マアジ、マルアジ、ムロアジの違いと特徴!見分けかたも紹介!

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最後に紹介するのはムロアジです。先ほど紹介したマルアジはムロアジの仲間の一種です。主に50cm前後になるのでアジの中では比較的大きなアジでもあります。そんなムロアジについて紹介していきましょう。

生息場所

マルアジの生息地としては秋田県以南もしくは太平洋では北海道以南という風に広範囲で回遊魚として生息しています。また日本以外にもハワイや赤道付近にいたりします。主に温暖の海のエリアを回遊しています。

釣れる時期

ムロアジが釣れる時期としておすすめが旬である夏場がおすすめです。また7月~12月の間もよく出回る事があります。東京では評価が低いムロアジですが、伊豆大島などではアジの料理によく提供されている位旬の夏場は美味しいです。

別名

ムロアジの別名ですが、主にアカゼ、アジサバ、マムロ、モロといったように釣り上げた場所によって別名が色々あります。また他にもキンムロ等もあるので、釣り上げた時に名前の認知違いは起きる事もあります。

特徴

最後にムロアジの特徴です。ムロアジの最大の特徴は標準体長40cmという大柄な体格です。そしてマアジに比べスリムな紡錘形が特徴です。マアジと並べると大きさは一目で分かる位の違いがあります。

ムロアジの稜鱗は側面の四分の三を持っています。また他のムロアジの仲間との区別として体側には黄色い縦帯が1本ある事、更に尾ビレの上葉が黄色く、下葉は赤みを帯びた淡灰色が特徴なのがムロアジです。

それぞれのアジの見分け方

3種類が分かった所で次はいざ3種類を釣り上げた時の区別の仕方を紹介していきましょう。体格に関しては各アジの中では触れていますが、さらに分かりやすくここでもまとめていきます。3種類が釣れることがなくてもこれがマアジなのか、マルアジなのかムロアジなのか分かります。

体型の違い

最初に体格の違いを紹介します。体格としてマルアジとムロアジはスリムな紡錘形つまり平たい感じです。それに対しマアジは丸みがあり側線カーブもあります。その為に平たい感じがムロアジとムロアジの仲間、丸みがあるのがマアジと言われています。

大きさの違い

次に大きさについてです。大きさは主にムロアジが大きく、マルアジとマアジがくるいう感じです。基本的にムロアジは40cmが一般的で最大でも50cmとなっています。なのでアジにしては大きいと思ったら大半はムロアジであることが多いのが特徴です。

色の違い

そして最後は色の違いです。まずマアジとマルアジでは「赤アジ」と「青アジ」と呼ばれていますその大きな理由が側面や断面を日に当ててみた時の色合いからついています。基本的にムロアジは体格で分かりますが、マアジとマルアジは側面や断面の色で区別します。

3種類のどのアジも使う事が出来るおすすめ料理レシピ

ではここはアジを使った料理を紹介しましょう。3種類のどのアジを使っても美味しく食べれる料理レシピばかりですので、ぜひアジを釣り上げた時に作ってみるといいです。今回は一般的に知られているアジ料理をメインにしています。

アジのなめろう

では最初に紹介するアジ料理は、「アジのなめろう」です。アジの名産地である伊豆大島でもアジのなめろうは旬の時期の看板メニューでもある人気のメニューです。獲れたてのアジだからこそ味わえるなめろうはお勧め料理です。

  1. アジ(3枚おろし)120g、ネギ半分、生姜大1かけ、味噌大1、青じそはあれば2枚あるとより美味しく出来上がります。最初にネギ、生姜はそれぞれみじん切りにしておきます。
  2. あじは、まず細切りにした後粗みじんに刻んでいきます。あじがある程度細かくなったら、2本の包丁で細かくたたいてさらに細かくしていきます。
  3. 1本の包丁でやる時はかなり細かく切るといいです。あじが細かくなったら、上にねぎ、しょうが、みそを乗せていきます。あじに香味野菜とみそを練りこみ、さらに包丁で叩いていきましょう。
  4. 数回に一度全体を混ぜるようにしながら、なめらかになるまでしっかりと叩きあげましょう。そして青じそが盛り付けられているお皿に盛り付ければ完成です。

アジの唐揚げ

次に紹介するのはアジを丸々一匹使ったアジの唐揚げです。ムロアジはすこし大きいので半分に切ってあげる方がいいですが、マアジであればまるまる一匹で揚げて食べる事が出来ます。では作り方です。

  1. アジ1匹、塩麹大3、柚子胡椒大1、片栗粉適量、揚げ油適量、レモンはあればより美味しく食べれます。最初に味を付ける為にジップロックなどの袋に、アジと塩麹そして柚子胡椒を入れて冷蔵庫で一晩寝かせておきます。
  2. 一晩寝かせた袋に片栗粉を入れて、大きく振っていきます。片栗粉がしっかり全体についたら中温の油で温めた鍋にアジをそのまま入れて行きます。
  3. こんがりきつね色になった所で揚げたてとしてあげます。そしてにレモンを絞って頂くとアジの唐揚げは更に絶品になって美味しくなるのは間違いないでしょう。

アジフライ

最後に紹介するのはアジフライです。アジ料理といえばこれだという人も多い人気の料理です。また出来立てが美味しいですが、釣り上げたアジで作るとまた味が違います。唐揚げとはまた違うアジの揚げ物料理でもあります。

  1. 2匹、塩コショウ適量、大葉(お好みで)4枚、水大2、小麦粉大3、卵1個、衣用パン粉適量あれば中身がふっくらして衣もサクサクな美味しいアジフライが出来ます。
  2. 鯵を三枚に卸し、小骨を抜いておきます。そして水、小麦粉、卵を合わせてタッパー液を作っておきます。パン粉もトレイに出しておきましょう。
  3. 鯵に軽く塩コショウで下味をつけていきます。そしてアジの下アジがついたら大葉を敷きます(大葉が不要な時はいらないです)
  4. 鯵をバッター液につけ、パン粉をつけます。パン粉を付けるときは手で押し付けるようにつけます。
  5. 180度の油で揚げていきます。そして衣がきつね色になったら、油からあげて、油をよく切れば完成となります。

アジの種類の違いをマスターしてその魅力を楽しもう

3種類のアジの見分け方とアジを使った料理を含めて紹介しました。アジの種類は50種類近くいると言われています。今回は釣りでも人気の3種類をすぐに見分けられるようにしてみました。美味しいアジを活用できる料理を含めて見分け方を簡単にまとめてみました。