ペニースケートボード5つの魅力
ここでは、ペニースケートボードの5つの魅力について迫りたいと思います。ペニースケートボードは、現在では若者を中心に大人気を獲得したスケートボードです。スケートボードと似ていますが、違う点も多く、さらにデザインやカラーリングもポップなものが多いので、それらの点が若者にウケる大きな要因かもしれません。
①一般的なスケボーの約半分の軽さ
ペニースケートボードは、一般的なスケートボードに比べて軽くなっています。また、デッキの長さも格段に違います。一般的なスケートボードのデッキが長さ約80cmであるのに対して、ペニースケートボードはほとんどが55cmほどになっています。
重量に関しては、前者が約4kgほどで、後者が2kgほどということなので、ペニースケートボードは約半分ほどの軽さになっています。そのため、女性や子供でも楽々と持ち運べたり、使用することが可能です。また、スケートボードの入門としてもとても便利です。
②デッキがプラスチック素材で耐久性が高い
このペニースケートボードは使われている素材が基本的にプラスチックになっています。普通のスケートボードは木製のものが多いですが、このプラスチックを使うことによって耐久性が高くなります。プラスチックは、適度に曲がったりすることができる素材なので、簡単に割れてしまうことはありません。
③ソフトウィールで快適・速く走れる
ペニースケートボードには、基本的にソフトウィールが使われています。まず、ウィールとは、スケートボードの車輪の部分です。この部分にどのような素材のものを付けるかで、走り方が変わってきます。ソフトウィールとは、特殊な柔軟性の高いゴムで作られたウィールのことです。
このソフトウィールは、デコボコした道路などの荒れた場所でも、衝撃を吸収してくれます。この衝撃吸収により、スピードを落とすことなく、快適にボードを走らせることができます。特に、ペニースケートボードは、トリックなどをすることは想定されていないので、ソフトウィールの利点が最大限に発揮されます。
④自分好みの組み合わせができる
ペニースケートボードは、多種多様なデザインのデッキが存在しています。基本的にポップなカラーリングものが多いように思われます。さらに、デッキやウィールなどの部分ごとの部品も色んなデザインのものが存在しますので、部品ごとに自分好みのものを揃えてオリジナルにカスタマイズすることもできます。
⑤ダイエットにもなる
スケートボードにも言えることですが、ペニースケートボードはスケートボードよりも一回り小さく、乗りこなすには体幹の筋肉をかなり使うことになります。そのため、ペニースケートボードをスイスイ乗りこなす頃にはシェイプアップした理想的な肉体になっているかも知れません。
ペニースケートボードの歴史
ここでは、ペニースケートボードが如何にしても誕生したのかについて紹介したいと思います。現在では、若者を中心に大人気のペニースケートボードですが、ここまで至るにはどのような経緯があったのでしょうか。そして、スケートボードとは別物であるこのペニースケートボードはどのような発想から生まれたのでしょうか。
オーストラリアで誕生
ペニースケートボードは、オーストラリアに拠点を置くペニー社によって開発されたスケートボードです。この大人気スケートボードを開発したのは、同国出身のベン・マッケイ氏という方です。彼の長きに渡る研究と試行錯誤の結果に生み出されたのが今のペニースケートボードと言われています。
彼は、トリックメイキングではなく、ライドするだけで楽しいスケートボードの開発を目指しました。70年代のロケット型デッキから着想を得て、材質もプラスチックにこだわることによって、スケートボードの走行性を遥かに上回る現在のペニースケートボードが完成しました。
ペニースケートボード22インチ・27インチどう選ぶ?
ペニースケートボードには、大きく分けて22インチと27インチの2種類のサイズがあります。ここでは、このサイズ選びの際の注意点について紹介します。ここさえ押さえていれば、あとは基本的にデザインで選ぶのみになります。そのため、自分に合うサイズを考えておくのはとても重要です。
22インチは安定性は低いけどコンパクト
22インチは、縦が57cmで、横が15cmになります。このサイズは、とてもコンパクトなので、持ち運びに便利です。そのため、出かける際などに携帯しやすく、見た目も可愛いです。デメリットとしては、コンパクトである分、安定性が低いという点です。そのため、初心者には最初に乗りこなすのが難しいかも知れません。
27インチは少しかさばるけど安定性が高い
27インチは、縦が68.5cmで、横が19cmになります。22インチよりも一回り大きく、安定性はこちらの方が高いです。そして、27インチであれば、トリックをすることも可能です。しかし、少しかさばるのが難点とも言えます。そして、値段もこちらの方が多少高くなっています。しかし、初心者にはこちらの方がいいかも知れません。
ぺニースケートボード乗り方①基本の乗り降り
ここからは、ペニースケートボードの乗り方について紹介したいと思います。いざ購入したものの、乗り方がわからないと意味がありません。上手く乗りこなせなかったり、中々上達しない原因にもなるので、最初に基本を押さえておきましょう。
①ペニーのノーズ側から乗る
まずは、ペニースケートボードを止まってる状態にして、自分の体と平行になるように起きます。そして、ノーズ側から乗るのが基本的な乗り方になります。ノーズとは、デッキの前方の側のことです。その際に足をおく場所は、ビスの辺りが最適です。
②次にテール側に乗り安定させる
ノーズ側に足をしっかり置いたら、今度はテール側に反対の足を乗せます。テールとは、デッキの後方の部分のことを指します。そして、両足を乗せ終えたら、体全体を使ってしっかりと安定させるのがポイントです。ここで、バランスを保ってしっりと止まるようにしておかないと、乗りこなすのは困難になるでしょう。
③降りる時はテール側から
乗り方について言及したので、今度は降り方についてです。降りる時は、乗る時に足を乗せたのとは反対の順番で下ろしていきます。つまり、テール側に乗せた足をまずは降ろし、その後でノーズ側の足を降ろします。
自分のスタンスを見つけよう
次に紹介するのは、スタンスについてです。スタンスとは、簡単にいうと、体をどちらに向けて乗るのかということになります。大きく分けて、右足が前のグーフィースタンスと、左足が前のレギュラースタンスがあります。最初は、両方のスタンスで試してみて滑りやすいと感じた方を自分の基本的なスタンスにするのが良いでしょう。
ペニースケートボード乗り方②プッシュ
ここでは、ボードに乗った後の走行の際に一番重要になってくるプッシュについて説明したいと思います。プッシュとは、ボードに乗った際に片方の足で地面を大きく蹴り、ボードを走らせるテクニックです。これができないと、ボードで走行することはできないので、とても重要な基本要素です。
①テール側の足でプッシュする
基本的には、テール側に乗せた足で地面を大きく蹴りだします。この際に大事なのが蹴る前に足を前方に大きく振り上げることです。蹴る地面の位置は、体の真横ぐらいを意識します。地面を蹴る際には、足はしっかりと最後まで伸ばし、ボードを押し出すことを意識してください。
そして、もう片方の足は、片足でボードに乗っているため、体重をしっかりとかけて体を支えるようにしてください。上記の動作が全てできて、ボードを加速させることができたら、プッシュした足をボードに戻します。そして、速度が落ちてきたら、また繰り返すという流れになります。
②ノーズ側の足の向きも変わる
次に注意するのが、プッシュをしている際のノーズ側の足の向きです。乗る時は、デッキと垂直になるように起きますが、プッシュの時には、デッキと平行になるように足の向きを変えます。これにより、蹴り出しが行いやすくなります。
ポイントは前方をしっかり見る
プッシュの際のポイントは、前をしっかりと見るということです。最初はやはり怖くて足元を見てしまいがちですが、前傾姿勢になり、前方をしっかりと見据えることが、上達への大きな鍵になります。しっかりと練習してみましょう。
ペニースケートボード乗り方③ターン
上記で紹介しましたプッシュを習得したら、今度はターンの練習です。このテクニックはボードに状態のまま左右に曲がる時などに使用するテクニックです。これができるようになると、街乗りをする際などに危険の防止にも繋がりますし、より楽しみ方の幅が広がります。
①ターンしたい方向によって重心を移す
まず、基本的な動作としては、曲がる方向に重心を移すということになります。例えば、背中の側に曲がりたいなら後ろに重心を、お腹の側に曲がりたい時は、前方に重心を移すということになります。この時に重要なのが、膝はしっかりと曲げて重心移動を行うという点です。
②曲がりたい方向をしっかり顔を向ける
次の大きなポイントは、曲がる方向にしっかりと顔を向けて目線を保つということです。これをしっかりと行うことによって、自分の曲がりたい方向にイメージした通りにターンを行うことができます。下を向いてしまわないように注意しましょう。
③慣れてきたらスラロームをしてみよう
上記の二つのポイントをしっかりと行えるようになり、慣れてきたらスラロームに挑戦してみましょう。スラロームとは、スノボーなどでも有名ですが、左右に断続的にターンを行い減速するテクニックのことです。これができるようになると、坂道を下る場合でも危険を回避して気持ちよく滑ることができます。
ペニースケートボード乗り方④チックタック
次は、ケートボードでもお馴染みのチックタックというテクニックです。これは、ボードを左右に断続的に振り下ろすことで、プッシュなどを行わずに滑り続けるテクニックです。デッキの前の部分を振り下ろし、後輪の回転を使いながら進むのが基本的な原理です。
①チックタックは4ステップ
チックタックには、基本的な4ステップの動作があります。まず、後ろの足をデッキの反り返の部分に置きます。前方の足はビスの部分に置き、足の感覚を広く保ちます。次に前輪を少しだけ浮かします。そして、左右のいずれかに振り下ろします。次に、今度は反対側に素早く振り下ろします。これを繰り返しながら、前に進んでいきます。
②ポイントは上半身と下半身が反対方向を向く
このテクニックのポイントは、体の使い方にあります。最初に、振り下ろす前に腰を使い上半身を振り下ろす方向に向けます。そして、振り下ろす瞬間には、上半身は捻るように反対方向に向けます。これを断続的に行うことによってスムーズに左右に振り下ろしを行うことができます。
ペニースケートボード乗り方⑤段差を降りる
最後に紹介するのは、段差を降りるテクニックです。これは、少し怖いように思われる方が多いかも知れません。しかし、実際に街乗りなどを行う際には、平坦な道が続くとは限りません。街中にはたくさん段差もあるので、この技術は覚えておくべきでしょう。
①降りる瞬間はノーズを浮かす
段差を降りる際にポイントなのが、降りる瞬間にデッキの前方部分にあたるノーズを浮かすことです。これを上手くこなすためにもボードの上でしっかりとバランスを取れるようになっている必要がありますので、練習しましょう。
②前後のウィールが接地したままではNG
このノーズを浮かす理由としては、前後のウィールが接地したままで段差をおりてしまうと、ノーズの部分が着地と同時に地面につっかえてしまうからです。これを抑えておかないと、大変危険な結果を招きますし、上手く段差を降りることもできません。
③段差を降りれれば街乗りができる
この段差を降りるテクニックを習得できると、街乗りができるようになります。平地での走行に加えて、街には段差も存在しますが、それらに出くわしてもなんなく滑り続けることができるようになるでしょう。