ミノーの使い方&おすすめ!ルアーフィッシングのミノーをチェック

ルアーフィッシングにおいてある意味スタンダードとして用いられている「ミノー」。このページではそんな「ミノー」の種類から使い方、そしておすすめまでをご紹介します。今後のフィッシングライフのご参考にしてください!

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ミノーってどんな仕掛け?

ミノーとは小さな小魚のかたちをしており、小魚のシルエットや動きに似せることを目的としたルアーです。非常に外観がリアルで、浮かせているだけで魚がバイトしてくるぐらい。アクションを加えると逃げる小魚のような動きをさせることができるのも魅力の一つです。

ミノーの種類

ミノーは「リップ(先端部にある半透明の部分)」の長さ、そして投げた後に水面に浮くのか、それとも沈みこむのかの「浮力」によって大きく分類されます。前者の「リップ」の長さによって「ショートビル」「ロングビル」の大きく2つの種類に分類され、さらにリップ自体がついていない「リップレス」という種類もあります。後者の「浮力」の差では「フローティングミノー」「サスペンドミノー」「シンキングミノー」に分類されます。

「リップ」の違いによるミノーの特徴

ミノーはその「リップ」の大きさで「ショートビルミノー」と「ロングビルミノー」に大別されます。リップが大きいほどミノーのアクションは大きくなりますし、リップが小さいほど、あるいはリップレスミノーのようについていないものの方が、飛距離の面では有利となります。

ショートビルミノーの特徴と使い方

ショートビルミノーの特徴

細長い小魚ボディに、チョンとついた小さなリップ。そんな特徴のショートビルミノーですが、数多あるルアーの中でもこのミノーがバスのベイトフィッシュにとても近いかたちをしています。春始まったばかりの八郎潟などで、ワカサギなどのベイトフィッシュに近いかたちをしたショートビルミノーは必須ルアーです。

ショートビルミノーの使い方

ショートビルミノーの使い方は、まず1つ目が、2~3回ジャークを入れてからポーズする方法です。この際にラインやティップに気を配り、バイトを待ちます。この使い方は主にミノーをゆっくり使う春先におすすめです。2つ目は、ジャークを連続させてからミノーを引っ張ってくるやり方です。片方の手でロッドを下の方にあおり、もう片方の手でリールを巻く、といった2つの動作を同時に行うものです。こちらの方法は水温があがってくる頃に向いています。

ショートビルミノーのおすすめ2選!

ダイワ TDミノー

不朽の名作「TDミノー」は1990年代に発売されてから何度もモデルチェンジされ、長く販売されてきた不動の逸品です。ブラックバスはもちろん、トラウトやシーバスといった多くの魚種をターゲットにできる、とても汎用性に優れたミノーです。ユーザーのなかには昔から「TDミノー」のファンという人も多く、ぜひおすすめしたい一品です。

ラッキークラフト フラッシュミノー80

ラッキークラフト社から販売されている「フラッシュミノー」。リーリングの仕方によってさまざまな動きができる優れものです。言わずとしれた名作ミノーで、早巻きでも流れの勢いに負けずに姿勢を保つことができます。

ロングビルミノーの特徴と使い方

ロングビルミノーの特徴

名前の通りリップ部分が長く大きいかたちをしています。その長く大きいリップによって、ミノーが深く潜ることを可能にさせています。深くもぐることから、別名「ダイビングミノー」と呼ばれ、ミノーを用いたディープレンジの攻略に適しています。

ロングビルミノーの使い方

ショートビルと比べると、ロングビルミノーは引くときの抵抗がかなり強めです。「ジャーキング」や「トゥイッチ」をもちいて使いこなすためには、かなりロッドパワーの強い、硬めのロッドが必要となります。よってショートビルミノーに比べ、ロングビルミノーでは「ストップ&ゴー」や「ただ巻き」を使用する割合が多くなります。

ロングビルミノーのおすすめ2選!

エバーグリーン LBローラー

水中の中層をただ巻きするのみで、バイトを呼び込む中層ただ巻きのスペシャリスト「LBローラー」。中距離でのただ投入して巻く、という使用においては他の追随をよせつけません。浮力は敢えて控えめで、ローリングアクションがとても際立っています。

ジャッカル ダウズビドー90SP

ルアーのアクションが際立つジャッカルの「ダウズビドー90SP」。ベイトフィッシュが逃げ惑う、その必死感の再現をこころざした逸品です。高速なリトリーブでも対応するバランスのよさもさることながら、引き心地も爽快です。

「浮力」の違いによるミノーの特徴

ミノーの種類には「浮力」の違いでも分けることができます。リトリーブを止めると、水面に向けて浮上する「フローティングミノー」、中層でミノーの巻きを停止したときに、その層に留まるタイプの「サスペンドミノー」、キャストしてから水面に着水したあと、水底に沈んでいく「シンキングミノー」です。ここからはこの「フローティングミノー」「サスペンドミノー」「シンキングミノー」についてみていきます。

フローティングミノーの特徴と使い方

フローティングミノーの特徴

「フローティングミノー」は名前のとおり水面に「浮かぶ(フローティング)」ミノーです。浮くということは必然的に潜行深度が浅く、ルアーの重さも軽いため、アクションの感度がよくレスポンスも「シンキングミノー」と比較して格段にあがります。

フローティングミノーの使い方

フローティングミノーは「ただ巻き」などの基本的な巻き方をはじめ、ドリフトといった引きのながれを利用して使用していくのが一般的です。また、フローティングミノーが対応している浅場にいるようなシーバスは、餌をさがしている時が多く、警戒感が薄く活性度が高い傾向にあるため、比較的かかりやすく、初心者にも向いているシチュエーションです。

フローティングミノーのおすすめ!アイマ コモモ

タングステンウェイトを搭載しているため、重量が比較的軽くあまり飛ばないと考えられがちな「フローティングミノー」の概念をかえてしまいました。また抜群のアクションへの反応のよさを持っています。

サスペンドミノーの特徴と使い方

サスペンドミノーの特徴

「サスペンドミノー」とは、その名の通り一度停止するミノーです。リーリングを止めた際に浮きもせず沈みもしない、そこに留まるようなミノーです。「フローティングミノー」に比べ飛距離がでますし、秋の終わりから春先にかけての低水温期、水中でバスの活性が低いときによく用いられます。

サスペンドミノーの使い方

「フローティングミノー」でただ巻きしても活性が低くて追い喰いしてくれない。。。そんな時こそ「サスペンドミノー」の出番。バスの目の前までミノーを持っていって目の前でとめる。テクニックとしては「ポンプリトリーブ」が適しています。少し巻いては止める、また少し巻いてとめる。ロッドの操作を短く区切り、一度のキャストにすこし時間をかけていきます。気をつけなければならないのは、その日の水の比重とミノーの比重を合わせなければならないことです。そのため、比重にあわせて数種類の「サスペンドミノー」をもつ必要があります。

サスペンドミノーのおすすめ2選!

ジャッカル スカッドミノー

ジャッカル社から販売されている「スカッドミノー」。ジャーキングなどアクションをおこすときに、そのレスポンスと飛びすぎないといったバランスのとてもとれたミノーです。ジャーキングまたはトゥイッチングを連続して行うときにおすすめな逸品です。

ノリーズ レイダウンミノー

少し太めのボディーから生じる力強いパワーアクションが魅力のミノーです。少し深めの中層レンジから、バスを浮かせてきてバイトさせる使い方がいいです。

シンキングミノーの特徴と使い方

シンキングミノーの特徴

「シンキングミノー」は、着水したあとにそのままにしていると「シンキング」していく、つまりどんどんしずんでいくミノーです。そのため水中の深い層、水底スレスレの低層(ディープレンジ)を狙うことが可能となります。使い方次第では「フローティングミノー」同様に、水の表層を引くことも可能なので、広い層(レンジ)をカバーする汎用性を持っています。

シンキングミノーの使い方

「シンキングミノー」の使い方の特長は、ミノーをキャストして着水させてから「カウントダウン」というリールをすぐには巻かず待つ必要があることです。この間をおくことで、ミノーを自分が狙いたい深さまで沈め、狙いたい深さにまで達したらリーリングを開始します。ルアーの沈ませかたにはカウントダウンをしている際にラインを張っておく「カーブフォール」、ラインにゆとりをもたせておく「フリーフォール」があり、状況に応じて使い分けていきます。

シンキングミノーのおすすめ2選!

スミス Dーコンタクト

渓流釣りでのイワナやヤマメ狙いでよく用いられているシンキングミノー。流れの急な中でもしっかりと力強くおよぐアクションが特長です。リトリーブのみにとどまらず、ロッドを使ってアクションを用いるのもよく、深層攻略にも適しています。

アムズデザイン ヘビーサーファー90

砂浜でのマゴチやヒラメ狙いに適しているアムズデザインの「ヘビーサーファー90」。速度がゆっくりとしているときには左右にゆれて、巻く速度を早めると少し暴れるような動きをとります。一度水底につけてから、少し巻いては止め、底を再度とる「リフト&フォール」を使うと効果的です。

ミノーの使い方&おすすめまとめ

ミノーの中でも本当にさまざまな種類がありますね。「リップ」の大きさや角度をかえることによって、潜行速度やアクションをかえることができますし、「浮力」の違いに着目することで、さまざまな層(レンジ)を狙うことができます。それぞれの利点を駆使して攻めかたをかえていくこともルアーフィッシングの醍醐味です。是非みなさんもいろいろなミノーを使って充実したフィッシングライフを満喫してください!

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