、捌かれたものを手に入れれば、骨酒を作ることができますが、とても貴重な経験になります。
渓流
渓流とは簡単に言うと、川谷の流れで、氷河期に、川に取り残された魚が住んでいると言われています。骨酒にとても定番な魚、イワナも渓流で釣る事ができます。しかし、渓流での釣りはどの魚をつるにも簡単ではないので、釣りに行く前に、渓流の水や流れの強さ、天気など、事前に調べて行く必要があります。なので、渓流で釣れたイワナなどは、骨酒を作る人にとっても、すごく特別なお酒になります。
骨酒に合う日本酒などのお酒
骨酒を作るのに、どのお酒を使うかは自由で、何か決まったお酒を使わなければならないということはありません。一般には、日本酒が多く使われていますが、日本酒にこだわらなくても、他のお酒でも十分に美味しい骨酒をつくることができます。
a. 日本酒
いろいろな種類がありますが、基本的に高いお酒ではなく、どこにでも売っている安いシンプルな日本酒を使うと、魚の香りと味がしっかり出てきてくれるので、より美味しくお召し上がりいただけます。
b. 場所にあったお酒
お酒は、シンプルなものの方が、魚の味が入りやすいですが、お酒にこだわりのある人には、取れた魚の場所のお酒を使っても、とても思い出深く、オリジナルの骨酒ができあがります。
骨酒の簡単レシピ
骨酒を作るのに決まった料理法というのはありません。骨酒はとても自由で、作りたい人が自由に魚を選び、好きなお酒を選び、そこからオリジナルの骨酒が生まれます。基本的な骨酒な作り方はシンプルで、釣った、または買ってきた魚を捌き、骨と尾だけを残すか、魚の身ごとお酒に入れるか好きなように選び、水気を綺麗に抜き取ってから、一日干すだけで作れます。その後、自分の好きなお酒を熱々に加熱し、それを魚の上から注ぎ、数分待てば、魚の香りが綺麗にお酒と交わって出来上がります。味のあるお酒よりも、よりシンプルのお酒を使用した方が、一つ一つの魚の個性や味が出るので、シンプルなお酒がおすすめです。魚でお酒が濁るのが心配な場合は、お酒を注いだ後に、ラップを容器の上にかけ数分蒸すと、魚の味が更に出て、お酒も濁り難く、透明度を保つことができます。いくつか作って数日保存したい場合は、冷凍庫に保存しても問題ありません。
a. 秋力魚
サンマを捌いて、骨と尾から、身をしっかりと取り除きます。お好みに合わせて少し塩を加えて火で両面を炙ります。その後、自分の好みのサイズに骨をおり、を酒器に移し、お好みのお酒に入れてラップをかけて数分待ちます。充分に蒸したところで、サンマの味がしっかりとお酒に混ざってできあがりです。