イシモチのおいしいレシピ10選 | 塩焼きや酒蒸しの作り方をご紹介

Array

下処理済みのイシモチに飾り包丁を入れ腹にタイムを詰めます。フライパンにオリーブオイルを引き、にんにく、オリーブ、ケッパー、アンチョビを入れ香りを出したらイシモチを入れて焼き目がつくまで焼きます。その後、貝類、プチトマトを入れ水と白ワインを入れ蓋をします。貝類の蓋が開いたら煮汁をイシモチにかけながら火を通します。

イシモチのおいしいレシピ10選 / イシモチの煮つけ

イシモチの煮つけはご飯によく合う

イシモチは煮つけにしても美味しく食べることができます。身がしっかりとしているので薄味よりも思い切って濃いめに煮汁を作ってあげることが大切なポイントです。しっかりと煮汁を吸い込んだ身はご飯の最高なパートナーになります。また日付が変わってもおいしく食べられるので多少の保存がききます。

イシモチの煮つけのレシピ

下処理済みのイシモチに生臭さを消すために霜降りをします。調味料は酒、砂糖、醤油、塩を使います。砂糖は粗目を使うとコクが出やすくなります。お好みでスライスした生姜を入れて煮込むのもおすすめです。火を通したら一度冷まし食べる直前に再び煮ると一層味が染み込みます。霜降りの方法は動画を参考にしてみてください。

イシモチのおいしいレシピ10選 / イシモチの真薯

イシモチの真薯は骨まで無駄なく使う

真薯はすり身に卵白などを加えて練り物状にしたもので料亭などでは椀物として提供される料理です。練り物に最適なイシモチの身は真薯にも適しています。また汁の出汁にはイシモチのアラを使います。内臓以外は捨てることなく存分にイシモチを味わえる料理です。上品な椀物でイシモチを味わってみるのはいかがでしょうか。

イシモチの真薯のレシピ

イシモチは骨を取り除き卵白、山芋、塩、醤油、酒と一緒に練り合わせます。成形し蒸し器に入れ15分ほど蒸します。鍋で血合いを取り除いたアラ、昆布を使って出汁をとります。出汁がとれたらそれらを取り除き酒、醤油、塩で味付けをし蒸された真薯を入れて出来上がりです。場合によって旬の野菜を入れたり、仕上げに柚子皮を一欠片散らします。

イシモチのおいしいレシピ10選 / イシモチの唐揚げ

イシモチの唐揚げはおつまみにぴったり

イシモチのようにしっかりとした食感をもつ白身魚は唐揚げでもおいしく食べることができます。特に揚げたては身がホクホクしていてビールなどのおつまみとしても人気があるようです。揚げているそばからついついつまみ食いしてしまいそうな唐揚げの簡単レシピを紹介します。

イシモチの唐揚げのレシピ

イシモチは下処理をし塩、コショウで下味をつけ片栗粉をまぶします。1匹そのまま豪快に、ぶつ切りに、お好みで大丈夫です。食べる時は骨にだけ注意してください。骨が気になる場合は3枚におろしたものを使いましょう。軽くレモンを絞って身の風味を楽しむのもよし、甘酢あんかけを作り唐揚げと絡めて中華風にして食べても間違いありません。

イシモチのおいしいレシピ10選 / イシモチのムニエル

イシモチのムニエルは白ワインにぴったり

イシモチの白身とバターの好相性の魅力を存分に味わえるのはムニエルがぴったりです。ふっくらと香ばしく焼き上げたイシモチの表面にバターの風味を閉じ込めます。思わず白ワインが欲しくなるメニューです。

イシモチのムニエルのレシピ

イシモチは3枚におろしたものを塩とコショウで下味をつけ小麦粉をまぶします。フライパンにオリーブオイルとたっぷりのバターを入れて沸き上がるバターで包むように皮面から焼いていきます。ケッパーを入れるとケッパーの酸味が程よいアクセントになります。仕上げにレモン汁をささっとかけていただきましょう。

イシモチのおいしいレシピ10選 / イシモチの炊き込みご飯

イシモチの炊き込みご飯は鯛飯にも負けない美味しさ

イシモチの炊き込みご飯は、イシモチとご飯を一緒に食べられる一番てっとり早い調理法ですが、それだけではありません。ふっくらと炊き上がったご飯とイシモチのほくほくの身は魚の炊き込みご飯の王道である鯛飯に匹敵する美味しさです。釣り人の間ではこの炊き込みご飯が結構人気があるようです。余裕があればぜひ土鍋を使いましょう。

イシモチの炊き込みご飯のレシピ

下処理したイシモチを生のまま炊いても美味しく食べられますが、その前にイシモチに軽く焼き目を付けてからご飯と一緒に炊くと香ばしさも出て美味しいとされています。調味料は酒、醤油のみで刻み生姜を入れると香りがアクセントとなり味わいに奥行きが出ます。最後に青じそを散らして爽やかさを加えてあげるのもおすすめです。

イシモチのおいしいレシピ10選 / イシモチのさつま揚げ

イシモチのさつま揚げはビールによく合う

練り物の原材料の中で高級魚として位置付けられているイシモチ。そのイシモチだけで作るさつま揚げが美味しくないはすがありません。少々手間もかかりますがその分揚げたてのイシモチのさつま揚げを食べることができます。出来上がったらビールを片手に豪快にかぶりつきましょう。ジューシーな口当たりがくせになります。

イシモチのさつま揚げのレシピ

下処理をし骨と皮を取ったイシモチを塩、砂糖、酒、みりん、卵とともにフードプロセッサーにかけます。タネを形成し、170度の油で揚げます。タネに刻んだ紅生姜や、人参、枝豆などの野菜を入れると食感に楽しさが出ます。出来立てはぜひそのままで食べてみましょう。イシモチのまた違った美味しさを堪能できます。

イシモチのおいしいレシピ10選 / イシモチの干物

イシモチの干物はたくさん釣れたときなどにおすすめ

イシモチがたくさん釣れてしまったなどそんな時は保存もできる干物がおすすめ。しっかり塩分を含ませてあげれば冷蔵でも1週間はもちます。干物にすることで旨みが凝縮されて普通に塩焼きで食べるよりおいしいとも言われています。またこのイシモチの干物は韓国では贈答品やお盆や旧正月のご馳走として現在も食されています。

イシモチの干物のレシピ

イシモチは下処理をしてさらに腹の中の血合いをきれいに取り除きます。この時歯ブラシを使うと効果的です。その後、海水よりも少し塩辛いくらいの塩水に30分ほど漬けます。取り出した身をキッチンペーパーを使って水気をよく拭き取ります。あとは風通しの良い場所に干してあげるだけで、表面がべたつかなくなる頃が仕上がりの目安です。

イシモチのおいしいレシピ番外編/ イシモチを生で食す①

イシモチの刺身は簡単に味わえない幻の味

イシモチの刺身は白身界でも指折りの美味しさを誇ると言われています。がしかし簡単に味わえない存在です。鮮度の落ちが早いため自らの手で釣り上げ活き締めと血抜きをして初めておいしく生で食べることができるのです。刺身用にしたサクは死後硬直がほぐれる2日後くらいがおすすめです。濃厚で甘みの出る最高な白身を体験できます。

イシモチのおいしいレシピ番外編/ イシモチを生で食す②

イシモチの刺身は昆布〆にも

一手間加えて昆布〆にしてみるのもおすすめです。昆布の旨みとイシモチの上質な白身の相性の良さは言うまでもありません。軽く塩をした身を冷蔵庫で15分ほど寝かせ、酒で汚れをとった感想昆布を腹側にあてラップで包みさらに冷蔵庫で30分ほど休ませて出来上がりです。わさび醤油もいいですがポン酢もとてもよく合います。

イシモチの刺身はなめろうにも

イシモチの刺身をなめろうという房総半島の漁師が始めた郷土料理でいただきます。基本的に青魚で作ることの多いなめろうですが、刺身用に処理されたイシモチの濃厚な味はなめろうの調味料にも味負けしません。刺身を味噌、酒、大葉、みょうが、ねぎと一緒にねばりが出るまでたたきます。ご飯に合うことはもう想像がつきますね。

イシモチの刺身はをしゃぶしゃぶにも

しっかりと活き締めと血抜きをされた良質な身が手元にあるなら、しゃぶしゃぶにするのもおすすめです。昆布で出汁をとった鍋にさっとくぐらせてポン酢でいただきます。身の甘みが口の中に広がります。最後に余った鍋の汁で雑炊にしてあげるのもお忘れなく。この時、アラで出汁をとってあげるとコクが出てよりおいしく味わえます。

イシモチを釣ったらぜひおいしく料理してみましょう

いかがでしたか。イシモチがいろいろな調理方法で活用できることがお分かりいただけたかと思います。何より声を大にしてお伝えしたいのは「上品な白身を味わえる」ということ。ぜひイシモチが手に入ったらおいしく調理をして、ふっくらした身を堪能してみてください。