お刺身・煮つけ・唐揚げなど、食べて美味しいカレイはいろいろな調理方法で味わうことができ、釣っても食べても満足感の得られる魚です。釣れる魚の種類が少なくなる季節ですが、冬に日本全国で狙えるカレイは寒い時期でも釣りを楽しみたい釣り好きの方に人気があります。
カレイ釣りができる場所
カレイの釣り場条件は海底が砂地になっているところで、メインの釣り場は堤防や砂浜です。釣れやすい早朝や夕方だけでなく、堤防で常夜灯や建物の明かりを利用した夜釣りを楽しむのも人気ですので、早起きや早朝の釣りが苦手な方はぜひ夜釣りで楽しむことをオススメします。船上から釣る場合は、乗合船を利用するのが一般的です。
カレイ釣りの道具
竿
堤防や磯など岸から近い場所での投げ釣りであれば、ちょい投げで釣ることもできます。軽くて扱いやすい投げ竿セットは、投げ釣りに慣れていない初心者や遠くまで投げることが難しい女性にもオススメです。
ダイワ スピニングロッド
短めのつくりで、竿の扱いになれていない初心者や女性、これから投げ釣りを始める方で最初の1本をお探しの方にもおすすめのダイワ定番モデルです。安価で投げ釣り以外の使い方もできるので重宝します。
リール
投げ釣りでかかる負担を考慮し、必ず強度の高い投げ釣り専用のリールを使用することをオススメします。特にカレイの投げ釣りではウェイトのあるオモリを使うためリールにかかる負担は非常に大きくなります。
ダイワ 17 クロスキャスト 4000QD
飛距離を出すことを重視する方に特にオススメしたい1本です。投げ釣りで重要な要素となる飛距離にこだわった低価格のモデルで、耐久性のある「デジギヤⅡ」や「クイックドラグ」を搭載し、大物釣りにも対応できるのがポイントです。
シマノ SAアクティブサーフ 細糸
丸洗いができて、お手入れが楽にできるのが嬉しいところです。主要部分へのベアリング装備やアルミスプールを搭載しており、取り扱いしやすい仕様になっています。お手頃価格なのも嬉しいところです。
仕掛け
カレイの投げ釣りの仕掛けは「道糸・力糸・天秤・ハリス・針」から成ります。天秤にはジェット天秤と遊動天秤がありますが、初心者の場合は、扱いやすいく飛距離も出せる固定式の方が快適に使用できます。また、仕掛け作りが不慣れな方や手間を省きたい方には、釣り具メーカーが出している完成形の仕掛けが便利です。
がまかつ(Gamakatsu) 港カレイ仕掛
<がまかつ(Gamakatsu) 港カレイ仕掛 K148 13号-ハリス5. 45796-13-5-07>スペック:号数:13、ハリス:5、入本数:4本、オール赤の仕様でカレイに強力にアピールできます。初心者でも使いやすい短い作りになっています。
エサ
カレイの投げ釣りのエサは虫を使います。アオイソメ、マムシ、コガネムシなど安価なものから高価なものまであります。種類もいろいろですが、初心者の方は安価なアオイメソから試してみるのが良いでしょう。
カレイ釣り関する記事はこちら
冬釣りを楽しもう!ワカサギ釣りについて
ワカサギ釣りは、凍った湖に穴を空けて行うのが醍醐味ですが、吹きっさらしの氷上で行うため、寒さが一番の敵となります。頭から手先足先まで厳重な防寒対策をして思う存分ワカサギ釣りを楽しみましょう。
ワカサギ釣りの魅力
ワカサギ釣りは非日常感を味わえる冬の風物詩です。冬釣り初心者でも楽しめるので、グループやお子様連れのファミリーレジャーとしてもオススメです。そしてなんといっても釣りたてのワカサギの天ぷらは絶品で、寒い中、みんなでビール片手に熱々のワカサギの天ぷらを頬張るのは最高です!
ワカサギ釣りができる場所
「氷上の穴釣り」であるワカサギ釣りは、寒さ厳しい北の地域のイメージですが、実は甲信越地方や関東地方でもできる場所があります。ツアーも組まれているので、遠方から来られる方や初めての方は手軽にツアーを利用するのも良いでしょう。また、氷上釣りでなくボート釣りであれば西日本でもワカサギ釣りを楽しめるところがあります。
ワカサギ釣りに必要なアイテム
竿
ワカサギに釣りに使用する竿は感度の良さが非常に大事になります。魚体が小さいぶん、アタリの感覚もとても軽微なので、明確に手元にアタリを伝えてくれるものを選ぶことが重要です。電動リールを使用するか手動リールを使用するかで、専用の竿を選ぶ必要がるため注意しましょう。
魚釣三昧 直感ワカサギII 28-S
手が出しやすいお手頃価格ながら、その高感度は抜群です。「グラス偏平片面削り」という独自の製法で、合わせが効きやすい作りになっているのも特徴。バランスの取れた良品で、ワカサギ釣りが初めての方の最初の1本としてもオススメです。
リール
電動リールと手動のリールがありますが、現在主流となってきているのは便利な電動リールで、その機能性が重宝されています。ワンタッチで電源を操作でき、巻きの速度や水深も調節できるため、何本か同時に仕掛ける際にも頼りになります。
12 ワカサギマチック DDM プレミアムAセット
便利な電動リールですが、「種類が多すぎてどれを買ったらいいかわからない!」という方にオススメしたいアイテムです。液晶画面で深水や巻き上げの速度、電池残量など確認することができ、安定感のあるリールスタンドや5cm単位で5段階まで水深の調整が可能など、便利な機能が満載です。
ライン
ワカサギ釣りに使用する主なラインには、ナイロン製、PE製、フロロカーボン製の3種類があります。現在主流となっている電動リールにおいては、耐久性や感度の面から圧倒的にPE製のラインに優位性があります。軽微なアタリを取るため、0.2号程度の細いラインを使用しましょう。
針
5本~15本の種類がありますが、最もポピュラーなのは5本~7本のものです。引っ掛かったり絡まったり、トラブルが起こりやすくなるため、特に子供や初心者は要領を得るまではこのくらいの本数から始めるのがオススメです。
ダイワ クリスティア 快適ワカサギ仕掛けSS
<ダイワ クリスティア 快適ワカサギ仕掛けSS マルチ 段差 7本針 1.5号>スペック:針号数:2.0号、針数:10本、リス:0.2号、幹糸:0.3号、仕掛全長:160cm、ダイワの製品で、釣果が期待できる人気のオススメ仕掛けです。
オモリ
オモリは水深により適切なサイズが違ってくるので、釣り場の状況に合わせて0.5~3号くらいのものを使い分けるようにします。ワンタッチで仕掛けに取り付けることが可能なので、オモリの交換は簡単に行うことができます。
エサ
氷上でのワカサギ釣りで最もオーソドックスに用いられるのが「サシ」です。白サシと紅サシがありますが、安定して釣果が出やすい紅サシの方を使用しましょう。なかなか釣れないときは赤虫を使うのも有効ですが、サシに比べ付けるのに多少のコツが必要なため、あまり初心者向きではありません。
虫エサが苦手な場合は、加工エサや疑似餌も市販されているのでそちらを使用しても大丈夫です。併せてエサ用の小皿やエサを切ったりするのに使用する小バサミなどの小道具も準備しておきましょう。
ワカサギ釣りに関する記事はこちら
冬釣りを楽しもう!イカ釣りについて
冬~春にかけての期間限定で堤防から手軽に釣ることができるヤリイカとケンサキイカは近年人気の高いターゲットです。外見がよく似ているヤリイカとケンサキイカの見分け方は尾の部分(ウデと反対のとがったところ)が槍のように尖っているのがヤリイカ、やや丸みを帯びているのがケンサキイカです。ケンサキイカの方がウデが太いのも特徴です。
イカ釣りの魅力
ヤリイカやケンサキイカは基本的に夜釣りで狙うのが一般的です。シーズンの中でも、タイミングによって大型狙いか小型の数釣り狙いか楽しみ方が変わってくるので、シーズン通して違った釣りの楽しみ方ができます。
また、ヤリイカもケンサキイカも地域によってはブランド化し、高級イカとして売っているところもあるほど味に定評があります。刺身はもちろん、後づくりの天ぷらや塩焼きも最高に美味しいです。
イカ釣りができる場所
それなりの深さがある風通しの良い堤防がメインの釣りスポットとなります。産卵前の初冬〜早春に岸に近づいてくるので、九州では1〜3月、北海道では4〜6月が一番釣れやすいシーズンです。光の当たる場所は回遊してきやすいため、常夜灯のある堤防を釣り場として選びましょう。
イカ釣りの道具
堤防や磯からのイカ釣りの種類には、定番のウキ釣りと擬似エサを使って釣るエギングとがあります。ここでは、近年人気となっているエギングを始めるために必要な道具についてご紹介していきます。
竿
竿は、エギング専用のもので硬さや長さ、重さなどを基準に、自分に合った使いやすいものを選びましょう。これからエギングを始める方は、エギ対応で3.0号~3.5号の通年使用できるクラスものを最初の1本にオススメします。
硬さとはロッドのハリ具合のことで、ミディアムライト(ML)・ミディアム(M)・ミディアムへヴィー(MH)に分かれています。飛距離やエギの泳がせる点においてはM~MHが優位ですが、扱うのに力が必要なので、体力に自信のない方や女性、子どもなどの場合はMLの方が使いやすくオススメです。
リール
堤防や磯からヤリイカを狙う場合は、スプールの浅いスピニングリールが使いやすく初心者には特にオススメです。1500~2500番くらいを使うのが一般的で、エギング以外の汎用性も高いため一本持っていると重宝します。
ダイワスピニングリール 15 レブロス 2500
ダイワの大ヒットスピニングリールです。最高のコストパフォーマンスで、数年前の発売以来その人気は衰えていません。スピニングリール選びに迷ったらこちらを購入すればまず間違いないでしょう。
ライン
ラインは、飛距離がでやすいPEラインの0.6号~0.8号くらいの細目のものを使うのがオススメです。それに2.0号前後のフロロカーボンラインを0.5~1m程度ショックリーダーとして結びましょう。
エギ
「エギ」という疑似餌を使うので、虫が苦手な方でも安心して楽しめます。道糸にエギを付けるのも難しくなく簡単にできます。小サイズのヤリイカやケンサキイカも多いため、2~2.5号のエギをメインに使うと釣果が上がりやすいでしょう。また、朝や夕方などの薄暗い時間帯はピンクやオレンジなどのアピールカラーを使用した方が効果的です。
ヤマシタ ヤマリア エギ王K 2.5号
スペック:目玉:シルバー、羽根:茶羽根+茶羽根、布柄:アジ柄、カラー:ケイムラ発光と相性抜群のピンクを組み合わせたカラー(透け感のあるケイムラ発光と、淡いピンクが澄み潮から笹濁り時に効果を発揮)、沈下速度:約5秒/m、重量:11g
日本国内だけでなく、海外からも高く評価され、多くの支持を受けているヤマシタの「エギ王」シリーズですが、中でも「エギ王K」は、「低活性イカ攻略」のために開発されたイカ釣りに特化したモデルです。
イカ釣りに関する記事はこちら
冬釣りを楽しもう!釣果を上げるコツ
冬は魚が少なく、他のシーズンに比べて釣りにくい時期ではありますが、季節や釣り場所によって釣れる魚や釣り方が違ってくるので、事前にしっかり情報収集しておきましょう。ちょっとしたコツを知っているだけで、初心者の方でも充分に釣果を上げることができます。
冬釣りは水温の高い時間に釣ろう
海水温が低下している冬は、日中の方が水温が上がっていてよく釣れることがあります。海の浅い場所は外の温度影響を受けやすく、海水の温度が低下しやすいためプランクトンがほとんどいなくなります。そのため、魚も浅い場所からいなくなってしまうので、できるだけ水温が高まっている時間帯に釣るのが良いです。
冬釣りは釣果情報をしっかりチェックしよう
釣りに行けば必ず釣れるというわけではありません。どこに行けばどんな魚が釣れるのか、時間帯や潮の条件によっても釣りやすさが変わってくるので、釣りに行く前に調査して、釣りに行って成果を上げられように準備しましょう。
釣り場近くの釣り具店のサイトでは周辺で釣れている魚の情報が載っているのでぜひ活用してください。始めて挑戦する方や経験の浅い方は、釣り具店のお店の方にいろいろ聞いてみるのも良いです。情報をたくさん持っているので、いろいろアドバイスしてくれます。
冬釣りで釣果を上げやすい場所選び
冬の釣り場所はできるだけ深さのある所を選ぶようにします。海の深いところは風や外気など天候の影響を受けにくいため、浅いところに比べ水温が安定しています。内海よりも深さのある外海の堤防や漁港を選ぶと良いです。
体感するほどハマる冬釣り!
簡単なコツの合わせ技で寒い冬でも快適に釣りを楽しむことができます。釣りに関する記事や釣具店のサイトなど、情報集めも簡単にできるので、ベテランの釣り人だけでなく初心者やファミリー、グループなどみんなで楽しめるウィンターレジャーとしてぜひ気軽に挑戦してみましょう。