とぼけ顔のカマツカ飼育方法やおすすめの混泳魚の紹介!

カマツカの旬は3月から4月頃。その後5月から6月に繁殖期をむかえて、夕方から夜間にかけて産卵します。釣りは3月から12月によく釣れることから、およそ一年を通して日中に比較的よく見られます。

カマツカの繁殖

繁殖期に入ると、川が浅く流れが緩やかなところに産卵します。産んだ卵は川砂に埋めて隠すことがあります。水温が20℃ぐらいなら一週間ほどで孵化しますが、人口繁殖はとても難しく、水槽内の卵を混泳魚に食べられてしまう場合が多いので、繁殖に挑戦したいなら単独水槽を用意しましょう。

カマツカの釣り方

カマツカは採取困難?

自然下では水生昆虫も食べるカマツカ。雑食性なので、釣りはミミズを餌にした、ぶっこみ釣りが有効です。ただし、なかなかヒットせず根気が入ります。手網を使って捕獲する方法もあります。この場合、カマツカに近づきすぎてしまうと怖がって逃げてしまいます。動きが素早いので、逃げるカマツカを手網ですくい上げるのは難しいと言えます。

カマツカの捕り方

手網

手網でカマツカを捕まえるには、カマツカが居そうな場所を網でゆっくり砂ごとすくい上げると、砂と一緒にカマツカが網にかかることがあります。カマツカの体は淡褐色のため、水面から探してもピンポイントでは見つけにくいですが、一度砂に潜ると微動だにしないので、そのまま状態ならあっさり捕獲できます。

薬浴

カマツカなど採取した川魚には、有害な病原菌や寄生虫を持っている可能性が高いです。メチレンブルーなどの薬で2,3日薬浴させます。すでに他魚を飼育している水槽へカマツカを混泳させる場合は、特に感染の危険があるので必ず薬浴を行いましょう。稚魚など体力に不安があるならば無理せず様子をみます。

カマツカの料理

味わい

カマツカは鱗が細かく硬いので、あらかじめ取り除いてから料理します。白身でクセがなく、身が引き締まっていて全国各地で食べられていました。主に滋賀の琵琶湖周辺で流通されていて、料理は素焼き、天ぷら、煮つけなどが一般的。お刺身のような生食は寄生虫の危険があるので避けましょう。

カマツカ料理の減少

昔から日本に親しまれ、食卓にも並ぶことが多かったカマツカ料理ですが、現在はごく一部の地域で食べられるのみになりました。天然のカマツカを捕らなくても手軽に食用魚を購入できることや、川や清流など川魚の棲みかが奪われてしまった要因も考えられます。

カマツカの飼育必需品

淡水アクアリウム

カマツカを含めた淡水魚の飼育に必要な物を揃えましょう。水槽、照明、ろ過装置(フィルター)、ろ材、水槽クーラー、ソイル(底砂)、エアレーション、水温計、プロホースなど。カマツカにとって底砂は必須ですが、エアレーションは水質に敏感なので酸欠にならないように追加も用意があれば心強いです。

カマツカの飼育準備

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