道糸とは何?素材の種類や特徴を解説&種類別におすすめの道糸をご紹介

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前述のDaiwa社製ナイロンラインを25m毎に4色の色分けされている糸です。使用感はもちろんですが、25m毎に色分けされていることにより、仕掛けを投げた距離や、防波堤釣りで棚を取る際の深さなどの目安を一目で確認できます。

おすすめのナイロン道糸③ LIMITED PRO HYPER-REPEL α NYLON ZEROフロート

出典:楽天市場

こちらも釣具メーカーでは老舗であるシマノから出ている製品です。磯釣りに特化した製品ですが、注目すべきところは、ナイロンの欠点である耐摩耗性や吸水性を改善するためにナイロンに特殊な加工を施しています。ナイロンラインも日々進化しており、このような製品も登場しています。

おすすめの道糸をご紹介② フロロカーボン

おすすめのフロロカーボン道糸① シーガー フロロマイスター クリア

出典:楽天市場

ハリスの老舗であるクレハ社から出ている製品です。フロロカーボンの製造に長く携わり、培われたノウハウをもとにできた道糸だけに、湖沼のブッシュや磯場でのルアーフィッシングにはうってつけです。

おすすめのフロロカーボン道糸② プレッソライン TYPE-F

出典:楽天市場

再び登場しましたDaiwa社から生産されている製品です。湖沼向けルアーフィッシングにも向きますが、河口付近や、磯・防波堤といった海向けのルアーフィッシングでも力を発揮してくれます。

おすすめのフロロカーボン道糸③ ソラローム ルアーフロロ ナチュラル

出典:楽天市場

繊維メーカーとして有名な東レ社製の製品です。フロロカーボン製の糸で言われてきた「固さ」を排除した糸ということもあり、非常になめらかで、かつ、ナイロンラインと同じ程度に巻き癖がありません。

おすすめの道糸をご紹介③ PE

おすすめのPE道糸① シーガーPE X8

出典:楽天市場

東レ社製のPEラインです。10m毎に4色の塗分けがされているほか、1m・5m単位でマーキングもされていますので、ルアーを飛ばした距離を正確に把握できます。製品全般として低価格に抑えている点も魅力的です。

おすすめのPE道糸② ピットブル8ライムグリーン

出典:楽天市場

こちらも釣具製品メーカーとしては老舗のシマノ社の製品です。ポリエチレン糸の編み込み方、および、素材に含まれる成分などにシマノ社独自の技法が使われており、ガイド内を糸が滑らかに流れていきますので、キャスティングが楽しくなります。

おすすめのPE道糸③ マスターリミテッド スーパープレミアムPE ネオイエロー

出典:楽天市場

ここ10年で、すっかり人気が定着したモーリス社製のニジマスやサクラマスといった川マス用ルアーフィッシングの道糸です。キャスティングのし易さはもちろん、スプーンやミノーなどでニジマスなどを誘い釣りするような場合には、重宝します。

道糸の太さについて

道糸には、糸の太さや引っ張り強度の違いを号数として表します。号数を糸の断面積の大小で判断する素材としてナイロン・フロロカーボン、糸の重量で判断するPEの2種類があります。それぞれの素材の号数の違いについて紹介していきます。

ナイロンとフロロカーボン

ナイロンとフロロカーボンは糸の断面積の大きさ、糸の太さで号数が決まっています。一般的に号数が高いほど、糸の断面積が大きくなるため、引っ張り強度が高くなります。下記に代表的な号数と道糸の直径の関係性を表に示します。なお、海外からの輸入品については、下記表の限りではありません。
号数 標準直径(mm)
1 0.165
2 0.235
3 0.285
4 0.330
5 0.370
10 0.520

<出典:一般社団法人 日本釣用品工業会>

PE

PEは糸の重量の大きさをもとに、号数が決まっています。なお、PEに関しては重量が大きいから引っ張り強度も高いというわけではありません。下記に号数と道糸の重量との関係性を表に示します。こちらも、海外からの輸入品については、下記表の限りではありません。
号数 標準直径(d ※)
1 200
2 400
3 600
4 800
5 1000
10 2000

※ d(denier)とは、長さ9000m当たりの質量をグラム単位をもって表した値です。
<出典:一般社団法人 日本釣用品工業会>

道糸の系譜

ここまで紹介してきました各種素材の道糸が、現在のように普及してきた要因を考察すると、1990年代にルアーでブラックバスを釣るというスタイルが各地の湖沼で広がり始めた事に端を発しています。

多様化したルアーフィッシング

ルアー釣りの対象魚と言えば、湖沼のトラウト類が中心だったのも今は昔の事となってしまいました。近年のルアーフィッシングの対象魚と言えば、湖沼のブラックバスをはじめとする外来肉食魚全般、河口付近ではスズキ、磯ではチヌやカサゴなどの地魚、沖に出ればアジからブリなど青背の魚からイカなどまで、多様な魚が対象となっています。

こだわりの釣具へ

週末、湖沼に出かけると、ルアーロッドを携えた若い方々をよく見かけるようになり、ロッドをはじめとする釣具にこだわりを持つ方も増えてきました。道糸に対しても用向きや対象魚の個性に合わせた製品が求められるようになり、既存のナイロンラインにとどまらず、フロロカーボン・PEといった素材の道糸が脚光を浴びるようになっています。
初心者向けのルアーフィッシングについては下記の記事も参考になります。ルアーフィッシングに関心がある方は、ぜひこちらの記事もご一読いただき、ルアーフィッシングにチャレンジされることをお勧めします。

初心者向けルアーフィッシングに関する記事はこちら

道糸選びのコツ

おすすめの道糸をいくつかご紹介しましたが、それぞれの製品には向き不向きがあります。竹の継ぎ竿にPEラインでブラックバスを狙うといった場合、糸の強度に竿が耐えられず、魚をバラスだけでなく、折れた竿ごと仕掛けを魚に持ち逃げされかねません。目的に対して手段があべこべでは、せっかくの道糸も豚に真珠となってしまいます。

釣具屋さんで聞いてみる

釣りを始める際は、何を店員さんに聞いていいか迷う初心者の方も多いかと思いますが、どこで何が釣れていて、どんな仕掛けがいいのか?を知る近道はやはり釣具屋の店員に聞くことです。皆さんの力量、売れてる商材、近隣の釣り兆候をもとにアドバイスを求めると、得意になって教えてくれます。

現場の仲間に声をかけてみる

せっかく同じ釣り場で知り合ったのも何かの縁です。相手の邪魔にならないように注意を払いながら、釣果や釣具、仕掛けについて相談してみましょう。自慢の仕掛けを人に紹介して悪い気を起こす人はあまりいません。

道糸の話題は避けられない

釣り道具について質問をすれば、竿と並んで道糸の話題は絶対避けて通ることができません。ここで得た知識を頭において、釣り仲間になった人と、釣りの穴場や仕掛け談義に盛り上がってみてはいかがでしょうか?

いよいよ現場へ

道糸に関心を持っていただけましたでしょうか?一見するとただの釣り糸なのですが、素材ごとのの特性や利用シーンを確認していただき、今後の釣りを楽しむ一助になれば幸いです。

また、道糸に仕掛けを結ぶ際に、結び方を誤ると、せっかく掛かった魚をバラしてしまうこともあります。釣り糸の結び方については、下記の記事も併せてご覧ください。

釣り糸の結び方に関する記事はこちら