シマアジの実際の相場はどれくらいでしょうか。一般的には、養殖物であるとキロ2000~3000円、天然物になるとキロで1万円近くします。ちなみに上等なクロマグロの相場が約3800円(2015年5月)、高級魚のノドグロでもキロで1万円弱(2018年5月)の相場となっているので、シマアジがどれだけ高級な魚なのかが分かります。
シマアジはどんな味がする?養殖物との違いは?
やはり気になるのは、高級魚と呼ばれているだけの、その味です。シマアジは引きが強いことで有名な魚なので、その分身もしっかり締まっており、薄造りにしても、その歯ごたえを十分楽しむことができます。養殖物の方が脂が乗っていてコクがあり、天然物は程よい脂の乗り加減で、上品でサッパリした味わいとなっています。ちなみに天然物と養殖物の違いとして、天然のシマアジは常に餌を求めており、絶え間なく動いていることから、スッとした顔つきで、尾びれが長く、体も良く締まっています。養殖物は常に餌があるので、体は丸みを帯びており、顔つきも少し精悍さに欠けています。また全体的に青緑色で、肉質が琥珀色のものほど上質なものとされています。
刺身だけじゃない!シマアジの様々なレシピご紹介!
憧れのシマアジを釣り、釣りたてを捌いてお造りにして食べる・・・誰もが夢見る贅沢ですよね。新鮮なシマアジは刺身にするのがベストですが、せっかくの高級魚ですので、様々な料理を楽しみましょう。ここでは、いくつかレシピをご紹介します。
1.シマアジのカルパッチョ
- 薄造りにしたシマアジを皿に並べ、そこに塩と粗挽き黒胡椒を適量まぶし、なじませる
- エキストラバージンオリーブオイルを少し多めに回しかける。その後、レモン汁を少量振りかける。
- 刻んだアサツキを全体的に散らして完成。
2.シマアジの塩焼き
- シマアジの両面に塩をまぶし、時間を5~6分ほどおく
- シマアジから出てきた水分をしっかりと拭き取る
- 予熱で温めておいたグリルに先ほどのシマアジを乗せ、両面を7~8分ほど焼く
- 酒大さじ1、酢小さじ1/2を混ぜたものを振りかけ、強火で1分焼いて出来上がり
3.シマアジの兜焼き
- 頭を縦に割り、塩を全体的によくすり込む
- 胸ビレをアルミホイルで包み、焦げないようにする
- グリルでじっくりと焼く。厚みがあるので、強火にしてしまうと、表面だけが焦げてしまうので、弱火でじっくり焼いて完成。
(引用:まるかつ水産)
4.シマアジのフライ
- シマアジの切り身を用意します。切り身の表面の水分をよく拭き取り、塩コショウをします
- 1の切り身に「小麦粉→溶き卵→パン粉」の順で衣をつけます
- 180度の油で揚げていきます。衣がきつね色になったら網に上げ、油をよく切って完成です
5.シマアジの潮汁
- アラを適当な大きさに切り分け、ザルに入れておく。その間に、お湯を沸かしておきます。
- アラ全体にお湯をかけ、その後冷水で洗います。尚、熱湯をかけた後は、少し冷ましてから冷水で洗うようにしてください。
- 鍋にアラが被るくらいの水と昆布(または出汁の素)を入れて、弱火でじっくり炊きます。この間に長ネギを切っておきます。
- 沸騰してきたら、浮いてきたアクを丁寧に取り除き、少量の塩を加えます。
- 醤油で味を整えて、盛り付ける際に長ネギを添えて完成です。
(引用:フィッシュパラダイス)
6.シマアジのアラ煮
- レシピ5「シマアジの潮汁」の手順2まで同様に進めます。この時、頭も縦半分にカットして、同様に下処理してください。
- フライパンにシマアジのアラや頭を並べ、濃口醤油・酒・水を同量、他にみりんと砂糖を合わせた調味料(調味料はやや甘めの味付けで)でじっくり煮ていきます。全体の8割程度が浸かるくらいの量が目安です。
- 煮付ける際は、落し蓋としてキッチンペーパーを被せてください。アク取りの役目も兼ねています。
- 途中味を見て、必要であれば醤油を少し足し、味を整えていきます。
- 煮汁が1/3程度になったら、一旦火を止めて、味が染み込むまで冷ましておきます。その間に、長ネギをぶつ切りにし、少し表面に切れ目を入れて、軽く焼き目が付くまで焼いておきます
- 5の長ネギをアラ煮の入っているフライパンに入れ、再び加熱します。煮汁を回しかけながら少し煮立たて、完成です。
(引用:自宅居酒屋-勇士)