「羊毛フェルト」で失敗する人が続出!?
道具を準備したり、技術力や練習が必要なイメージが強く、なかなか手軽に始めるのが難しいと考える人も少なくない手芸。そんな手芸の世界で、瞬く間に人気になったのが「羊毛フェルト」。ニードルを一本だけ用意すれば初心者でも簡単に始められると、100円均一のお店を中心に流行しています。
しかし、簡単に針をチクチク刺すだけで完成。という売り文句がある羊毛フェルトですが、意外と難しく失敗作も多いそうです。
ほかにも100円均一のお店で人気の商品についてはこちら
「羊毛フェルト」の面白すぎる失敗作20選を見てみよう!
失敗したら恥ずかしい!と思う方も多いかもしれませんが、実は羊毛フェルトは違うようです。失敗作集としてツイッターやインスタグラムを中心に、ハッシュタグが作られるほど、失敗作もおもしろいとトレンドになっています。
ここからは、数々の失敗作を一挙に公開!お気に入りの一枚を見つけてみてください。
白い猫のはずが
猫のはずが白いクマに。顔のパーツもどことなく生気を失っています。
アルパカを作ってみました
体も顔もまずまずと思って振り返ったら後足の詰めが甘かった、、、!
インコが・・・
サルとサボテンが合体した新しい生物を生み出した様です。
ハリネズミのはず
彼の針は一体どこに行ったのでしょう?このままではただのネズミです。
初めての羊毛フェルト
もはや体のみ。他のパーツはどこ行ってしまったのか。
何かが違う
まさかの直立!そして何かが、何かが違う、ひたすらな違和感。
言葉が見つかりません
まさかの目、のみ。妖怪かなんかですか?怖いです。
上手くいったはず
表情がなんともいえない仕上がりに。どこが悲しげです。
そのチョイス
アレンジを加えてみる手法に出た模様。しかもよりによって眉毛。
サイズ感の消失
何回か作って慣れてしまうとサイズ感を忘れるようです。
気が早い
せっかちな鳥なのか、先に羽ばたいてしまいました。
説明書紛失?
赤い鼻はどこから出てきたのでしょう。謎のままです。
長い鼻が特徴ですものね
顔のボリュームがすべて鼻に持ってかれたようです。
これから猫になります
猫が変体動物だったら、という架空の生き物。
囚われの身
魚に吸収されかけるうさぎ。目玉が飛び出しています。
こっち見んな
お尻で座って、こちらをのぞき込んでくる何か。こちらも目がしまい切れなかったようです。
毛深さが売り
その毛はどこからやってきたのでしょう?生まれつき?
隠されていた秘密
実は彼にはもう一つの目が額にあったようです。
やっぱりどこか持ってかれる
キリンのパーツの中で長いのってツノでしたっけ?
顔の吸収力
体も口も吸いこみ、もうすぐ目も吸い込みそうです。
羊毛フェルトで失敗しないために!基本的な手順をチェック!
羊毛フェルトキットを手に入れて、ニードルも手に入れた、さあ始めようという方、まずはどのような順番で羊毛フェルトの作品を仕上げていくのか、基本的な順序をひとつひとつ見ていきましょう。
手順①少量の羊毛フェルトを小さく丸める
まずは羊毛フェルトを丸めて「フェルトボール」を作ります。手で必要な分量のフェルトを手に取り、両手でころころと丸めてある程度形作ったら、ニードルで刺し硬めながら、丸い形にしていきます。
羊毛フェルト作品のベースとなるパーツで、ここで失敗すると見た目に影響があるので丁寧に行うことがコツです。
フェルトボールが元から出来ているものがそのまま売られていることもあります。なかなか上手くいかない、という人は、そちらを購入してみるのも手です。
手順②作りたいもののパーツを作る
基盤ができたら、次は各パーツを作っていきます。筒形の型を使うのがコツです。どのくらいの量の羊毛フェルトが必要なのかが分かり、失敗が少なくなるので初心者の方はそちらをおすすめします。
量の感覚が掴めてきたら、好きなつくりたい形の平面の型を書いて切るだけになるので、簡単になります。
口のパーツや帽子のツバなど、薄いパーツを作る場合は、羊毛フェルトを厚紙で挟みながら硬めたい周りをニードルで刺していくのがおススメです。
手順③パーツを繋げながら作品を作る
羊毛フェルトのパーツを取れにくくする対策として、パーツの周りをすべてニードルで刺し固めないのがコツです。
土台にくっつけたい面は刺し固めずに残しておきます。そして土台に繋げるときに、ニードルでフワフワな部分を刺して硬めると綺麗に部品となるものがくっついてくれます。
色が違うパーツ同士も、色が混ざることなく、失敗なく綺麗に付けられます。
手順④立体的なものを作る時はフェルトを付け足す
羊毛フェルトは丸みを帯びた立体感が魅力。立体的に作るコツは、少しずつ羊毛フェルトを土台に付け足すことです。
一度に多くの羊毛フェルトをつけてしまうと、修正が難しくなってしまったり、形がでこぼこになる失敗の原因となってしまうので注意しましょう。
「羊毛フェルト」で失敗するポイントとその対策をチェック!
作り方が分かったところで、さっそく作業に取り掛かる前に、今度は羊毛フェルトにおいて失敗しやすい原因とその対策をご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
羊毛フェルトの失敗ポイント①フェルトボールがやわらかい
まずは先ほど触れたとおり「フェルトボール」は羊毛フェルト作品の土台・基礎となりますので丁寧に仕上げるのがコツです。
ここで間違ってしまうと羊毛フェルトの形の違和感などの失敗の原因になってしまいますので、注意しましょう。
初心者の方はまずこのボールがうまく作れるようになれば、ほかのパーツも、ほかの羊毛フェルト作品もうまくスムーズにできるようになります。刺す回数や刺すコツなども習得できます。
また、そのフェルトボールだけでポンポンとしてインテリアの飾りにしたり、繋げれば鍋敷きなどにもなるので何個作っても困りませんので、まずは徹底的にフェルトボールのみひたすらつくる練習をしてから、羊毛フェルトの作品に挑戦する、というのもいいかもしれません。
原因:最初に巻くときに緩かった
一番最初のフェルトの巻きが甘いと、フニャフニャしてやわらかい土台になってしまいます。そのままですと、ほかのパーツをくっつけても全体的に不安定な作品になる原因となってしまいます。
立たせるものなのに立たない、座らせるものなのにお尻の部分が安定してくれない、というのもこの最初の土台の巻が緩いのが、この失敗のほとんどの原因です。