「あれは嘘だ」の元ネタは?
ネット上で見かける「○○したな、あれは嘘だ」というテンプレは普通の文章に見えますが、きちんと元ネタがあります。それはアーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画「コマンドー」の日本語吹き替えから来たものだったのです。
元ネタは映画「コマンドー」より
映画「コマンドー」は日本の洋画放送で何度も放送されるアクション映画で、特に日本語吹き替え版の台詞が独特で有名になった作品です。その台詞は「あれは嘘だ」以外にも多くの名言を残していて、放送されると必ずトレンドに上がるほど今でも人気があります。
「あれは嘘だ」の登場シーン
アリアス一味のサリーに対してメイトリックスが言い放った台詞です。このシーンの前にサリーから娘に関する挑発を受けたメイトリックスは「面白い奴だ、気に入った。殺すのは最後にしてやる」 と言っていました。サリーが負け惜しみだと思っていたこの台詞が、この後にサリーが崖に追い詰められた時、返って来ることになります。
詳細な流れ
サリーを崖の上から片腕で宙づりにした状態で、「お前は最後に殺すと約束したな」 と言うメイトリックス。それに対してサリーは命乞いをしますが、「あれは嘘だ」と言い、サリーは暗闇の崖下に落ちていきます。
「あれは嘘だ」にはジョジョver.もあった
「コマンドー」の方が元ネタとして有名ではありますが、これ以外にも「あれは嘘だ」が使われたシーンがあります。それは「ジョジョ立ち」や名台詞が多い事で有名な人気漫画作品「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部に登場するものです。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部
「ジョジョの奇妙な冒険」第5部は、ジョースター家と因縁のあるDIOの息子、ジョルノ・ジョバーナが主人公です。ジョルノはギャングスターになるために、ブローノ・ブチャラティたちと他のギャングたちと戦っていく話になります。
「〇〇と言ったが・・・スマン、ありゃ嘘だった」
「ありゃ嘘だ」を言ったのはその主人公のジョルノです。正確な台詞は「一般人を巻き込まないとキッパリ言ったばかりなのに……スマン、ありゃ嘘だった」というもになります。これもネット上で広まって時々使われるものになりました。
詳細な状況
序盤でブチャラティとの戦いの時に、「決して」一般人を巻き込まないと言ったジョルノですが、その少し後でブチャラティが一般人を利用した攻撃をしかけてきたので、それに反撃します。結果的に一般人にも少しダメージが入ったので、ジョルノは上記の台詞を言いました。