フルキャストを支える「力糸」ってなに?|選び方や特徴を解説

投げ釣りで遠くに飛ばしたい!そうなるとオモリは次第に重くなりがちです。そんなフルキャストをしたいときに有効になってくる「力糸」。あまり耳慣れない言葉ですが、フルキャストの遠投を影から支えてくれる必要な道具です。ここではそんなフルキャストを支える「力糸」について、選び方や特徴を中心に解説します。

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力糸とは?

「力糸」とは投げ釣り、特に遠投で使用される補強用のラインのことです。遠投では100gあるいはそれ以上のオモリを使用するため、何も対策をしないでキャスティングするとラインが途中できれてしまう恐れがあります。このような危険を回避するための秘密兵器、それが「力糸」です。

力糸の特徴① 先細りの形状(テーパー)

「力糸」は細い道糸とオモリの間でクッションをする役割を果たします。その細い道糸と繋ぐためには、道糸と繋ぐ部分に関しては細く、そして強度をもたらすためには徐々に太くしていかなければなりません。このように「だんだん細くなる(テーパー)」形状からそのようなラインのことをテーパーラインと言います。「力糸」のことをテーパーラインと呼ぶこともあります。

ダブルテーパーとウェイトフォワードテーパー

ちなみに「テーパーライン」には、両端が細くなり、真ん中に向けて次第に太くなっていく「ダブルテーパー(DT)」と、片方の端が太く、反対側の端が細くなっていく「ウェイトフォワードテーパー(WT)」があります。ルアー用では先が太くなっていて、衝撃を和らげるショックリーダーの役割をしています。

力糸の特徴② 号数

「力糸」はその特徴的な形状から、号数も少し見慣れない表記のされ方がなされます。一般的にラインの号数の表記は「2号」「3号」といったように号数が単体で表記されますが、力糸では一方が細く一方が太いというテーパー状になっているため、「2<12号」「3<8号」といった不等号をもちいた表記がなされます。

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