メバリングラインおすすめ15選|PE?フロロ?釣り場に応じた選び方もご紹介!

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まとめますと、メバリングライン選択の基準は、「ターゲットとするメバルサイズで最大限飛距離の出るラインを選ぶ」ということになります。

2つの想定

基準がはっきりしました。「ターゲット」を想定しなければなりません。「ターゲット」を決めるには次の2つの点から考えます。「どいうサイズのメバルを釣るのか?」「どこの釣り場で釣るか?」

メバルのサイズは、ざっくりと次の3つに分けると考えやすいです。この3段階のサイズにライン強度(lb)を当てはめていきます。

  • 大型メバル(25㎝以上)= 3~4lb
  • 中型メバル(18~25㎝未満)= 2~3lb
  • 小型メバル(18㎝以下)= 1~2lb

もちろん自然相手なので、メバルサイズと引きの強さは必ずしも上記の通りとは限りませんが、おおむねこの範囲で想定することです。次に、どこの釣り場を選択するかを考えます。メバルの釣り場を5つに分けると考えやすいです。

  • 磯・・・岩場がメインで大型メバルが多い
  • ゴロタ浜・・・小石の浜で大~中型メバルが多い
  • 堤防・・・外灯周りなどに中~小型メバルが多い
  • 港湾・・・都市部の港などストラクチャーに中~小型メバルが多い
  • サーフ・・・砂地には少ないが小型メバルは見られる

メバルは主に岩礁帯を好みますので、岩場が多いほど大型が釣れる傾向が強いです。ですから、岩場が多い=「磯」=大型が多い 岩場が少ない=「サーフ」=小型が多い という傾向が成り立ちます。もちろんサーフであっても隠れ根などの岩礁帯が点在している場合もあるので、釣り場の状況に応じて判断する必要はあります。

ラインの種類と特性を知る

いよいよ具体的なライン選定に入ってゆきます。ラインは素材によりその特性が違っています。現在販売されているラインを素材でわけると次の4つです。

  • PE
  • エステル
  • フロロカーボン
  • ナイロン

実はこの順番は「比重」が軽い順に書いてます。「比重」とは水に対しての重さを意味します。PEは、水よりも「比重」が軽いためライン単体では沈みません。一方、ナイロンは「比重」が重く、沈みやすいラインということになります。「比重」だけで考えれば、表層を狙いたい場合はPEが有利で、ボトムを狙いたい場合はナイロンが有利ということになります。

もうひとつ重要な要素は「伸度」です。「伸度」はラインが伸びやすいか否かという意味ですが、ラインが伸びると「感度」が落ちて、メバルのあたりがわかり辛くなります。PEは「伸度」が3%であり、ほとんど伸びない=感度がよい という特性になります。PE以外の伸度は20~25%ほどで、結構伸びる=感度がわるい という特性になります。

ちなみに「伸度」が3%の意味ですが、100mのラインが3%(3m)伸びるということです。その他にも素材での差異は様々ありますが、まずは上記の2つ「比重」と「伸度」を意識するとメバリングラインの選択には十分です。

ナイロンは餌釣り用のラインとして昔から使われてきたもので、安価で万能で初心者でも扱いやすいラインです。ただ万能であるがゆえ、メバリングラインとして考えた場合には他のラインよりも劣ります。

エステルはメバリングよりもアジングに向いたラインなので本稿では割愛します。残る2つのライン、フロロカーボンとPEですが、実はこれがメバリングに適したラインです。ラインメーカーからもメバリング向けの商品が多数販売されていて、最も商品層が厚いのがこの2つの素材です。

「どちらの素材がよいのか?」という疑問が浮かぶと思います。結論から言うと「メバリングにとってはどちらも必要な素材です」となります。この2つは、その特性から対局にあり、状況に応じて使い分けることで広くメバリングに対応できます。以下、この2つに絞って解説してゆきます。

メバリングラインの太さの選び方:フロロカーボン

フロロカーボンは、ポリフッ化ビニリデンモノフィラメントという素材が使われています。PEラインと比較すると強度の割に太いラインになるため遠投には向きません。

一方で耐摩耗性が高く、根ズレなどストラクチャーの多い場所で使っても切れにくいです。また、比重があるので水になじみ易く、風が強い時や早い潮流で使う時に影響を抑制できます。こうした特性から考えると、ソフトルアーの使用に向いたラインと言えます。

ルアーの操作性という観点から、ボトムを攻める時や足場が高い釣り場でも手前まで深く探ることができます。またフロロカーボンラインにルアーを直結することができるので準備が簡単です。ただし、先に述べたようにPEに比べると感度が落ちるので、魚との対話(通話が聞き辛い)に多少難があります。

次の表は、各メーカーの出している製品のスペックから算出したフロロカーボンにおける「号数」と「lb」の対応表です。メーカーによって多少のばらつきはありますが、号数×4倍=lbというのが平均的なところです。

号数 lb
0.25 1
0.3 1.2
0.35 1.4
0.4 1.6
0.5 2
0.6 2.4
0.8 3.2
1 4

先に述べた通りメバリングに適した強度は1~4lbになるので、フロロカーボンで適合する太さは0.25~1号となります。最終的には狙うサイズによって太さをセレクトします。

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