怪しい少年少女博物館はマジで怪しい?静岡県伊東市の可笑しな博物館

静岡県伊東市にある「少年少女博物館」は、他では見られない怪しさが溢れたB級スポットです。昭和レトロや怪獣、お化け館内はカオス状態です。そんな面白おかしい「怪しい少年少女博物館」の様子を詳しく書いています。また魅力ある系列博物館もご紹介しています。

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猫と自然を愛する自由人。
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怪しい少年少女博物館ってどんな所?

伊豆半島には実に多くの博物館がありますが、この「怪しい少年少女博物館」の「怪しさ」は群を抜いています。「少年少女の心を持った大人の為の博物館」という意味のキャッチーなネーミング通りに館内の異様さは想像以上で、「大量のノスタルジー・恐怖・グロテスク」と「多少のエロティック」が混然としています。

キャッチコピーは「レトロで可愛くてグロい」

廃墟のような雰囲気のある不思議な空間です。色々な古いもので溢れています。昭和世代にとっておそらく懐かしく思うであろう品々が大量に散在しています。1つ注意事項があります。小さなお子さんに見せるのは1階までにしておいた方が無難です。また、その場合においても入口すぐにある書籍は、お子さんの年齢によらず余りおすすめ出来ません。

駐車場入口に巨大ペンギン像がお出迎え!

国道135号沿いを走っているとシルクハットを被った怪しげな「ペンギンの巨大な像」が目に飛び込んできます。まさにここが「怪しい少年少女博物館」の入口となっています。この巨大な像は以前ここにあった「ペンギン博物館」の残存物ですが「怪しい少年少女博物館」はそれを改変し使用しています。ペンギン好きな方はこちらもご覧下さい。

怪しい少年少女博物館の基本情報

  • 所在地:〒413-0231静岡県伊東市富戸街道下1029-64
  • 営業時間:午前9時〜午後5時(入館30分前まで)
  • 入館料:大人千円/小中学生600円
  • 公式HPの割引券を携帯画面提示で100円引
  • 特別料金:障害者手帳提示で本人半額、同乗者100円引(階段等の為、介護者2名必要)
  • 開館日:年中無休

怪しい少年少女博物館へのアクセス方法

「怪しい少年少女博物館」の最寄り駅は伊豆急行線「城ヶ崎海岸駅」で駅からは徒歩10分です。遠方からの方は1駅隣の特急停車駅である「伊豆高原駅」から東海バスに乗車「シャボテン公園行き(グランパル経由)」「池入口」下車スグですが、バスの本数が1時間に1本ですので在来線かタクシーの利用も念頭に置いて下さい。

アクセス(公共交通)

出展: photoAC

「東京駅」から特急踊り子号で「伊豆高原駅」まで1時間10分です。「東京駅」から新幹線で「熱海駅」経由「伊豆高原駅」まで1時間40分です。「名古屋駅」から新幹線で「熱海駅」経由「伊豆高原駅」までは2時間40分です。バスを含めた観光地巡りのフリーパスもありますが、バスの運行本数が少ないので注意が必要です。

アクセス(車)

出展: photoAC

駐車場は20台です。東京方面からは東名厚木インターチェンジ、小田原、熱海、伊豆高原です。(約2時間です)名古屋方面からは、東名沼津インターチェンジ、大仁(おおひと)、宇佐美、伊豆高原です。(約4時間30分です)伊豆は実はグランピングにも最適な場所です。グランピングに興味のある方はこちらをご覧下さい。

怪しい少年少女博物館!怪しすぎる入口・受付

「怪しい少年少女博物館」は入口からしてすでに強烈な違和感を醸し出しています。過去に忘れ去られ「そこにあるはずの無い物たち」が未だに当然のごとくしかも「大量・無秩序」に鎮座している光景は、かなり「威圧的」でもあり、見る人によっては相当な「重苦しさ」を感じるものと推測出来ます。入口には直ぐに受付があります。

入口からカオス!コンセプト不明の博物

入口すぐに目に入るのは独特な雰囲気の「受付」です。付近にはあまり見かけない変わった「書籍」や昔懐かしい「オモチャ」などがたくさん販売されています。一見、場違いな「書籍」は後に出てくる変わったオーナーが出版したものです。書籍カバーには文字情報としての「エロ・アナーキー」を含みます。館内の写真撮影は自由です。

閲覧注意なコーナーも点在している

大量なレトロな物で埋め尽くされただけの博物館のように思えますが、よく見ると所々に「エロ・グロ」の品々が散見されます。「血・内臓・裸」なども多少あります。特に2階や、後述の別棟は、上記の要素に更に「お化け」が強烈に加わって来ます。「怪しい少年少女博物館」は「エログロ廃墟アナーキーお化け好きな洒落の分かる大人向けです。

昭和レトロがびっしり!怪しい少年少女博物館1F

1Fは「昭和のファッション展示」ということで、昭和を中心に明治・大正・昭和と1980年代初期ごろまでのファッションと風俗を見ることができます。マネキンも気になりますが更に頭上にはどう見ても場違いな空を飛ぶ翼竜も確認することができます。360度大量のレトロな品々に囲まれているという威圧感と対峙しながらの観覧となります。

「昭和のファッション展示」は時空を超えてる?

明治の鹿鳴館時代のドレス、戦中戦後のモンペ服、職業婦人服、昭和20年代後半に流行った真知子巻き、白黒テレビや初のオリンピックに湧いた昭和40年代頃の服装、そして太陽族、サイケ、竹の子族など、次々と現れては消えていった懐かしい昭和の流行の数々がギッシリと並べられており、レトロ好きには堪らない空間になっています。

「昭和のファッション展示」は足元もびっしり

マネキンたちの足元には「その時代によく目にした物」や、「その時代を代表するような物」などが所狭しと置かれています。雑貨やレコード、町でよく見かけた看板、テレビのコマーシャルでよく宣伝していた商品、そして珍しい物では「尋常小学校で使っていた教科書」や「給食のレプリカ」などまでが、並べられています。

「懐かしいレトロなおもちゃ」に激レア元アイドルフィギア

圧倒的な数の「おもちゃ」がひしめき合う中には激レアなアイドルフィギアも有ります。まずは、宮崎美子さんのフィギア。彼女はミノルタのジーパンを脱ぐCMで有名になりました。そして榊原郁恵さん、彼女はホリプロ・スカウトキャラバンで初代グランプリに輝いています。どちらのフィギアも、ご本人のサイン入りです。

「懐かしいレトロなおもちゃ」にゲームコーナー

1Fには更に小規模ながら「ゲームコーナー」も有ります。インベーダーゲームやギャラクシアンのアーケード用筐体、TVゲームでは初代ファミコン、スーパーファミコンの本体などが1台ずつ設置されており、「初期のマリオ」や「ぷよぷよ」など数本が自由に遊べます。筐体は調整中の場合もあります。

合間に現れる巫女さん・小物も要チェック

どう見ても人間にしか見えない「巫女さん」が、「おみくじ機」の横に佇んでいます。「おみくじ機」には「恋みくじ」と書かれており、周囲には結わえつけられた「おみくじ」が大量に見受けられます。「おみくじ」だらけになった女性もいます。1回100円とは言え、この事は、ここが意外にも人気のスポットである事を物語っています。

異空間が広がる!怪しい少年少女博物館2F

お子様連れは1Fまでが無難です。後は容赦ないシーンが目前に広がります。2Fのテーマは「アーティスト」と「怪奇の世界」です。ここには有名なアーティスト達の作品や古代の美術品のレプリカなど東洋・西洋の妖怪・亡霊などの怪奇が、またもや膨大な量で展示されています。中には「呪われた人形」なと曰く付きの物も有ります。

「アーティスト」には古代の美しい美術品も展示

「アーティスト」のブースの中には、エログロ風味の強い摩訶不思議な作品も多く有りますが、芸術性が高い作品もあり、中でもイラストレーターである「空山基」氏のメタリックでエロティックな美しいイラスト、造形師「韮山靖」氏の、まるで生きてるような不思議なクリーチャーのフィギアなど貴重な作品も多く展示されています。

「怪奇の世界」恐怖の洋風ホラー

「怪奇の世界」洋風ブースには、ゾンビ、ドクロ、亡霊、ミイラ、悪魔、フランケンシュタインなど、外国では昔からよく知られているスタンダードな物から、比較的最近の映画で人気となっていたプレデター、エイリアン、チャッキーなど、恐怖心を煽るエログロ人形が、大量に展示されています。橋の上から下を覗いている男性も人形です。

「怪奇の世界」恐怖の和風ホラー

「怪奇の世界」和風ブースには、ろくろ首、お岩さん、唐傘お化けなどの、日本のスタンダードなお化けが多数展示されています。リアルで不気味な上に、大きい人形も多く、相当に迫力が有ります。中には「市松人形が大量に詰め込まれた飾り棚」など、よく分からないけれど、とにかく不気味で呪われそうな物も展示されています。

わら人形の販売・展示コーナーがある!

「和風ブース」の入口には、買ってすぐその場で打ち付けられる「呪いのわら人形」が1つ300円で売られています。元々は「怪しい少年少女博物館」の前身である「熱海の不思議な街1丁目」で行われていたイベントでした。そこでのサラリーマンや若い女性の呪いの内容が面白く、引き継ぐことになりました。館内に響く「カンカン音」はそれです。

怪しい少年少女博物館「別棟」はお化け屋敷「夜の学校」

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