メタルジグってなに?
メタルジグとは「金属」を素材にして作った疑似餌です。金属を素材にしているので重量感がありターゲットのポイントまで飛ばすことが出来ます。ターゲットは幅広く、ブラックバスからシーバス、フラットフィッシュと呼ばれるヒラメなどにも利用されます。
メタルジグとは
メタルジグは金属の疑似餌です。重量があるので飛距離を稼ぎ、海底までしっかりと沈めることが出来ます。溶解し型に流し込んで作るタイプ、鉄板から切り出すタイプがあります。ホログラムを貼ってキラキラ感があったり、ターゲットの好むカラーリングが施されています。
メタルジグを使う場面
メタルジグを使うタイミングはターゲットの食い気が立っているときに使うと効果が高いです。食い気が立っている明確な兆候は、小魚が追い詰められて海面を飛び跳ねるよ様に逃げ惑う「なぶら」状態、小魚を追って接岸する朝夕の「まずめ」の時間帯です。
メタルジグのタイプは3種類
メタルジグには大きく分けて3種類の形状で分類することが出来ます。左右の形状が違うタイプ。長さが特に短かったり長かったりするタイプ。そして形状がストレートなのか平ぺったいフラットタイプという分類です。
左右非対称のメタルジグ
メタルジグは左右対称が基本形です。水の抵抗が均一に当たるので落ち着いたスイムで魚にアピールができます。対して左右非対称は、水流に揉まれ大きく左右に揺れる激しいアクションが可能になります。
ショートタイプのメタルジグ
ショートタイプのメタルジグは、その名の通り長さが短いのが特徴です。短くする理由はマッチザベイト。捕食する魚により近づける為に短くします。全く逆に丈を長くしたロングタイプというメタルジグもあります。
ストレートとフラットのメタルジグ
ストレートタイプはワカサギの様なスッとした形状のメタルジグです。基本形で非常に多くの種類が存在します。フラットタイプは、水の抵抗を大きく受けゆっくり沈むタイプのメタルジグです。ゆっくりフォールしていくのでスロータイプなどとも呼ばれます。
青物におすすめメタルジグ5選
青物をメタルジグで狙うなら基本は青とピンクが好反応です。これは定番なので必ずケースに入れておきたいカラーです。サイズはやはりマッチザベイト!接岸している小魚の大きさに合わせるのが鉄則です。
闘魂ジグ
ショアジギングのメタルジグ選びでは絶対に欠かせない闘魂ジグ。一定のスピードで巻き続けるだけのダダ巻きでも釣れる魔法のようなメタルジグだと評判です。青物にも絶大な効果を発揮するセットで持っていたいジグです。
カラーリングは9種類
闘魂ジグのカラーは9種類あります。青物が好反応を示すブルー系にはリアルマイワシと、ややアピールを抑えたカラーのシャインブルーです。ブルーと並んで好反応を示すピンク系は2色がノミネートしています。
オーナー針撃投ジグレベル40gブルピン
オーナー針のブルー×ピンクのストレートタイプのメタルジグです。ストレートタイプなので空気の抵抗が少なく飛距離が稼ぎやすい特徴があります。水の中でも抵抗が少ないので、早くフォールしていきます。あっさりとフォールしてしまうのでややアピールが少ないイメージです。
へこんだ部分にグローが塗装
このジグにはお腹に凸凹が仕組まれています。その凸凹がフォールの時に小さなローリングアクションを生み出します。そしてへこんだ部分にはグローが塗装されています。グローとは海中でほのかに光る塗料。エビや小魚の姿を模した光です。
メジャークラフト ジグパラ ショー 30g ブルーピンク
メジャークラフトのジグパラです。アングラーの中では非常に有名なメタルジグで超定番のモデルです。背中は濃いブルーです。短めのショートタイプでベイトが小さい春先などに活躍するタイプです。始めてショアのジギングに挑戦する方は持っていて間違いないアイテムです。
ジグパラは種類が豊富
ジグパラのメタルジグは非常に種類が豊富です。長さはマイクロからショート、セミロング、ロングとクラス分けされています。ベイトサイズに合わせて細かくジグを設定することが可能で、ジグパラしか使わないアングラーがいるのも納得です。
マリア ショアトリッカー 25gピンクイワシ
マリアのショアトリッカーです。ひらひらとフォールする姿が特徴的です。ピンクは青物が好反応を示カラーの代表格です。アシストフックが標準装備されたタイプなので購入したらすぐに使うことが出来ます。
フォールがなぜ釣れる?
多くのジグがフォールに拘っています。フォールは上から落ちていくルアーアクションです。魚は本能的に上から落ちてくるものに反応を示します。海底付近の魚は目玉が上を向いて常に上を意識しています。回遊する青物も同じ傾向がはっきりとあります。
ニトロ 80g カタクチ
ニトロシリーズのカタクチイワシモデルです。一見では分かりませんが左右非対称のモデルで、小刻みに激しいイレギュラー的なアクションを繰り返します。フォールは重心がズレるので斜めに不規則に落ちていきます。
リアルなカタクチイワシ
マッチザベイトはルアー選びの基本です。カタクチイワシは青物が食べる代表的なベイトの一つです。多くのメーカーがカタクチイワシを模したジグを発表しています。お腹にピンクのカラーをアクセントに配しうろこのキラキラ具合が良い感じです。
ヒラメにおすすめメタルジグ5選!
ヒラメは砂地の海底に多く生息しています。そんなヒラメのヒットゾーンはボトムよりやや上です。このゾーンを的確に狙い撃つためにはゆっくりとフォールしていくフラットタイプのメタルジグがおすすめです。
ヒラメは頭から食ってくる
ヒラメはベイトを頭から食ってきます。ガツンと一飲みでベイトを飲み込んでしまうのです。そのため、長い距離を追ってくることはありません。出来るだけ頭のすぐ上にメタルジグを通してやることが重要です。
HIRAMEKIJIG 40g アカキン
ヒラメの大好きなカラーがレッド×ゴールドです。釣果実績が非常に高いカラーこの定番のあかきん。ぜひ押さえておきたい逸品です。飛距離とフォールと、ダダ巻きに拘った設計で高レベルなメタルジグです。
メタルジグは重いからすぐ沈む
メタルジグは重いから飛距離を稼ぐことが可能です。ただしヒラメのようにサーフに住み着いている魚の場合、水深が浅いことが多くフォールで誘うことが難しいい。そこでストレートよりもややふっくらとした水の抵抗を受けやすいジグが主流です。HIRAMEKIJIG 40g アカキンも完全なストレートではありません。
シマノ熱砂 スピンビーム32g チャートキャンディ
シマノがサーフでヒラメを釣るためだけに開発したモデルが熱砂シリーズです。狙ったポイントまで飛ばす飛行性能と潮の流れが速い状況でもしっかり底が取れる!シマノの本気がつまったアイテムです。
ヒラメを狙うなら何グラムのジグがいい?
ヒラメを狙うならキャストの飛距離が釣果に直結するといっても過言ではありません。ヒラメのいるポイントまでかっ飛ばすのです。そのためには重さが重要。飛距離とフォール、アクションを総合すると30~40gが一般的です。シマノ熱砂スピンビームは32gとベストサイズ!
スローブラットキャスト オーバル30g
フォールに特化したモデルがコチラ。ゆっくりとフォールする事でヒラメに猛烈チャージをします。フォールは食わせる絶好のポイント。フリーフォールからテンションフォールまでアングラーの意思に従い絶妙なアクションを織りなします。
メジャークラフト ジグパラ スロー JPSLOW 40g
ジグパラのフラットモデルです。こちらもフォールに意識を集中したタイプです。重心がややリア寄りに設定されたことで飛行の姿勢が抜群に安定し飛距離のアップが期待できます。ヒラメのポイントまで飛ばす事が可能。
前後ともにアシストフック
ジグパラのスローは前後共にフックがアシストフックです。アシストフックは魚がアタックしてきた時のフッキング率をアップさせるための重要なアイテム。通常は前だけにアシストフックですが、フォールに拘ったスロータイプは前後共ににアシストフックを付けます。
サンティス40 #ST40-006 玉彩
より遠くへより深くディープへというコンセプトで開発された新タイプのメタルジグです。メタルジグの遠投性とスプーンの様なフォールアクション、スピンテールジグのフラッシングという要素が盛り込まれています。動くものに好反応を示すヒラメの捕食スイッチに直撃します。
ヒラメを釣りたい方にはこちらの記事もおすすめ!ヒラメ釣りのワームに特化した記事です。
メタルジグセットおすすめ5選!
メタルジグのセットを紹介します。メタルジグは一色あればOKとうものではありません。ベイトが変わればそれに合わせなければなりませんし、潮の流れや濁りの状況、果ては天候による日照の具合まで検討しなければなりません。それらに対応していくにはセットで購入するのが近道かもしれません。
メジャークラフトSLIM10g厳選セット! 10g
メジャークラフトのスリムタイプのメタルジグを5個セットにしたものです。5個セットなのでお得感はグンッとUPしてます。カラーは定番のアカキン、アオギン、ピンキンが抑えられています。ローテーションが組みやすいカラーが厳選されています。
オルルド釣り具 メタルジグ10個セット
オルルド釣り具は非常に安価でコストパフォーマンスの高いルアーセットを販売することで有名なメーカーです。驚くほど安い価格ですが品質は問題ありません!どうしても根掛などでロストしてしまうメタルジグ。安価で沢山手に入るオルルド釣り具はアングラーの強い味方です。
メタルジグセット 14g/21g/28g/のグラムごとに9個
メタルジグの重さは重要です。重ければ飛距離が大きく伸びます。ところが重ければ良い訳ではなく、沈むスピードやアクションの出方、巻き上げたときの重さや魚が食いついた瞬間の違和感まで重さによって違ってきます。数グラムの差ですが釣行を重ねるうちに違いが分かるようになります。
夜光で光る!フラットタイプ5色セット
フラットタイプの5色セットです。このセットは夜光性になっているのが特徴です。多くの魚は人間のように多くの色を見分けることが出来ません。しかし光の濃淡はとても感度が良く好反応を示します。魚の活性は高いのに乗り切らない!そんなときには夜光のメタルジグのアピール力が絶大な効果を見せることがあります。
HI-DRA メタルジグ 14g 5色セット
HI-DRAは大阪にあるマルシン漁具が手掛けるジグのブランドです。抜群の遠投性と魚へアピールするカラーリングには定評があります。左右非対称でスイムのたびに不規則に波動を起こし存在感をアピール。時合に攻撃を仕掛けるならハイパフォーマンスの左右非対称がおすすめ!5色セットです。
メタルジグの使い方・基本のアクション
メタルジグを使ったアクションを紹介します。メタルジグは疑似餌なので必ず何かの動きを与えてやらなくてはなりません。基本的にはキャストして狙うレンジまでフォールさせる。その後巻き上げるという動作を繰り返します。巻き上げの時にロッドでジグにアクションを付けて魚を誘います。
ジャガジャガ巻き
ジャガシャガ巻きとは名前の通りジャガシャガとロッドを煽ってジグにアクションを加える方法です。ロッドを大きく動かし続け大きなアクションをジグに与えます。魚の活性が高いときに特に有効で、とにかく魚にジグをアピールさせることができます。
リトリーブ
リトリーブは日本語にするとダダ巻きです。大きなアクションを付けるジヤガシャガ巻きとは正反対です。一定のリズムで巻き続ける事でナチュラルに魚を刺激。食いが渋いときや派手なアクションには反応が薄いときには試してみたい方法です。緩急を付けずに丁寧に巻き続けるのがポイント。
フォール
フォールとはメタルジグが落ちていく様を表現した言葉です。魚は本能的に上から落ちてくる物に好反応を示します。キャストして着水した時の他に、ロットを大きくシャクル事でメタルジグを浮き上がらせフォール演出を作ることも出来ます。フォールは魚が食いつく事が多いチャンスゾーンです!
ワンピッチジャーク
ワンピッチジャークとは小刻みに小さなロッドアクションを繰り返す方法です。30㎝程度の幅でロッドを動かします。1度のロッドの動きに対しリールも1回転させます。同じテンポを繰り返すリズムが大切で緩急を付けない方が良いです。ジグは小さく浮いたり沈んだりギザギザな動きでアピールします。
メタルジグに合うアシストフックは?
アシストフックとは極太のラインの先にフックがついたものです。青物や平目のように頭やお腹に食いつく魚は通常のトリプルフックではフッキングしないことがあります。フッキング率を高めるためにアシストフックを使います。通常は後ろにトリプルフック。前にアシストフックです。
おすすめのアシストフック①「ジグパラ」
コチラの商品はメジャークラフトのジグパラに付くアシストフックです。ジグメタルを販売するメーカーからは、最もスイムが良くなるように設計されたアシストフックが販売されています。先ずはメーカーを合わせるのが鉄則です。
おすすめのアシストフック②ダブルフック
こちらはがまかつ製のダブルフックです。フックにはシングルとダブルがあります。がまかつは言わずと知れた釣り針の最高峰メーカー。針だけはがまかつ製を使う!そんなベテラン釣り師が多くいます。