小柄な男とはいえ、言葉巧みに女子中学生を騙しているので、4人全員を誘拐する事も出来たはずですが、一人だけを選び連れ去ります。発見のリスクを考えての行動だったのでしょうか。
あるいは、最初から佐久間奈々さんだけを誘拐するつもりだったのか。推測もたくさん出回っており、謎は深まるばかりです。
目撃情報多数なのに見つからない
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深夜に起こった事件ですが、多数の目撃情報が報告されており、午前４時頃まで長時間2人は徒歩圏内にいたことがわかります。
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佐久間奈々さん失踪事件はすでに時効！本人と家族の現在は？
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1991年の秋に起きた佐久間奈々さん失踪事件は、残念ながら時効を迎えてしまいます。現在残された家族はどんな気持ちで佐久間奈々さんの帰りを待っているのでしょうか。
佐久間奈々さんは未だ行方不明のまま
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あの悲しい誘拐事件から28年。行方不明のままの佐久間奈々さんが、どこかで元気に生きていれば40歳を超え、結婚や出産も経験しているかもしれません。
犯人が死亡して閉じ込められたままの状態になっている？
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もし佐久間奈々さんが生きているなら、どこかに監禁され続けている可能性があります。常に監視され自由が与えられず、助けを求めることができないまま最低限の生活を送っているとも考えられます。
佐久間奈々さんを連れ去った男は当時50歳前後とされています。となると現在80歳前後と推定され、すでに死亡しているとしたら閉じ込められたままになっているのかもしれません。
佐久間奈々さん失踪事件はすでに時効
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世間を恐怖におとしいれた佐久間奈々さん誘拐事件は、2006年に時効を迎えています。警察の捜査も現場付近を筆頭に総力をあげて行われましたが有力な情報にはつながらず発見できぬままとなっています。
日本には、佐久間奈々さん誘拐事件の他にもたくさんの不可解な未解決事件が起こっています。未解決事件の情報が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
佐久間奈々さんの祖母が無くなり残された家族は母のみ
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佐久間奈々さんが連れ去られてから、数年後佐久間奈々さんの祖母が亡くなっています。一緒に生活していた孫がいなくなり、二度と再会することはありませんでした。
そして残された家族は佐久間奈々さんの母親のみです。事件発生から数年の間は住んでいたアパートの近くの神社で佐久間奈々さんの無事を祈る母の姿が見られています。
しかし、10年の月日が経つ時には、アパートは引き払われ母親は実家へ戻ったとされています。佐久間奈々さんや自らの母親を立て続けに失った心の傷は計り知れません。
子供が対象になった未解決誘拐事件
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未解決の事件の多くは女性や子供が多く被害にあっています。その中でも謎の多い子供が対象になってしまった失踪事件を紹介します。
田畑作之介くん轢き逃げ連れ去り事件
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1978年3月3日の午後4時30分頃、大阪市住之江区の路上で友達と遊んでいた田畑作之介くんが前方不注意とみられる車に轢かれてしまいます。
事件発生時保護者はおらず、田畑作之介くんは頭から血を流し重体だったため車を運転していた中年の男性が「自分の車でこの子を病院に連れて行く」といい車に乗せ連れていきます。
一緒に遊んでいた友達が、急いで田畑作之介くんの母親に知らせに行き、母親もすぐに駆け付けますがそこには田畑作之介くんや事故を起こした車もありません。
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男が残した言葉をもとに近くの病院に問い合わせますが、どこにも搬送されておらず警察に届け出ます。警察は男が田畑作之介くんを誘拐したとみて捜査が行われます。
懸命な捜査が行われますが、防犯カメラやＮシステムなどがまだ発達していない時代で、捜査は難航し未だ田畑作之介くんの行方は分かっていません。
1983年3月3日に業務上過失致傷、略取誘拐罪など5年の時効が成立しています。男が田畑作之介くんを死なせてしまっていたとしても殺人罪にも15年の公訴時効があり、1993年に時効が成立しています。
加茂前ゆきちゃん失踪事件
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1991年3月15日、三重県四日市市に住む小学2年生の加茂前ゆきさんは午後2時に友達と別れて帰宅します。午後2時半には母親からの電話に出ており帰宅していることが確認できます。
次女が帰宅したときにはゆきさんは家におらずまだ温かいココアが机に残されています。午後4時に夜勤のために寝ていた父親が起きてきますが、遊びに行くことの多かったので不審には思いませんでした。
その後長女、母親と帰宅しますが午後8時を過ぎても帰宅しない娘を心配し、警察に届け自らも捜索しますが行方は分からないままです。
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加茂前ゆきさんの行方が分からなくなって3年が経過した頃、自宅に怪文書が届きます。しかし、文字が読みずらく詳しい内容は分からず多くの謎だけを残しています。
その後しばらくしてからまた1通の手紙が届きます。それはすでに亡くなっているゆきさんの霊と話をして遺体のある場所を突き止めるというものです。しかしまたすぐ、協力できなくなったと手紙が届きます。
それ以来、何かが送られてくることはありませんでしたが10年以上経った今も加茂前ゆきさんの行方は分からないままとなっています。
松岡伸矢くん行方不明事件
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1987年3月7日、茨木県に住む松岡伸矢くんとその家族が徳島県小松島市へ親族の葬儀に参列するために訪れています。葬儀が終わった後一家は親戚の住む徳島県貞光町に訪れ、親戚宅で宿泊をします。
翌朝8時過ぎ、父親は伸矢くんを含めた従兄弟や兄弟たちと散歩へ出かけます。朝食前ということもあり10分ほどで散歩を切り上げ帰路につきます。
しかし、物足りなさそうだった伸矢くんともう一度散歩にいこうと抱いていた次男を預けて戻ると伸矢くんの姿はありません。その時間たったの40秒ほどです。
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親戚宅が標高200メートルの所にあり隣近所に家がないことから、山の中を中心に捜索が行われますが伸矢くんは見つかることなく現在に至ります。
ほんの40秒という時間でたった3歳の子供が跡形もなく消えてしまったので、当時は神隠しにあったのでは？とまで言われています。
北朝鮮への拉致が囁かれる事件が多数存在？
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未解決誘拐事件の中には、佐久間奈々さんのように北朝鮮の工作員により拉致された説も多数上がっています。直接拉致問題とは関わっていないとされるものがほとんどですが、なぜこういった説が囁かれるのでしょう。
日本海と太平洋をつなぐ物流ルート
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千葉県から東京、山梨、長野を抜けて新潟もしくは富山に向かう物流ルートが存在します。戦後水あめや砂鉄を北朝鮮に出荷する際に使われおり、長野県の大町を通過することから大町ルートとよばれています。
大町ルートを使って在日朝鮮人は母国に物資を送っていたとされています。ルートの周辺には運搬などに関わるたくさんの在日朝鮮人が住んでいました。
工作員を強要された人々が存在する？
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在日の中でも朝鮮の出身者や朝鮮で暮らしている人が肉親にいる人のことを土台人といいます。土台人に謀報機関が接近して、家族の身の安全と引き換えに工作員を強制的にさせていました。
目をつけられてしまった在日の人は、家族の安全を脅かされ、誘拐などの工作活動を強要されていたのでしょう。
坪野鉱泉肝試し失踪事件
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1996年5月5日富山県氷見市に住む19歳の少女2人が肝試しに行くと家族に言い残し行方が分からなくなっている事件があります。心霊スポットとして有名だった廃墟ホテルの坪野鉱泉へ向かったとされています。
車で向かったにもかかわらず、車ごと跡形もなく消えてしまったことから幽霊の仕業や神隠しと囁かれていましたが、当時北朝鮮への拉致問題が大きく取り上げられており拉致されたのではないかといわれています。
富山県は大町ルートの末端に位置することから、周辺でも多くの失踪事件や拉致未遂が起きており納得ができます。
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とはいえ、車ごと行方が分からなくなっているのは不可解です。しかし、工作員だけではなく土台人の協力があったとしたら車1台ぐらい消し去ることぐらい簡単だったのかもしれません。
このように大町ルート付近では特別多くの失踪者が存在しますが、全国各地でも同じような謎の失踪は起こっています。
北海道室蘭市で起こった女子高生失踪事件
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2001年3月6日、北海道室蘭市でこの事件は起こります。当時高校1年生であった千田麻未さんはパン屋のアルバイト研修に向かう途中謎の失踪をしてしまうのです。
1番に疑われたのはパン屋の店主です。しかし、日中で人通りの多い時間帯での失踪であったことから北朝鮮のプロの工作員ではないかという説も囁かれています。
もし北朝鮮の工作員が拉致したのであれば有名な大町ルート以外にも秘密ルートがあるのかもしれません。室蘭女子高生失踪事件を詳しく紹介している記事がありますので興味のある方は是非ご覧ください。
佐久間奈々さんが無事に発見されることを願う
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当時13歳の少女だった佐久間奈々さんも生きていれば40歳を迎えます。残された家族にとってこの28年は長く苦しい年月だったことでしょう。
時効が過ぎた佐久間奈々さんの事件は、メディアで取り上げられることもほとんどなく忘れかけられています。私達が出来ることといえば、佐久間奈々さん誘拐事件があったことを忘れないことです。
そして、どこかで元気で過ごしていることを信じ、一刻も早く家族と笑顔で抱きしめあえる日を心から願います。
