怪しい少年少女博物館はマジで怪しい?静岡県伊東市の可笑しな博物館

「怪しい少年少女博物館」は入口からしてすでに強烈な違和感を醸し出しています。過去に忘れ去られ「そこにあるはずの無い物たち」が未だに当然のごとくしかも「大量・無秩序」に鎮座している光景は、かなり「威圧的」でもあり、見る人によっては相当な「重苦しさ」を感じるものと推測出来ます。入口には直ぐに受付があります。

入口からカオス!コンセプト不明の博物

入口すぐに目に入るのは独特な雰囲気の「受付」です。付近にはあまり見かけない変わった「書籍」や昔懐かしい「オモチャ」などがたくさん販売されています。一見、場違いな「書籍」は後に出てくる変わったオーナーが出版したものです。書籍カバーには文字情報としての「エロ・アナーキー」を含みます。館内の写真撮影は自由です。

閲覧注意なコーナーも点在している

大量なレトロな物で埋め尽くされただけの博物館のように思えますが、よく見ると所々に「エロ・グロ」の品々が散見されます。「血・内臓・裸」なども多少あります。特に2階や、後述の別棟は、上記の要素に更に「お化け」が強烈に加わって来ます。「怪しい少年少女博物館」は「エログロ廃墟アナーキーお化け好きな洒落の分かる大人向けです。

昭和レトロがびっしり!怪しい少年少女博物館1F

1Fは「昭和のファッション展示」ということで、昭和を中心に明治・大正・昭和と1980年代初期ごろまでのファッションと風俗を見ることができます。マネキンも気になりますが更に頭上にはどう見ても場違いな空を飛ぶ翼竜も確認することができます。360度大量のレトロな品々に囲まれているという威圧感と対峙しながらの観覧となります。

「昭和のファッション展示」は時空を超えてる?

明治の鹿鳴館時代のドレス、戦中戦後のモンペ服、職業婦人服、昭和20年代後半に流行った真知子巻き、白黒テレビや初のオリンピックに湧いた昭和40年代頃の服装、そして太陽族、サイケ、竹の子族など、次々と現れては消えていった懐かしい昭和の流行の数々がギッシリと並べられており、レトロ好きには堪らない空間になっています。

「昭和のファッション展示」は足元もびっしり

マネキンたちの足元には「その時代によく目にした物」や、「その時代を代表するような物」などが所狭しと置かれています。雑貨やレコード、町でよく見かけた看板、テレビのコマーシャルでよく宣伝していた商品、そして珍しい物では「尋常小学校で使っていた教科書」や「給食のレプリカ」などまでが、並べられています。

「懐かしいレトロなおもちゃ」に激レア元アイドルフィギア

圧倒的な数の「おもちゃ」がひしめき合う中には激レアなアイドルフィギアも有ります。まずは、宮崎美子さんのフィギア。彼女はミノルタのジーパンを脱ぐCMで有名になりました。そして榊原郁恵さん、彼女はホリプロ・スカウトキャラバンで初代グランプリに輝いています。どちらのフィギアも、ご本人のサイン入りです。

「懐かしいレトロなおもちゃ」にゲームコーナー

1Fには更に小規模ながら「ゲームコーナー」も有ります。インベーダーゲームやギャラクシアンのアーケード用筐体、TVゲームでは初代ファミコン、スーパーファミコンの本体などが1台ずつ設置されており、「初期のマリオ」や「ぷよぷよ」など数本が自由に遊べます。筐体は調整中の場合もあります。

合間に現れる巫女さん・小物も要チェック

どう見ても人間にしか見えない「巫女さん」が、「おみくじ機」の横に佇んでいます。「おみくじ機」には「恋みくじ」と書かれており、周囲には結わえつけられた「おみくじ」が大量に見受けられます。「おみくじ」だらけになった女性もいます。1回100円とは言え、この事は、ここが意外にも人気のスポットである事を物語っています。

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