8の字結びの結び方 | 釣り人なら覚えておきたい便利な結び方

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「○○ループ」というループがついた結び方は、普通の結び方と違って結んだら結び目の先に輪っかができるような結び方のことを言います。主に延べ竿の先のリリアンに道糸を付けるときや、サルカンなどを結ぶときなどに使われます。

二重8の字結びとは?

ダブルエイトノットループで呼ばれていることがほとんど

サルカン、スナップ、ルアー直結する時の結び方です。強度は強く安定しています。ジギンガーやビッグフィッシュなどの大物を狙うときに使われる結び方です。釣り以外では、物を吊り上げたり引っ張ったりするときにも使われるので、強度という面では信頼性の高い結び方ですね。

二重8の字結びの結び方の手順

ラインを折り返しダブルラインとし、それをさらに折り返す。それでエイトノット行いダブルラインのループ作りライン先端部でハーフヒッチを行う。ハーフヒッチの向きを交互に変え1回1回締めながら8~10回行う。徹釣はさらにエイトノットを1回増やしたノットを愛用しています。
(引用:徹釣の隠し部屋

動画でわかる二重8の字結びの結び方

二重8の字結びの結び方の動画です。実際にどう結ぶのかを解説をしながら実演で見ることができるので、分かりやすいですね。釣りのトーナメント大会の上位者も使う結び方のようなので、ぜひ習得してみてください。

三重8の字結び(トリプルエイトノット)もある

海外ではシーガーノットと呼ばれている

強度とすぐに結べる簡単さがウリです。PEラインも使える結び方です。手早く結ぶことができるので、冬釣りなどの寒い時にさっと結びたいときに重宝します。用途は投げ釣り用の仕掛け~ショックリーダーの接続にも使われています。

3重8の字結び(トリプルエイトノット)の結び方の手順

①あらかじめ必要な長さにリーダーをカットする。(ロッドの先からリールシートまでの長さが最適)
②PE(先端から約15cmの位置)とリーダー(先端)を指先に挟みます。
③2本のラインを合わせて輪をつくり、人差し指を入れ3回転する。
④人差し指が入った輪にそのまま親指も入れて、リーダーとPEを持ち、引っ張り出す。
⑧左手はラインをそのまま持ったまま放さず締め込み、余ったラインをカットする。
※結びコブの段差を小さくする場合は、カットする前にハーフヒッチをすれば段差がなくなります。
(引用:Ocean Ruler

8の字結びの名前の由来

釣り糸で8の字結びをしても糸が細いのでわかりにくい

名前の由来はすごく単純ではありますが、結んだ形が数字の8に似ているところからきています。登山で使うような太いロープなどで8の字結びをすると、8の字になっているのがよく分かると思います。

他にはどんな結び方があるの?

8の字結び以外の他の結び方はたくさんある

サージェンスノット、電車結び、ブラットノット、SFノット、オルブライトノット、ストロングノット、クリンチノットなどがあります。8の字結びより作り方が複雑ですが、結び方を一部紹介します。

電車結びの作り方

手順1
・結びたい糸同士を、反対向きに並べる。
手順2
・片方の糸をくるんと画像のように1回転し、輪を1つ作る。
手順3
・輪の中を3周くらいクルクルと巻いていく。(強度を増したいときは巻く回数を増やす)
手順4
・糸の両端を引っ張りゆっくりと締めこんでいきます。(画像のピンクの糸のみ。青を引くと抜けてしまいます)
※ここまでの片方だけ締めこんだ状態がヘラブナ釣りで使用する「トンボ」になります。
手順5
・もう片方の糸も同じ手順で巻き、ゆっくりと締めこみます。
手順6
・両方の糸(糸が長い方)をゆっくりと引いていく。
手順7
・2つの結び目がくっついたらゆっくりと引っ張り、締めこまれたら余分な糸をカットして完成。
(引用:釣り好きの釣り下手

ブラッドノットの作り方

アメリカ結びとも呼ばれ、結び目が卵形になるのが特徴で、結び目が小さいです。投げ釣りの力糸などによく使われています。太さが極端に違う糸同士を結ぶと抜け落ちたりしやすいです。また滑りやすいPE糸も向きません。

  1. ラインをX字にクロスさせる。
  2. Xを押さえたまま片方のラインをもう片方に4〜5回巻きつける。
  3. 巻きつけた後、Xの反対側へ通して固定しておく。
  4. 逆のラインでもう片方のラインに4〜5回巻きつける。
  5. 3で固定したラインと反対方向からラインを通す。
  6. ライン同士が重ならないように、ゆっくり結び目を締める。
  7. 余ったラインを切って完成。

8の字結びは広く使えるけれど最強の結び方は何結び?

8の字結びは強度の安定度や使える場面の多さはかなりのもの

そんな8の字結び以外に、強度の面で最強と呼ばれている結び方があります。サルカンの結び方にはなりますが、そこまで難しくはないのに、あまり知られていません。それはどんな結び方なのでしょうか?

完全結び(漁師結び)が強度では最強と言われているの結び方

文字通り、プロが使う技です。昔から日本で使われている結び方で漁師も使っているやり方です。漁師が仕事で使う結び方なので、強度の信頼性は抜群といってもいいでしょう。そんな強力な結び方なのに簡単なんです。

漁師結びの結び方の手順

STEP1 ハリスを二つ折りにして、輪の先端を金具の輪に通す。
STEP2 ハリスの先端部で、本線と二つ折りの輪を一緒に4回巻き付けて、輪の中に通す。
STEP3 本線をゆっくり引き締め、ハリス先端部の余分をカットして完成。
(引用:釣り糸のシーガー

いかがでしょうか?プロが使う技なのにそこまで難しくないですよね。それでいて強度はバッチリです。ここで知ったのを機に、釣りをするときに使ってみてはいかがでしょうか?ルアー、サルカンなどをさくさくっと結ぶときに使うとオーケーです。詳しい結び方についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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8の字結びの結び方のまとめ

8の字結びは、釣り糸を結ぶあらゆる場面で活躍

単純なので、初心者にも結びやすく、釣り慣れした人にもよく使われ、幅広い用途で使われています。強度も強く、アタリが分かりやすいという利点もあります。今まで8の字結びをしてなかった人や、知らなかった人は、これを機に一度試してみてはいかがでしょうか?