初心者にもやさしいコマセ入門!作り方から使い方までご紹介

基本的には、オキアミやアミエビ、配合餌を海水で混ぜて作ります。初心者の方は、配合餌の袋に混ぜ方や配合比率が書いてありますので、よく読んでから混ぜてください。また、大きな魚を狙うときは配合餌を使わず、オキアミやアミエビをコマセとしてそのまま使う場合もあります。不安に思っている人も心配はありません。使いやすく、魚がいっぱい寄ってくるように調整されたコマセが市販品として販売されています。初心者の方は、市販品を使って始めるほうが入りやすいかもしれません。

オリジナルコマセを作ってみよう

慣れてくれば、自分で考えてオリジナルのコマセを作るのも面白いと思います。自分のオリジナルのコマセで寄ってきた魚を釣ることができれば、コマセ釣りがより一層楽しくなってきます。コマセ作りからコマセ釣りは始まっているのです。

オキアミ、アミエビ、何が違うの?

エビじゃない!オキアミ

コマセに使われるオキアミを見るとエビのような形をしています。小っちゃいエビか、エビの赤ちゃんかなとも思いますが、よく見ると、はさみがありません。そう、オキアミはエビではありません。軟甲綱(ナンコウコウ)オキアミ科に属するプランクトンです。オキアミの体長は一般的に10~50ミリメートルになり、大きめですのでツケエ(付け餌)としても使用します。魚だけでなく、ヒゲクジラも食べるプランクトンです。実際、人間も揚げたりいためたりして食べています。みんなが食べるということは、おいしい証拠です。コマセとして使用すれば魚がいっぱい寄ってくることでしょう。

エビなの? 違うの? アミエビ

アミエビもコマセによく使われます。アミエビは、文字にエビが入っているからエビと思いきや、こちらもエビではありません。オキアミの近似種の別名ツノナシオキアミと呼ばれるプランクトンになります。アミエビの体長は一般的に10~20ミリメートルになります。小さいのであまり食用利用されることはないようです。ただ、アミエビというと、アキアミのことを指す場合もあるようです。アキアミはアミと付いていますが、サクラエビに近いエビの仲間です。秋にまとまってとれるアミのように小さなエビということで名前が付いたようです。ややこしいですね。

コマセに使う配合餌

配合餌

配合餌は、オキアミやアミエビなどと混ぜることによって集魚効果を高めることができます。種類も多く、アジ専用とかクロダイ専用といった専用配合餌もあります。釣りたい魚があれば、まずは専用配合餌を使ってコマセを作ってみましょう。

配合餌の必要性

配合餌の配合目的 その1 粘り気

配合餌を使う目的は、オキアミやアミエビを単独で使うより集魚効果を高めることにあります。役割はいくつかありますが、一つは、粘り気によるまとまりやすさがあります。これによって、コマセを散らばることなく目的のポイントまで、投げ入れることができます。また、竿を上下に動かすことによって、目的のポイントでコマセをほぐすことができます。コマセの重さを変えることもできますので、魚の習性に合わせて落下スピードを変えることも可能になり、より魚が集めることができます。

配合餌の配合目的 その2 匂いと見え方

次に、匂いと見え方です。魚は、海中ではアミノ酸の匂いを感じ取れると言われており、匂いに敏感で嗅覚が良い生き物です。配合餌には、魚の好きな匂い成分が含まれており、より多くの魚をおびき寄せることができます。見え方では、海中でキラキラと漂うものに反応する魚のために、キラキラ成分配合と謳っている配合餌があります。逆に海中を濁らせて、そこに何かが動いているように思わせて魚を集める、濁り成分配合を謳っている配合餌もあります。

配合餌の配合目的 その3 増量剤

最後はコマセの増量剤としての役割です。コマセは、魚をおびき寄せるためにはそれなりの量が必要になってきます。長時間となればかなりの量が必要になります。配合餌の中にはパン粉や麦が入っているものがあります。これらによって、アミエビやオキアミの量を減らし、長時間の釣りにコストを安くして対応することができます。

市販品のコマセ

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