ちなみに偉大な天才科学者であるアインシュタインの脳は1230グラムと記録されており、享年76歳のアインシュタインは加齢による脳の萎縮もあっただろうことから、夏目漱石の方が重たかったとされています。
『漱石の脳』に夏目漱石の脳について詳しく書かれている
斎藤磐根著書の『漱石の脳』には、鋳型標本から最新のプラスティネーションまで、記憶装置としての不思議な精神空間でいま目覚めようとする、死者たちの物語が192ページにわたり書かれている。
夏目漱石の脳が東大にある理由とは?
1916年「明暗」の執筆中に体内出血を発症し自宅で死去しました。冷たい遺骸となった漱石は寝台車に載せられて東京帝国大学医科大学の病理解剖室に運ばれることとなりますが、その経緯について紹介します。
夏目漱石の妻である鏡子の希望で解剖され東大に寄贈
遺体を解剖して原因究明を行うことは本人の遺志に叶うと妻鏡子の希望で解剖されました。また、その臓器は将来の医学に役立ててもらいたいと東大に寄贈されました。
愛娘・雛子の突然死が関係している?
5年前、娘の雛子が突然死をしたときに、解剖などの処置をとらなかった。結局、その後も死因が不明のままに終わったことをずっと後悔していました。
寄贈の際には夏目漱石の脳だけではなく胃も寄贈された
文豪で精神疾患や多数の病気を抱えていた夏目漱石の解剖は、解剖にあたった解剖医としても興味のある部分だったのかもしれません。解剖の際、脳だけでなく胃も摘出され寄贈されました。
東大にはさまざまな人物の脳が保存されている
東大には他にも、旧ソビエト連邦の指導者スターリンや同志レーニン、中華人民共和国の毛沢東などの脳も保管されています。
夏目漱石の他にも脳を保存されている人物がいる?
昔から著名人、特に指導者層や特異な人物の場合、死亡後に研究解剖されることは多々あります。世界中で保存されている脳について紹介します。