(引用:ノーザンパイク (Northern Pike) – 眼遊)
ノーザンパイクの生態
食欲旺盛な肉食魚
ノーザンパイクは主に魚を食べます。しかし、食欲旺盛なので、昆虫や、カエル、ネズミはもちろん、ヘビや、水鳥などの小型哺乳類も襲います。時には、自分の体よりも大きい物を飲み込もうとして、窒息死してしまうことさえあります。そのため、魚類でありながら、生態ピラミッドの王者に君臨しています。産卵期は4~5月です。ノーザンパイクは単独行動を好むため、群れを成すのは、水草に卵を産む時だけです。巣作りもせず、卵は放置です。それでも、ノーザンパイクの繁殖力と環境への適応力は目を見張るほど優れています。
ノーザンパイク、またの名をパイク
ノーザンパイクの英語名
英語名は、Northernpike(ノーザンパイク)です。ロシア語圏以外では、略して『パイク』と呼ばれています。ヨーロッパには、他にパイク科の魚が生息していないからです。パイクとは槍(やり)を意味します。尖った口と、俊敏な動きが、槍に似ていますよね。
ノーザンパイクの和名
ノーザンパイクの和名は、『キタカワカマス』(北川魳、北川梭子魚、北河梭子魚)です。キタカワ・カマスと表記している事典もあります。海に住むカマスに似ているので、『北の川に住んでいるカマス』の意味で名付けられました。しかし、カマスとは全く別の種類です。
ノーザンパイクの狩りの特徴
待ち伏せタイプ
ノーザンパイクは、待ち伏せタイプの狩りをします。普段は、水草の間や、流木の影に潜んでいます。そして、通りかかった物をリアクション(反射的に攻撃)します。そのため、上手くノーザンパイクの前にルアーを落とすことが出来れば、一発で釣り上げることが出来ます。
忍び寄るノーザンパイク
遠くに獲物を見つけたノーザンパイクは、少しずつ忍び寄って間合いを詰めます。そして、S字状に体をゆっくりとくねらせながら、静かに獲物を観察します。獲物が動いた刹那、その巨体に似合わぬ驚くべき瞬発力とスピードで襲いかかります。
ノーザンパイクとの駆け引き
ノーザンパイクは、一度狙いを定めると、仕留めるまで何度も攻撃してきます。ですので、釣る際、最初のフッキングに失敗しても、あきらめる必要はありません。続けて2~3度アタックしても大丈夫です。