2Fから降りて来た所、そこに「夜の学校」の入口は有ります。この「夜の学校」も小さなお子さんには刺激が強いです。「夜の学校」はリアルな「お化け屋敷」なのです。センサーで動くギミックには、業者に依頼したものや、遊園地などから引き取ったもの、管理の方々が自分た達で手作りしたものなどが有ります。
しっかり怖い!昔ながらのお化け屋敷
「夜の学校」は、昔ながらにこだわって作られた正統派の「お化け屋敷」です。開園当初より「お化け屋敷の中に何かいますよね」「猫がいますか」というお客さんが続出した為、見よう見まねで作ったお札を沢山貼り付けたところ、少なくとも暫くの間は収まっていたとの事です。管理人さんはブログで「妖怪すねこすり」ではと書いてます。
お化け屋敷も仕掛けはちょっと可笑しい
この怖い「夜の学校」ですが、暗く狭く、その上奥行きのある構造のせいだけではなく、人が通ると感知して作動するギミックもあり、怖さに拍車をかけています。ビクビクしてるところに突然風が吹き、驚嘆させられますが、よく見ると馴染みの家電だったりし、その手作り具合や工夫には感心させられます。
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怪しい少年少女博物館に来たらここもチェック
「怪しい少年少女博物館」は、展示品全てが見所のような物なので、一人で行った場合には、心ゆくまで品々の観察ができるという醍醐味が有ります。さらに友人やカップルと行った場合には、異質な空間やアイテムの類いに対する意見の相違などから、相手の普段伺い知ることが出来ない側面を発見する楽しみも有ります。
怪しい少年少女博物館のトイレ
「お化け屋敷」を出てすぐの所に、おトイレが有りますが、そこの女子トイレが、ちょっとした見落としがちな「お化けスポット」になっています。お化け屋敷を出たから、と安心しない方がいいようです。申し訳ないですが、男性用トイレには今のところ目撃情報は無いようです。女性の方はトイレに入ってみて下さい。
怪しい少年少女博物館のお土産「カードけむり」
受付で1枚10円で販売されている昔懐かしい「カードけむり」。裏の粘着部を、指にとって擦ると、煙が出てくる不思議な子供のオモチャです。これは、指で擦られて繊維状になった粘着物質が、指から剥がれてフワフワと空中に浮遊し、煙のように見える為です。カード表面の絵にもなんとも言えないノスタルジックな味があります。
怪しい少年少女博物館のオーナーはどんな人?
この「怪しい少年少女博物館」のオーナーは、株式会社「データハウス」という出版社の社長で、鵜野義嗣という人物です。データを集めて本にするという手法で、ごく一般的な内容から、エロ・過激・アナーキーな内容まで人気シリーズを多数出版しています。「ハッカーの学校」シリーズや「東大理Ⅲ合格の秘訣」などが特に有名です。
セーラちゃんはセーラー服を着ている
平凡では飽き足らない鵜野社長は、セーラー服のコスプレ姿で人前に露出すらようになります。その姿から、いつしか鵜野社長は「セーラちゃん」と呼ばれるようになりました。ですが、実際にはセーラー服だけではなく、様々なコスプレをしています。夏場にはビキニ姿でいることもあります。
真夏に5時間踊って体脂肪率が6%に!
鵜野社長は「怪しい少年少女博物館」の系列である「まぼろし博覧会」の入口で、お客さんにアピールする為、ビキニ姿で5時間も炎天下で踊り続けた結果、体脂肪率が6%になったそうです。このように鵜野社長のたゆまぬ努力により「セーラちゃん」の人気は上がり又「まぼろし博覧会」のイメージも改善され、家族連れの入館も増えたのです。
怪しい少年少女博物館の系列博物館
鵜野社長が経営する系列博物館には上記の「まぼろし博覧会」の他に「ねこの博物館」があります。「まぼろし博覧会」は広いので早足でも1時間はかかります。「怪しい少年少女博物館」からの距離は「ねこの博物館」までの距離は2キロ程で徒歩20分です。「まぼろし博覧会」までは5キロほどでタクシーをお勧めします。バスは少ないです。
系列博物館①:精神崩壊レベル?まぼろし博覧会
「まぼろし博覧会」は「怪しい少年少女博物館」では収まりきらない「大型・大量の収集物の保管場所」も兼ねています。広いだけに、展示スケールも大きく、地方の廃業したテーマパークや秘宝館から運び込まれた膨大な量の収集物は、まだ全部は展示しきれてないという事です。常にどこかに変化が見られます。
系列博物館②:意表を突く展示が魅力!猫の博物館
出展:「ねこの博物館」の1Fでは大量の「ネコ科獣の剥製」がジオラマ展示されています。中でも亜種まで含めた「トラの剥製」は圧巻です。サーベルタイガーなど絶滅種の標本も常設されています。2Fには「古今東西の猫の人形」が収集されたブース、「生きた猫と触れ合える」ブースなどが有ります。ここには有名品種20種程がいます。
まだまだあるぞ!もっと「昭和初期」を楽しみたい!「東海館」
「東海館」とは、伊勢急行線「伊東駅」から徒歩8分程の松川沿いに建つ「昭和初期」の素晴らしい和風建造物です。元々が温泉旅館であったせいか、大変立派な「唐破風屋根」、繊細な彫刻、3人の職人に競合させて作った新館内の豪華さなどレトロ好きでなくとも見所はたっぷり有ります。「東海館」は伊東市文化財となってます。
「テルマエロマエ」のモデルにも!
「東海館」はヤマザキマリ氏の漫画「テルマエロマエ」第4巻にも登場します。昭和3年(1928年)材木商により建設された木造3階建の温泉旅館です。一旦廃業の後、伊東市に寄贈、平成13年には観光施設として再デビューしました。高級木材がふんだんに使用されており、書院窓なども素晴らしい造りとなったいます。
「東海館」へのアクセス・「日帰り温泉」も!
「東海館」伊東市東松原町12-10。最寄駅は「伊東駅」徒歩8分。駐車場は近隣利用。入場料は「館内見学」のみは大人200円子供100円。見学時間は9〜21時(毎月第3火曜休館:その日が祝祭日であれば翌日休館)/「日帰り温泉」は大人500円子供300円(入館料含む)毎週土・日のみ11〜19時営業。
地元出身の彫り師「森田東光」氏!
「東海館」の門の上のツルや、浴場の湯口などに精緻で迫力ある彫刻が見られますが、この彫刻を彫ったのが名匠である初代「森田東光」です。彼は伊東市内の社寺建築物などの彫刻を多数手掛けています。「東海館」の中には時間制で男女入れ替わる大浴場と小浴場が有りますが、それぞれの湯口には「唐獅子やタコ」の彫刻が施されています。
学校で習った?「三浦按針」がこんな所にも!
この「東海館」では、美しくレトロな昭和初期を味わいながら様々な展示物を楽しむ事が出来ます。建物は各階ごとに違う棟梁に作らせており、雰囲気が異なります。中庭も有ります。3Fは120畳の大広間になっています。「東海館」の展示物には「伊東の民話に出てくる妖怪」「伊東の歴史上登場人物」などがあり、「三浦按針」も出てきます。
「どろどろ人形」とは!「三浦按針」とはどんな関係なの?
「三浦按針」英名「ウイリアム・アダムス」は、ここ「伊東」の地で1604年に徳川家康に命ぜられ「日本初の洋風帆船」作りを始めます。伝承によれば、船大工が疫病にかかり造船作業が滞った折、按針一行が、日本への渡航途中南国の土人より貰い受けた「どんどろ人形」という魔除け人形のお陰で治癒したという事です。
怖いけれど頼もしい?「どんどろ人形」!
「どんどろ人形」は、昭和30年代から平成初期まで伊東のお土産の一つでした。流木・紙粘土・麻などで作られた、真っ黒で、目玉がギョロッとして赤いベロを出した不気味な人形です。「どん」は「よーいどん」、「どろ」は「土へどろ」を表し、人生の生死の間の災難から守ってくれる人形であると伝えられています。
静岡のB級スポット怪しい少年少女博物館に注目しよう!
「怪しい少年少女博物館」は奇才・鵜野義嗣氏が長年かけて収集した膨大な量のアイテムたちとじっくり対峙し、心ゆくまでレトロで不気味な雰囲気に浸れる不思議な場所です。このように、全国的に見ても珍スポットが点在している静岡に、ぜひ足を運んでみて下さい。
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