そもそもアジの種類はどれだけいるの?
そもそもアジはざまざまな個体種がいて、その数は何と50種類になると言われています。しかしマアジ以外は知られておらず、中にはアジはマアジだけだと勘違いする人もいます。そこで今回マアジ、マルアジ、ムロアジの3種類の違いと特徴を知っていきましょう。
アジの基本の生態と旬について知っておこう。
では3種類のアジの仲間の詳細を知る前にアジの基本的な事を簡単に触れます。アジは世界規模に多くの種類がおり、日本でも南東諸島沿岸に生息しています。沿岸の岩礁やサンゴ礁に居れば砂泥底周辺に生息したり、沖合いを回遊したりと色々です。
魚の中では遊泳力は非常に高く、動きは素早いので簡単には捕まりません。食性は肉食性であり、小魚・甲殻類・貝類・頭足類等の小動物を食べています。旬は5月~7月と言われています。では次からそれぞれ種類別に紹介します。
あまり動かないマアジ
マアジと言えばアジの代表格ですが、実はアジの中ではあまり動かないと言われています。マアジはスーパーでも見かけている人も多いですが、そんなマアジはどこに生息しているのか等知らない人も多いです。マアジについて知っていきましょう。
生息場所
マアジは釣りでも人気がある位年中取れる魚です。しかし主な生息場所は暖かい海を好みます。その為に生息地は常に回遊して探すタイプと暖かい海の近くの岩礁に居たりします。深海や浅瀬にもいたりします。
釣れる時期
マアジの釣れる季節としては4月から7月が旬と言われています。ただこれは住み着いている場合であり、回遊の場合は違います。回遊の場合は九州の3月頃に始まり、そこから4月頃に駿河湾沖、房総沖は5月頃そして9月の三陸沖となっています。
別名
マアジの別名というと言うとやはり有名な呼び名は「アジ」です。アジといえば多くの人がマアジを指差す位知られています。アジ=マアジという認識が今や一般常識ともされているのがマアジの別名でもあります。
特徴
最後にマアジの特徴を紹介しましょう。まずは体です。体は背中は暗い緑色で側面は金色、腹側は銀白色と部分で分かれている。ただ沿岸の岩礁に住み着くのは少し黄ばんでいるに対して回遊しているのは黒ずんでいます。
体格も沿岸のは体が高いタイプが多いのに対して回遊は居着き型と呼ばれる細長い。また尾ビレの前にはトゲのようなウロコがあるが、鱗自身全体的に柔らかく薄い。エサは主に動物プランクトンや甲殻類等を食べている。
マルアジについて
では次にマルアジについて紹介しましょう。マルアジはムロアジの仲間のアジです。日本ではなかなかお目にかかる事と思いがちですが、アジやマアジとして売り出されています。釣り人の間ではぜひ一度は釣り上げたいアジとして人気です。
生息場所
マルアジの生息場所としては広範囲で本州中部から南の南日本や南シナ海などに生息していると言われています。その為に日本でも釣り上げる場所が限られている事から手軽に釣れるアジと言われているです。
釣れる時期
釣れる時期は年中の魚ではありますが、特に脂がのっている時期として知られているのが秋から春だと言われています。マアジと比べても価格も安いので実際多くの人がアジとして購入している魚に入っている事が多いです。
別名
マルアジの別名は「青アジ」です。マルアジの別名が青アジという名前がついたのは背面の色が日に当たると青く見えるから青アジという別名が付いています。またマアジは「赤アジ」とも呼ばれていて、それで区別する人もいます。
特徴
マルアジの特徴は身体からあります。まず頭部の鱗は眼の前縁辺りまで覆っています。そして尾びれは淡い黄色か暗黄色であることが多いです。マルアジの胸びれは長いのが特徴です。ムロアジとの区別しやすい所です。
またマルアジは体高が高く、側線も曲がっているだけでなく離鰭があるのでマアジとも区別ができます。エサは小魚や小さな甲殻類をメインに主食としています。またマルアジは沖合で群れで回遊している事が多いです。