多くの素材は紫外線に弱い性質を持っているため、扱いが難しいです。この中でも一番使いやすいアシストラインはPE製のものだと言えるでしょう。紫外線には強く、強度もそこそこ強いという特性を持っているからです。
セキ糸
これは、アシストラインとフックを繋いで固定するために使います。これもいくつか素材の種類が存在して、それによって強度や特性が違ってくるものです。もっともスタンダードなのは、ナイロン製のものでしょう。他にも、ケブラーやダイニーマという強度に優れた素材が存在します。
このセキ糸での固定には接着剤を使用します。接着剤を使用するときに置いてとても重要なのが浸透率です。ナイロン製のセキ糸は接着剤を使用した際の浸透率が一番高く、強度においてもそれほど心配する要素はないため、一番スタンダードとして使われています。
瞬間接着剤
瞬間接着剤は、アシストフックをより強固にするためにも重要な要素です。こちらを用意する際には、必ず液体タイプの接着剤を選ぶのをオススメします。液体タイプは、その他のタイプのものと比べて上手く浸透するため、効果的です。
熱収縮チューブ
こちらは、フックとアシストラインを固定するセキ糸の上に被せて補強するために必要です。こちらをその固定部分の上に被せたあと、ドライヤーを当てると収縮してチャー部自体が固定部分に吸着します。ドライヤーを当てるときのポイントは、いきなり近くから当てるのではなく、遠くから徐々に当てるのがポイントです。
ソリッドリング
こちらは、アシストラインの端に取り付けるリングです。こちらのソリッドリングはアシストフックのパーツの中でも特に消耗が激しいパーツになります。そのため、メーカーなどが出している大容量パックを最初に購入することをとてもオススメします。
自作アシストフックの作り方
アシストフックの製作に必要なものを揃えたところで、次は製作方法についてです。アシストフックを製作したことがない人には、とてもハードルが高く感じられるかも知れません。しかし、とにかくやってみることが重要です。慣れてくると、一度で何個も作れるようになってきます。そこまで難しいものでもないので、ぜひ挑戦してみてください!
アシストラインのカット
まずは、アシストラインのカットについてです。この工程はアシストフックの長さを決定するのに重要な工程になります。長さを決定する要素はいくつかあります。まずは、単純に好みの長さにすることです。他にも、対象の魚はどのようなものを想定しているのか、そして、ジグのどの部分に取り付けのかです。
ジグのフロントの部分に取り付けるならば、長めにカットしましょう。リアに取り付けるならとても短めにカットしましょう。カットする際に用意するものは、いうまでもありませんが、ハサミです。断面が綺麗になるようカットしやすいハサミを使うことをオススメします。
ラインとフックの固定
さて、続いてはアシストラインとフックの固定です。ここは、アシストフック全体の強度に関わってくる部分ですので、しっかりとラインとフックを固定しないといけません。まずやることは、フックの穴の部分にラインと通します。1センチ弱ほど余りが出るように通すようします。
その後、セキ糸を余った部分にぐるぐると巻きつけます。この時に出来るだけ均等になるように巻きつけます。その後、完全におおうことができたら、接着剤をつけてさらに強固に固定します。接着剤が乾いて固まりましたら、その上から熱収縮チューブを被せます。最後にドライヤーの熱でチューブを収縮させたら完了です。
ラインとリングの固定
最後の工程は、ラインとソリッドリングの固定です。この固定の仕方にはいくつかのやり方が存在します。まずは、ラインとリングを結んでしまうやり方です。もう一つは、セキ糸を使って固定してしまうやり方です。前者は、ライトジギングなどの際に使います。後者は、ラインを長めに取る際などに有効な手段です。
他にもニードルを使って通すやり方が存在します。用意するのは、アシストフックの製作に専用で使うニードルと呼ばれるものです。これを行うには、アシストラインの中に入っている芯を抜く必要があります。芯を抜いた後は、ニードルにラインを通してリングに固定することができます。
アシストフックを自作するメリット
これまでアシストフックに用意するものや政策の具体的な方法について紹介してきました。アシストフックは意外と簡単に作れることを理解されたと思います。アシストフックは市販ものを買うと、長期的にかなりのコストがかかります。しかし、自作できるようになれば、そこにかかる費用を大幅に抑えることができます。
もちろん初期費用には歩いていどかかる部分はありますが、そんなに高いコストがかかる心配はありません。何より、自作できるようになれば、釣りに対する楽しみ方も一つ増えると思います。ここでは、そんなアシストフックを自作するメリットについてお伝えしたいと思います。