力丸ダムは心霊スポット?バス釣りも楽しめるダムで起こった悲しい事件とは

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平成6年、交際を巡るトラブルが発展し、男性3人が被害者である女性に暴行を加えました。その後、3人は女性を連れて力丸ダムのつり橋に向かい、転落させて殺害しました。

3人は別の事件で逮捕されていましたが、この事件で再び逮捕されています。

力丸ダム周辺には廃墟もたくさん

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建設当初は付近にスケート場などが作られ、観光施設目当てで多くの家族連れが訪れていました。他のレジャー施設が増え、客足が次第に遠のいてくると、施設は草木に飲み込まれ、人が近寄らない場所になっていきました。

力丸十二支苑

この場所には、薬師如来と薬師如来を守る十二体の武神たち、十二神将がまつられた建物と、建物の周辺には庭園が整備されていました。庭園の中には二重の塔や胎内巡りなどがあり、現在でも残っています。

力丸花ホテル

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現在では監視カメラが設置され、許可を得ない立ち入りは不法侵入となります。付近の施設と同じ時期に作られましたが、閉鎖されると荒れてしまい、人を寄せ付けない場所となりました。野生の犬がいるため、容易に近づくことはできません。

力丸スケート場

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力丸スケート場は力丸レークランドとも呼ばれ、スケートやプールなどを目当てに多くの人が訪れていました。平成8年に営業を終えた後は、施設の一部が廃棄物処理のための施設に利用されています。

過去の集客施設が閉鎖され廃墟となってしまった例は関東地方にも存在します。千葉県のあるホテルでは、閉業し荒れ果ててしまった後に殺人事件が起きてしまったため、心霊現象が起こる場所に名前が挙がるようになりました。このホテルについて知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

他にもある日本の廃墟

日本には他にもかつての面影を残したまま使われなくなった場所があります。写真は長崎県の軍艦島です。古くは炭鉱で栄え、平成27年には日本の産業化を担った場所として世界文化遺産に登録されました。旅行会社のツアーに参加することで上陸することができます。

ウサギが住む遺構

広島県にある大久野島には、かつて毒ガス工場や弾薬庫があり、現在は毒ガス資料館となって展示されています。島には建物だけでなく、砲台の名残もあります。

島には多くのウサギが生息していて「ウサギ島」とも呼ばれていますが、このウサギは実験用ではなく、小学校で飼育されていたウサギが放された後、増えたものです。

まるでジブリの世界

新潟県佐渡島にある北沢浮遊選鉱場跡地は、かつて東洋一といわれた鉱石処理能力をもつ選鉱場でした。佐渡鉱山の業務が縮小されるのに伴って閉業し、建物の土台部分だけが当時のまま残っています。

美しい緑と取り残された建物が調和し、独特の世界観を感じさせてくれます。

交通を支えた史跡

大分県にある旧国鉄の機関庫(車両基地)であった豊後森機関庫です。当時主流だった蒸気機関車には前後の区別があるため、車両基地には車両を方向転換するための転車台という装置が必要でした。史跡として保存活動が進められ、「近代化産業遺産」への認定、国の「登録有形文化財」への登録がおこなわれました。

時の流れの中に置いて行かれてしまったかのような古い建物には人を引き付ける不思議な魅力があります。日本各地には、このように見る人の想像力をかき立てる、美しくもはかない建物がたくさん残っています。

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一方で、古い構造物はもろく、倒壊の恐れがあるものもあります。かつて日本を支えた美しい廃墟を後世に残すためにも、許可なしに入らない、落書きをしないなどルールをしっかり守るようにしましょう。

力丸ダムは悲しい事件が起こった心霊スポット

力丸ダムは怖い場所というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、過去にはレジャー施設があり、賑わっていた場所であったということを知っていただけたと思います。過去には悲しい事件もありましたが、現在ではツーリングやバス釣りのスポットになっていて、とても風光明媚な場所であるといえます。

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