先ほども紹介したライトゲーム、バスフィッシング、ルアーシーバスやオフショアでのライトジギングなど、どの様な釣りのスタイルにも高いレベルでのパフォーマンスを実現しているリールといえます。
存在感が薄く, 他の製品に埋もれてしまっている
ダイワからリリースされている他の汎用スピニングリールと一線を画すデザインもさることながら、先進のダイワテクノロジーを採用しているにもかかわらず、その特徴が知られていないのは事実です。
今現在エントリ-モデルを使用されている方はもちろんのこと、実際に使用してみると、その存在価値に気づくには十分すぎるほどのリールであると思います。ぜひ一度は店頭でも手に取ってもらいたいと思います。
アルミマシンカットデジギヤ
17セオリーではフラッグシップモデルに相当するアルミのマシンカット製ギヤを採用しています。それが回転を、すごく滑らかなものにしているのです。
普通のギヤとは製造のやり方が違うのもあるのですが、さらに出来上がったギヤの表面の極薄い部分を削り取る、磨き上げるようなことをして表面を整えることによって、フラッグシップモデルに劣らない回転性能、巻き感度を実現しているのです。
このギヤの精度による巻き感度の良さこそが、流れの変化を掴みやすかったり、前アタリがわかるなどといった今までには捉えにくかったアタリを明確なものにしてくれて、釣果アップに繋がること間違いなしです。
信頼性やコストパフォーマンスは高評価
17セオリー対する信頼性とコストパフォーマンスに関しては、どのブログ記事や雑誌等を見ても評価されていると思います。
そのオールマイティさゆえに、特筆したものといえば軽量化ばかりが目立ってはいるのですが使用されているベアリングの数やハンドルなどを見ても、 他の汎用リールと比べればかなりのコストパフォーマンスの高さを感じられます。
ボールベアリングの追加
ヘッジホッグスタジオなどからもリリースされているキットを使えば、17セオリーにさらにボールベアリングを追加することができます。
ボールベアリングの追加の部位
ラインローラー部が2BB化にできリールの軽さが特徴である17セオリーではライトゲームでの使用も多いと思いますのでトラブルのリスクを、さらに減らすという面でかなり良いチューニングだと思います。
他にもハンドルノブにボールベアリングを追加することができます。スプール内にもボールベアリングを搭載でき全部で12BB化ができます。これは上位機種にも変わらない、さらなる回転フィーリングも体験でき、満足なリールに仕上がること間違いなしです。
ダイワセオリーのモデル別のインプレッションは?
ダイワ17セオリーの様々なモデルがリリースされていますので、ここではモデル別インプレッションを詳しく解説していきたいと思います。特に小型のモデルなどは、同じくダイワから発売されている月下美人シリーズとも相性はいいので、こちらもご参照ください。
1003, 2004などの小型モデル
1003, 2004, 小型について、まず説明していきたいと思います。主にライトゲームの使用に特化したモデルといえます。ここ数年でタックルの軽量化が進み、非常に軽くなっているために先重りを感じることが少なくなっていると思います。
そのため極小のアタリや軽量リグの変化も感じやすく、またアワセも瞬間的に軽く入れれるようにタックルバランスを手元に持ってこれるのも、このモデルの特徴です。
2508PE-DH,2510PE-Hなど小型と中級の間のモデル
2508PE-DH、2510PE-Hについて説明していきたいと思います。DHとはダブルハンドルの事でエギングなどで活躍しているモデルなので普段から使われいる方にはおススメです。
このサイズのモデルになるとアジングなどでもメタルジグを使った釣りやキャロを使った釣りにラインキャパとしても最善のモデルと思います。ハイギアモデルもありますので強風の日などでもラインの巻き取りが早く、とても重宝します。
2506, 3012Hなどの中型モデル
2506, 3012H, 中型 について説明していきたいと思います。バス釣りは、もちろんのことシーバス、エギング、一つテンヤや、ロックフィッシュゲーム、さらには昨今の流行であるライトジギングなどにもラインさえ巻きかえれば用途は色々とあるモデルです。
3500PE-H, 4000などの大型モデル
3500PE-H, 4000, 大型について説明していきたいと思います。このモデルになると対象魚も青物やヒラスズキなど引きの強い魚などになってきます。
もちろん、オフショアの釣りにも最適なモデルになってくるため、ここでもジギングなど一日中ロッドを振り続けるような釣りにもリール本体の自重の軽さという恩恵を受けると思います。不意の大物にも対応できるATDなども信頼して、ご使用になれると思います。
メーカー発表のダイワセオリーの不具合の詳細は?
メーカー側が発表した不具合の報告の詳細について解説をしていきたいと思います。
http://www.daiwa.com/jp/fishing/news/important/1245649_4164.html
一部モデルのストッパーに不具合が発覚
2017年発表されたリールの中でも特に注目を集めたと思われる17セオリーですが一部の釣り人には、とても残念なお知らせがあります。それは、ストッパーに不具合を抱える商品が一部存在することが判明したそうです。
その一部の商品というのが17セオリー2004, 2004H, 3012H, この3モデルです。軽さをうりにしていただけに、特に人気のありそうなこの3モデルに不具合がでたのは悲しいですね。
ただ、それを隠したりせず早急に発表したのは好印象が持てるのではないかなと思います。不具合があるかもしれないモデルをお持ちの方はダイワが不具合の有無を確認してくれるとの事なので、購入したショップか近隣のダイワ製品を扱っているショップ経由でダイワに送りましょう。
現在店頭に並んでいる製品は, 既に点検済み
初期生産の3モデルでは、一部不具合のでた17セオリーですが今現在、店頭に並んでいるモデルは既に点検済みなので安心してご使用になれます。
ダイワセオリーをあえて選ぶ価値は十分ある!

不具合もあった17セオリーですが、ここまで記事を読んで頂いた方にはお分かりだと思いますが、リールの自重も最軽量クラス、デザインもブラックを基調として随所にゴールドが入っていて高級感があり、マグシールドやATDなど多彩なダイワ独自のテクノロジーもふんだんに盛り込まれたリールです。
そのリールが実売価格2万円台前半から半ばという値段で買えるというのは、やはりコストパフォーマンス抜群なので、使って頂きたいリールです。17ダイワセオリー、ぜひご検討下さい。