この蟹は濁っていない水を好みます。そのため濁りが深いと弱って死んでしまいます。しかし寿命は長いので、水をこまめに変えたり水温を適切に設定するなどの対策をすることで、長生きしてくれます。
脱皮したあとは要注意!
また、脱皮直後はなるべく触れないであげてください。脱皮した後しばらくは甲羅が柔らかい状態が続くので、むやみに触ると内臓を損傷して弱ってしまいます。1週間ほどはそっとしておくと安心でしょう。
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サワガニを飼育しよう!準備編
飼育に必要なものは、ホームセンターやペットショップで一通りそろえることができます。できれば捕まえに行く前に、これから紹介するものを用意しておけば順調に飼育を進めることができるでしょう。
サワガニを飼育するのに必要なもの
水を貯めておける「飼育ケース」
水辺で生活する生き物なので、ケースの中には水を張っていなければなりません。観察を楽しむために透明なケースを選ぶとよいでしょう。活発な性格で、大きいケースでのびのびと遊ばせてあげるとストレスが少ないため良い効果が期待できます。底の浅いケースだと脱走してしまうため、底の深いものを選ぶようにしてください。
野生の陸地を再現した「砂利」
水の生き物といっても、水の中だけで生活するわけではありません。陸で走り回ることも大好きです。なので、陸地となる場所に石ころを敷き詰めてあげるのが良いです。もちろん、水の中にも薄く砂利を敷いてあげましょう。陸地は、砂利を中心に大き目の石や流木などを入れて構成するとよいでしょう。
サワガニが住みやすいように水槽の中での環境づくりをしよう
どんな生き物でもその環境が自然に近ければ近いほど喜びます。たとえば、砂利の厚さを調節して水深に差をつけたり、隠れ家となる場所をいくつか用意してあげるといった工夫で、住みやすい場所を作ることができます。底を占める水と陸地の割合を4:6くらいにしてあげると最も住みやすいところになるでしょう。
サワガニを飼育しよう!水温編
この蟹は水がないところでは生きられません。なので、水槽の中に泳げる場所を作ってあげる必要があります。しかし水道水を入れるだけでは満足してくれません。ではどうすればよいのか見ていきましょう。
サワガニを飼育する際の水温は28度
一番快適だと感じる水温は28度です。高温の水に弱いので、直射日光のあたる場所に置いておくと水温が上がって死んでしまいます。日陰の涼しい場所に置いておくようにしてください。水温が上がってしまう場合には、水槽用ファンやクーラーが便利です。一番便利なのは水槽用サーモスタットで、季節を問わず水温を保ってくれる優れものです。
サワガニは水道水で飼える
淡水で生活する生き物なので、水道水で飼うことができます。しかし水道水には塩素が含まれているので、そのまま使ってしまうと有害です。この塩素は太陽の光にさらせばなくなるので、外に1日外に置いておくことで使えるようになります。外に出せない時でも、室内で2日ほど置いておけば使えます。