グラスロッドの特徴
グラスロッドとは?
グラスロッドは一般的にガラス繊維と樹脂でできています。竿内部が空洞になっていないため、その分重さがあります。ゆっくり曲がって、ゆっくり元に戻ろとするグラス特有のしなやかさを活かした釣りで、カーボンロッドが主流の現在でもグラスロッドを愛用する人がいます。また、グラスロッドには素材と特徴の違いで2種類あります。
ピュアグラス
ガラス繊維のみで構成されたロッドをピュアグラスと言います。ピュアグラスの製品数は少ないですが、魚がルアーに食いついたときに釣り針を引っかける動作の「フッキング率」や、フックが外れて魚に逃げられてしまう「バレにくさ」を重視して使用する人が多いロッドです。
グラスコンポジット
ガラス繊維にカーボン繊維を合わせたハイブリッドタイプ。素材にカーボンを使用することで、重たいグラスロッドが軽量化されています。また感度アップも図っていることから、現在はグラスコンポジットが主流になりつつあります。
グラスロッドの活躍シーン
巻き物
バス釣りで言うルアーの種類を指す「巻き物」は、クランクベイトなどリールを巻いてアクションをつけるルアーを指します。巻き物の場合、ほとんどが「向こう合わせ」です。魚から食いついてきて勝手に針にかかりますが、この時「反発力」つまり、しなりの弱いグラスロッドであれば魚の動きをロッドが吸収するため、バレにくくなります。
低感度を活かす
魚が食いついたら、竿をあげて魚の口に針を引っかけることを「合わせ」と言います。カーボンロッドと比べて、グラスロッドはワンテンポ遅れの合わせになります。アタリの感度が鈍いので、反射的な合わせが抑制されます。そのため結果的に低感度であることが釣れやすい、つまり「乗りがいい」とされます。
ベイトとスピニング
ロッドとそれに付けるリールを指しますが、スピニングは大場所で飛距離が出せる、軽量ルアー向きです。細い糸でドラグとロッドを使うシーンに多く、ベイトは小場所で飛距離が出しにくい場合に使います。重いルアー向きで、太い糸でドラグフルロックで獲ったり、風の影響も受けずらいです。
ベイトリールのおすすめについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。