一方の『ハッカ油』というよろづの事に使われている植物から採集できる原料は、自然由来であり人為的な加工を一切していないので、自然にも動物にも優しいです。その点も『メリット』と言えるでしょう。
ハッカ油の虫除けを使うメリット③効果の強さを調節できる
3つの液体の1つであり、『メントール』の香り・匂いという重要な働きを生む『ハッカ油』を垂らす回数で『虫除け』の作用の力をコントロールすることができます。
ツーンと清涼感のある香り・匂いが強すぎると感じたら、垂らす回数を減らしたりしてできるので、効き目をコントロールできるというのも大きな『メリット』の1つでしょう。
尚、どれくらいの回数垂らせばいいのか分からない方は、先ほどご紹介した『作り方』を参照してください。
ハッカ油の虫除けを使うメリット④防虫ネットも作ることができる
『ハッカ油』を用いたオリジナル虫除けは当然ながら、ヒトの皮膚、衣類だけではなく布性のモノであれば染み込ませておくができ、それを利用すれば『簡易防虫ネット』を作る事ができるのです。
自然由来のもので安全性が保障されているからこそ、多くのモノに染み込ませておくことなど、使い方が幅広く、利便性が高いです。本当にメリットだらけなんです!
ハッカ油があれば虫に刺されたあとのケアもできる!
石油などから採れる保湿クリームの『ワセリン』を10グラムほど用意していただき、そこに『ハッカ油』を5回ほど垂らしてあげれば、オリジナルバームが完成です。
蚊・蜂などの虫刺されの後でも安全に皮膚に塗る事ができるので、非常に便利なアイテムとなります。
タイダイ染めという懐かしの染色方法についてはこちらの記事をご覧ください。この夏に是非タイダイ染めの工作もお試しください!
Contents
ハッカ油の虫除けを使うデメリットとは?
今回の記事でご紹介している優れモノの『ハッカ油』を用いたオリジナル虫除けには、多くのメリットがあることをよく理解していただけたのではないでしょうか?
安価でお手頃で、簡単に手間がかからず工作することができ『コストパフォーマンス』に優れており、自然由来の原料から作られているので『安全性』も保障されているなど。
多くの良い点、メリットが存在しているのですが、では逆に悪い点、『デメリット』は存在しているのでしょうか?こちらではそのデメリットについて考察して、皆さんにご紹介していきます。
ハッカ油の虫除けを使うデメリット①市販の虫除けより効果は薄い
自然由来であり加工などを一切していないという点は安全性を生みますが、逆に言えば他の薬品を混ぜ合わせたり、加工をしていないので薬局などでお買い求めできる市販の虫除けよりは、効力が小さいです。
繰り返しになりますが、虫たちを絶命させるほどの作用は働かないので注意が必要となります。
ハッカ油の虫除けを使うデメリット②アレルギーの可能性も
人間には色々な成分、物質、状況などがアレルギーの対象になりえる可能性が存在しており、今回のキーアイテムである『ハッカ油』という原料・材料もその対象の1つであります。
したがって人によっては『アレルギー反応』が出てしまう可能性がありますので、使用する前には『皮膚アレルギー試験』を実施するのが望ましいです。
一度、自身の身体に使っても問題ないと判断されたら、問題なくなるので心配することなく、色々な使い方を試すことができます。
ハッカ油の虫除けを使うデメリット③ハッカの臭いがキツい
人によっては『メントール』の香り・匂いが苦手であったり、嫌いであるケースもあるでしょう。
ミントと呼ばれるような植物よりも、一層メントールの成分が強く、それすなわち香り・匂いも『強烈』になりますので、予めご了承ください。
下記にそんな苦手なメントールの匂いを抑える方法をまとめます。
ゼラニウムのオイルでハッカの臭いを下げ防虫効果アップ!
ゼラニウムという美しい植物から採集できる『精油』を組み合わせることによって、独特なメントールの香り・匂いを抑えることができます。
メントールの香り・匂いが苦手な方は是非一度お試しください!
ハッカ油の虫除けを使う際の注意点!
世界中で色々な製品に用いられている『ハッカ油』を用いたオリジナル虫除けの使い方を、先ほどご紹介しましたが、予め知っておかなくてはならない注意点があります。
こちらではそのいくつかの注意点を挙げて解説していきます。
ハッカ油を薄めずに使うと肌トラブルの原因に!
3つの液体の内、2つの液体である『アルコール』を含むエタノール、物質、物体がほとんど含まれていない『精製水』及び『水道水』これらを組み合わせず、そのまま使用するのは間違った使い方です。
また配合する分量の比率を大幅に変えてしまっても同様に間違った使い方であり、濃度を高めると確かに『虫除け』としての作用は強めますが、衣類を変色させたり、皮膚にダメージを負わせてしまう恐れがあります。
赤ちゃんに使う時は直接ではなく衣服などに使用する
赤ちゃん、未熟児、幼児にオリジナル虫除けを使用する際には、安全のために衣類、衣服に噴射して振りかけて使用しましょう。
生まれて間もない子だと、まだアレルギー性についても不確定であり、身体もまともに形成されていないので、万が一ですが人体に影響を及ぼす危険もでてきます。
ハッカ油の虫除けはペットに使うと命を落とす危険性
また猫や犬などのペットに対して、ノミ・ダニの予防としてオリジナル虫除けを使用するのは、絶対にお止めください。人よりも嗅覚が何千倍も優れており、誤って命を落とす場合も考えられます。
部屋の中で振り撒くとプラスチックを溶かす可能性がある
おさらいになりますが『PS』と表示されたポリスチレン製の『合成樹脂』つまりプラスチックは、『ハッカ油』を付けるととけてしまいます。
したがって、なりふり構わず部屋中にまき散らしてしまうと、知らぬ間にプラスチック容器、プラスチック製品を破損させてしまう恐れがあります。
網戸に使うときは素材に注意して!!
網戸にはまず一般的には、PSつまり『ポリスチレン』は使用されていません。
ですが特殊な構造であれば使用されている可能性も考えられるので、心配であれば一度、素材を調べてから『ハッカ油』を用いたオリジナル虫除けを噴射するようにしましょう。
実は100均でコストパフォーマンス良く簡単に作れる『ローション』作り方、使い方、代用できるアイテムなどについて気になる方、興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
ハッカ油虫除けを作るのが面倒な時は購入するのもオススメ!
非常にコストパフォーマンスもよく、誰でも簡単に手間なく工作できてしまうのですが、それでも面倒という方はこちらの製品をお買い求めください!
オススメのハッカ油製品①アウトドアスクリーン
こちらも香り・匂いで虫たちを寄せ付けなく、近づけさせないようにするタイプの『虫除け』になりますが、爽やかで刺激臭が少なく、また色々な植物から採れる天然由来の精油をたくさん混ぜ合わせております。
オススメのハッカ油製品②天然ハッカ油スプレー式
食品添加物であるので食用としても問題なく使えます。異国のジャングルに旅に出かけた際にも活躍した優れモノの製品であります。初めから噴射ノズルがついているのですぐ使えて便利です。
オススメのハッカ油製品③ハッカ油スプレーホワイト
市販の製品よりも『虫除け』の効果があると噂されている、この夏一押しの製品であります。是非一度お買い求めになってみてはいかがでしょうか?
ハッカ油は虫除けだけではない!様々な効果がある!
ここまではオリジナル虫除けについて徹底的にクローズアップしてご紹介していきました。
何度かお話ししましたが、『ハッカ油』は世界中で色々な製品に用いられ、日本でも『よろづ』のことに使われていきました。では次にその様々な用途、使い方をピックアップして解説していきます。
ハッカ油の虫除け以外の効果①清涼剤として使う
その効力の本質を理解していれば、容易に思いつきそうですが、気持ちや気分を爽やかにさせるような『清涼剤』としても、万能薬である『ハッカ油』を用いることができるのです。
この使い方を試せばひんやりと気持ちの良い夏を過ごせるかもしれません。
もとは自然由来の精油であるので『保湿剤』『化粧水』としても使用できます。
ハッカ油の虫除け以外の効果②除菌効果でニオイを防ぐ
重曹ほどの効力は期待できませんが、シューズや靴、部屋の隅々に万能薬を用いたオリジナル『虫除け』を噴射して、振りかければ除菌効果、脱臭効果が期待できます。
『虫除け』と同じように薬局などでお買い求めできる、市販のファブリーズ、リセッシュなどに比べたら効力は劣りますが、コストパフォーマンスはまさにピカイチでしょう。
ハッカ油の虫除け以外の効果③アロマ効果でリフレッシュ
『ハッカ油』を用いたオリジナル虫除けをそのまま部屋中に噴射して振りまくことによって、意図的に強いミントの香り・匂いを漂わせることができるので、『アロマ効果』を生むことができます。
気分をリフレッシュさせることができますが、部屋中に噴射する際には必ずPS製のモノがないことを確認いたしましょう。
ハッカ油の虫除け以外の効果④食欲不振を解消!
ハッカ油という自然由来の精油には、食欲促進の作用がある成分が含まれているのです。
したがって体調がすぐれず食欲がないときには、飲食の際に少量垂らして、口にすれば食欲が湧いてくる効果を得られます。本当に色々な使い方があり、まさに万能薬と言えます。
ハッカ油の虫除け以外の効果⑤お風呂に入る時にも使える
『ハッカ油』にはスースーさせる作用、ミントの香り・匂いを生む作用があるのでボディーソープ・シャンプー・リンス、更には入浴剤としても用いる事ができ、お風呂のシーンにも便利な使い方ができるのです!
ハッカ油の虫除け以外の効果⑥風邪の鼻詰まり解消
加湿器などに『ハッカ油』を数回垂らしてあげれば、鼻詰まりや喉の痛みなどの症状を和らげてくれる作用を生みます。本当に便利で万能な素晴らしいアイテムですね!
ハッカ油を虫除け以外で使う場合は用途に合わせて分量を変えよう!
使い方のコラムでも解説した通りですが、自作のオリジナル虫除けの用途で使用する際は、5回から10回程度垂らしますが、虫除け以外の用途で使用する際はその垂らす回数、すなわち分量を変えましょう!
こちらでは様々なシーンで用いる場合のレシピ・分量をご紹介してきます。
ハッカ油で作る制汗スプレー
必要となる材料・アイテムは『虫除け』と全く一緒ですが、3つの液体の内アルコールが含まれている『エタノール』を大幅に少なくて、10ミリリットルだけ注ぐようにしましょう。
残りの2つの液体は、オリジナル『虫除け』を作る際と同じ割合だけ注ぐようにしてください。
分からなければ前述した作り方を参照してみてください!
悪臭撃退!ハッカ油の消臭スプレー
こちらのレシピ・分量は先ほどご紹介したモノとほぼ同じですが、3つの液体の内、一番大切なキーアイテムである『ハッカ油』を2倍ほど多く垂らしてみてください。
掃除に最適のお掃除専用ハッカ油!
掃除に使用する薬品として用いる際には、更にそこに有機化合物であり食品添加物で用いられる『クエン酸』を少量入れてもらい、組み合わせてください。
長期保存する場合はできるだけ精製水を使おう!
先ほど解説した通りですが3つの液体の内、1つの液体である『精製水』か『水道水』はなるべく前者を用いるようにしましょう。
『虫除け』の作用を高めて、効力を延ばしますし『ハッカ油』の力を100パーセント引き出す事ができます。
また上記の掃除・消臭などの用途で使用する際には、できるだけ長期間保存できたほうが便利ですよね。なのでより長期保存したいのであれば尚更、『精製水』を使ってみてください。
ハッカ油を自分で生成してみよう
製品として販売されているような物は、特殊な専用の機械を用いて、いくつもの工程を経ているので高純度な精油となっています。
ですがハッカという植物さえ自分で栽培できれば、その後で加熱して蒸したりすれば『精油』を抽出することが可能です。
ハッカの栽培方法
適切な肥料成分が含まれた土を用意します。次にハーブという事で種は存在しないので、苗を植えてあげます。この時、根に土がついていますが、取り除かないでください。その後十分に水やりを行います。
湿っぽい土が望ましいので1日1回必ず十分に水やりを行いましょう。30日経つと恐らく満足に茎や葉が成長して大きく、増えておりますので、そこから適量ずつ採集していきます。
最期に枯れ始めてきたら株ごと採ってあげてください。
蒸して冷やす
適量ずつ徐々に採集した葉や茎などを、肉まんやシューマイのように蒸してあげます。その後更に冷蔵庫などで冷やしてあげればハッカの『精油』が抽出できて生成できます。
本来であれば水分と精油を分離させるのが望ましいですが、一般家庭であればここまでが限界と考えられます。是非一度栽培して、1から『ハッカ油』を生成して見てはいかがでしょうか?
純度は劣る
前述でも申し上げた通り、製品の様に特殊な機械、技術を使用しているわけでもなければ、いくつもの工程を通してもいないため純度や効力は劣ります。
ハッカ油と同じように虫除け効果のある他のハーブ
今回ご紹介している『ハッカ油』という便利な万能薬は、世界中で生息されている『ハーブ』から採集されますが、ハーブには色々な種類があり、同じように虫除けの作用を持つ種類も存在するのです。
こちらではそんな虫除けの作用を生む有名なハーブをいくつかご紹介していきます。
ローズマリー
肉などの調理にひと工夫する時に使用したり、ティー(紅茶)などに使用したりするハーブですが、服などの繊維に纏わりつく害虫、蚊などに対して効果テキメンなのです。
ラベンダー
非常に強力な香りを放つハーブであり、古くから世界中で気持ちを落ち着かせるクスリとして使用されていきましたが、その実に強力な香りは、多くの虫にとっては激臭だったりするのです。
バジル
イタリア料理やおしゃれな料理に欠かす事の出来ないハーブ。有機化合物の1つである『シオネール』が含まれおり、それが蚊、ハエを対象に虫除けの働きがあります。
ハッカ油の虫除けはスプレーは万能!爽やか&快適に過ごそう!
今回の記事ではこれからの季節、夏にぴったりの簡単に作れる『ハッカ油』を用いたオリジナル虫除けスプレーについてご紹介していきました。
虫除けという作用だけではなく、多くの用途で色々な使い方があり非常に便利であることもよく理解していただけたはずです。
作り方も簡単で、お手軽でコストパフォーマンスにも優れているので、ぜひ一度皆さんも工作して、その利便性を体感して、虫たちを寄せ付けない爽快な夏をお過ごしください!
タイダイ染めに関する記事はこちら
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