ダイワセオリー徹底インプレッション!モデル別の評価や不具合の詳細も!

ここでは、ダイワセオリーの特徴について詳しく解説していきたいと思います。

ダイワセオリーの特徴① 軽量性と堅ろう性とを両立

今までのダイワの技術では、どうしても軽量性を求めると耐久性に問題が生じてきました。それを可能にしたのが今回の17セオリーです。ここでは、そのダイワ独自のテクノロジーについて解説していきたいと思います。

イグジスト超えの軽量性

番手によってはダイワのフラッグシップモデルであるイグジストよりも軽い自重になっています。リールの軽量化とは、リールを選ぶうえで、わかりやすい指標の一つなので、最重要視してきた感じがします。それにしてもフラッグシップモデルのイグジストよりも軽量というには、とても驚きです。

軽量性と堅ろう性との両立は困難

今までのダイワにリールでは頑丈さ、耐久性を求めると、どうしても重量が重くなるのは仕方がなかったのです。これはダイワだけでなく他の釣り具メーカーでも同じ事がいえます。それがダイワ独自の新技術により剛性と軽量化の両立に成功することができたのです。

先進テクノロジー採用素材が課題を克服

ローター革命とも言うべき構造を持つエアローターです。特異な形状の最適リム構造により負荷を分散させることで、従来と同等の強度で大幅な軽量化を実現しています。その結果、ローターバランスも向上し、レスポンスの良い回転をもたらします。

ザイオンとは高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂で、重量比強度でマグネシウムを上回るという、不可能を可能にした素材です。高剛性かつ軽量で、さらに金属と異なり腐食に強いという理想的な特性を活かしてリールの主要部品に採用されています。

ダイワセオリーの特徴② 初期性能を 長期間維持

リールだけではなく、車や自転車などでもそうですが価格を問わずに買ってすぐが最も性能が高いのですが、その初期性能をどれだけ持続させれるか、それはメーカー側や、アングラー側にとても重要な事なのです。

経年による性能低下は無視できない

初期性能は時間の経過ともに、ただ使用していくだけでも摩耗や摩擦などでリールのパフォーマンスを低下させるのは致し方ないことなのです。

それに加えて、ソルトフィッシングなどにおいては、波しぶきや、砂や誇りを含んだ潮風にさらされたりと、リールが過酷な状況下で使用されることも多いと思いますので、メンテナンスをしていても性能低下は無視できないものだと思います。

マグシールド

そこで登場したのが長年の研究の末にダイワが開発したテクノロジーのマグシールドです。それまでのダイワのリールには随所にゴムパッキンを入れて防水機能を施していたのですが、それではどうしてもリールの回転軸とゴムパッキンとの摩擦が抵抗となり、ハンドルが重くなるという弊害がありました。

それを解決してくれたのが磁性流体(マグシールド)です。このマグシールドの登場により摩擦のない軽やかな回転と防水、防塵、海水のリール内部への侵入を防ぐことに成功したのです。

ザイオン製エアローター

ザイオンとエアローターについては、先ほども紹介しましたが、そのザイオン製のエアローターにマグシールドが加わる事でローターの防水性能は高まり、軽量化も増しました。その結果、釣り感度の向上はもちろんのこと、リールの耐久性も手にしたのです。

ダイワセオリーの特徴③ 「ATD」テクノロジーを採用

ここではドラグについて説明していきたいと思います。魚が掛かっているときの魚の引きで、使用しているラインが滑り出してラインが切れることを防いだり、また無理に魚を寄せてくるのではなく、弱らせて寄せるのに、とても重要な部分がドラグなのです。

ドラグ性能は, やり取りにおける最重要要素

魚とのやり取りにおいて、ラインの滑り出しがいいというのは、パワーのある不意の大物をかけたとしてもラインブレイクに臆することなく安心して細いラインで魚と対峙していけるという事です。

細いラインを使えるという事は、ルアーの飛距離が伸びたり、魚に見切られにくくなったり、潮や風の影響を受けにくくなったりとメリットがたくさんあるのです。

高いドラグ性能は伊達じゃない

そこで登場したのがダイワが独自に開発したテクノロジー、マグシールドに並ぶATDと言われるオートマチックドラグシステムです。

これまでのイイドラグというと滑らかにラインを放出し魚を暴れさせないものでしたが、その反面フッキングの際に魚の口にしっかりと針を食い込ませることができませんでした。

ATD搭載のセオリーでは、その問題を解決し、フッキング時にはしっかりとドラグ力が向上し針を魚の硬い唇にも貫通させる力を持ち、急な魚の突っ込みにも対応する柔軟さも兼ね備えています。このドラグシステムの発達により、より細いラインでの釣りも可能になりました。

ダイワセオリーの特徴④ 使い勝手の良さを追求

ここでは、マグシールドやATDと言ったよく耳にするテクノロジー以外にもダイワが開発した、より快適にルアーフィッシングを楽しむために17セオリーというリールに搭載されている機能について説明していきたいと思います。
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